黒田健史の「いろはにほへと」 https://kenshikuroda.com kenshikuroda.com Thu, 14 Mar 2024 10:12:26 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.2.4 https://kenshikuroda.com/wp-content/uploads/cropped-713a3baa80a64baf505b6b4783394cf9-32x32.jpg 黒田健史の「いろはにほへと」 https://kenshikuroda.com 32 32 156462157 サカマタシャッドが慢性的に品薄(汗) https://kenshikuroda.com/lureno_iroha/30372/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=%25e3%2582%25b5%25e3%2582%25ab%25e3%2583%259e%25e3%2582%25bf%25e3%2582%25b7%25e3%2583%25a3%25e3%2583%2583%25e3%2583%2589%25e3%2581%258c%25e6%2585%25a2%25e6%2580%25a7%25e7%259a%2584%25e3%2581%25ab%25e5%2593%2581%25e8%2596%2584%25ef%25bc%2588%25e6%25b1%2597%25ef%25bc%2589 Thu, 14 Mar 2024 10:12:26 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=30372 先日、キープキャストで新しく出るサカマタシャッド2インチ(もちろんFECO登録済)をお願いして、帰ったら既に浜松に届いていました(いつも感謝)! 熱望していた方も少なくないと思います。 そんなサカマタシャッド兄弟なんです […]

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先日、キープキャストで新しく出るサカマタシャッド2インチ(もちろんFECO登録済)をお願いして、帰ったら既に浜松に届いていました(いつも感謝)!

今シーズンのリザーバーやスモールで火を吹きそう!

熱望していた方も少なくないと思います。

左4インチ、右2インチ。

そんなサカマタシャッド兄弟なんですが、不思議なことに年々手に入り難くなっています(汗)
実はそれは私たちデプス契約プロも同じで、凄い大量に作ってもすぐにメーカー在庫が無くなるので社員さんが倉庫に入り次第『在庫が売れて無くなる前に欲しい方は早めに連絡下さい』ってインフォメーションするほど。
もちろん発売当時から人気ソフトベイトだったんですが、発売後琵琶湖に始まり、今では全国フィールドを選ばず、そして皆さんご存知の通り北米でも凄い人気でなかなかカラーを選んだりしたら買えないって状況が続いています。

私も発売からずっと愛用しています。

最初はノーシンカージャークで有名になったサカマタシャッドですが、その後ジグヘッドでのミドスト、私はチャターのトレーラーなんかでも多用します。
たぶんサカマタシャッド『=6インチ、5インチ』のイメージが強いと思うんですが、地味に一昨年くらいから『4インチ』を使っているアングラーが増えていて、4インチの小魚形状ソフトベイトってかなりの種類があるんですが、ジワジワと定番の6インチ、5インチを喰いそうなくらい愛用者が出てきているのが4インチだと思います。
琵琶湖では出番少ないかもしれませんが、それ以外だとかなり手放せない。

ってことで大量に送って頂いたんですが・・・

先週、私が七色のプリプラ中に『今春分のサカマタ5インチ、4インチが倉庫に入ったから欲しい人は早めに連絡を!』って社員さんから連絡が来ていたんですが、七色プリプラ〜キープキャスト〜ロッドテストがあったので夜もバタバタしていて一週間くらい放置していたんですね。
で、昨日早速オーダーしようとしたら既に良い色はいくつか無くなってた(涙)
作ってる数を知ってるだけに『え?もうそんなに無くなってるの?どうして?』ってくらいのスピード(汗)
更に、私が必要数を打ち込んでいる間にも。

142番は私が一番好きなアユカラーね。どれだけリアルタイムで無くなるのよ(汗)

北米でウィニングカラーになったワカサギはもちろん、アユも既にメーカー欠品です(汗)
たぶん最近人気の4インチのここらへんのカラーもすぐに無くなると思います。
年間何度か作るとはいえ、人気カラーは店頭からもすぐ無くなるのでもし見つけて今季使いたい方は多めにストックすることをオススメします。
デプス契約プロも一冬待ったくらいなので(汗)

私も好きだし、人気もあるカラーはここらへん。これに一番人気のワカサギが競争率が高い。

5インチに関してはワカサギもアユも手持ちゼロだからデッドシャッドで代用しつつ見付けたら私も買います(笑)

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MDザンバーノ115SP https://kenshikuroda.com/lureno_iroha/30194/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=md%25e3%2582%25b6%25e3%2583%25b3%25e3%2583%2590%25e3%2583%25bc%25e3%2583%258e Wed, 13 Mar 2024 11:18:03 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=30194 今年、シマノからMDザンバーノ115というジャークベイトが発売されます。 私の大好きなレンジピッタリのルアー。今月発売です。 ジャークベイトって『アクションが〜。ダート幅が〜。』とよく言われますが、個人的に最重要だと思っ […]

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今年、シマノからMDザンバーノ115というジャークベイトが発売されます。
私の大好きなレンジピッタリのルアー。今月発売です。

私の大好きなジャークベイトの一番欲しい2mダイバーモデル。

ジャークベイトって『アクションが〜。ダート幅が〜。』とよく言われますが、個人的に最重要だと思っているのが『潜行深度』です。
私の場合は特に今みたいな低水温期に使うことが多いSPモデルは個人的にはアクションの数倍『潜行深度』でルアーをローテーションします。
これはミドストなんかで『ルアーアクションよりジグヘッドウェイトを変えたり、重要視する』のと全く一緒で、ミドストでルアーはそのままだけどウェイトは軽くしたり重くしたりを日々皆さんするのと全く同じ考え方です。
もちろん、アクションの優劣は多少あるのかもしれませんがロッドで操作するタイプのルアーである以上、そのアクションは実際のところ千差万別のはず。
それよりも潜行深度。これは人によって大差ありません。だからこそルアーが何か(どれぐらい潜るか、潜らないか)が重要。
過去記事にも私なりのジャークベイトローテーション(深度別)を書いたことがあります。

私の最も良く使うジャークベイトはワンテン+1。

ご存知の方も多いと思いますが、私が最も良く使うジャークベイトはメガバスのワンテン+1です。
最も人気のあるワンテンではなくそれより少し深く潜る+1モデルです。
このワンテン+1ですが、2011年のメガバス契約後、最初にテストに参加させて頂いたルアーで、同時に開発していたのがシャッディングX。なのでこの2つのルアーには色々な思い出があります。

右からオリジナルワンテン、同+1、一番左は日本未発売のワンテン+2。

実際の潜行深度でいくと、オリジナルワンテンは1〜1.2mくらいが平均です。
一方の私が多用するワンテン+1ですが、オリジナルワンテンに比べてそれなりに長いリップが付いているのでそれなりに潜ると思われがちですが、実際のところはオリジナルワンテンより若干深い1.5〜1.8mほど。
実際には1.8mをコンスタントに叩くにはかなり巻きをメインにせざるを得ず、使いやすいのは1.6m前後といった感じ。
ワンテン+1はそれなりの先行角度で潜ろうとするのですがとにかくジャークで浮き上がりやすく、正直なところジャークをしまくるとオリジナルワンテンと大差ない水深で泳いできます。
もうかれこれ10年くらい『あと50cm潜るワンテンが欲しい』と思い続けてきました。

そして、北米だけではありますが、数年前にワンテン+2が出てすぐさま買いましたが・・・これが2.5mくらい潜る(汗)
実際私が最も春に使いたい1.8〜2.3mくらいが見事に抜けているのが現状でした。
ちなみにOSPのヴァルナなんかがここに引っ掛かる(2m弱)んですが、先行角度が緩いので(フラットなら良いけど、ストラクチャーを絡ませるとどうしてもフックが掛かりやすい)フラットを広く探るのに向いています。

分かり易いですね。だから作りました。

今後、ワンテン+1.5が出ることは・・・おそらくない。
と思い、ワンテン+2が深いことを確認した2年ほど前から開発をスタートさせました。
最初の頃はワールドミノーMD115って名前でした。

シマノのHPには便宜上こう書かれていますが、実際に欲しかったのはワンテン+1よりちょっと潜る実質の+1.5です。

正直、ジャークベイトはメガバス時代からワンテン+1含めて何度かやってきたのでそれほど難しくなく。
注意したのはジャーク時のフロントフックへの糸絡み(一日投げ切って1.2回です)と、何より潜行深度。

右からワンテン+1、MDザンバーノ115、ワンテン+2。

ワンテン+1のリップの完成度は高いからそれも意識しつつ。アクションも意識しつつ。
1.5〜1.8mのワンテン+1に対して、使い分けられるように1.8〜2.2mを狙って作りました。
過去に自分たちがやったルアーをベンチマークにする場合はオマージュというのでしょうか(笑)

最終こんな感じに。

MDザンバーノは特にアクション時の浮き上がりが少ないので任意のレンジまで入れたら連続ジャークをしても大幅にレンジは外しはしません。更に手前10m弱まではレンジをキープしてくれるのでレンジを刻みたい人には物凄く優秀だと思います。

晩秋から・・・

初冬のロケでは大活躍でした。口の中にルアー入らない季節はやっぱり手放せない。

正直なところ、1.5mレンジまでをコンスタントに通したいなら今まで通りワンテン&ワンテン+1のローテーションで十分です。
そこから『もうちょい2m弱までは潜ってくれれば』とか『ショートキャストでもうちょい急潜行してくれれば』とか思っていた方には是非使って頂きたいです。

ジャークベイトをあまり使わないって方だけじゃなくて、私みたいに『良く使うからこそこの空白の2mを埋めるものがない』と思っていた方に使ってみて欲しいです。

ずっと2mダイブのジャークベイトは作りたかった。必需品だから。

私がワンテン+1を良く使うのはちょっと調べれば分かるし、それを書かずに『新しいルアーを作りました!』的な話に終始するのはダサいので正直に書きました(笑)
人によっては『ちょっと潜るパクリ』と思うのかもしれないけど、元ネタを作ったメンバーで作ったちょい深い版なのでお許しください。
見た目もサイズ感もほとんど同じなのにドヤ顔でプロモーションするより『アレのちょい潜る版が欲しくて作りました』って正直に言う方がサッパリしていて良いでしょ。
是非、今シーズンから皆様のBOXに加えて頂けましたら幸いです。そして何よりもワンテン+1ユーザーに『これメッチャ欲しかった!』って思って貰えたらそれが一番嬉しいです。

オマケ!

1091カラーでオリカラが出ます。

まだ発売していないMDザンバーノ115なんですが、既に1091オリカラが決定しています(汗)
発売は5月(予定)なので(MDザンバーノ自体は3月発売)、最も活躍するのは来春になってしまうと思いますがこちらもチェックしてみて下さい。
ちなみに私が最も欲しい2色を作る為に1091カラーで無理やりちょっとだけ作って貰ったのでもう二度と作られないと思います(笑)
ちなみにどちらも私がワンテンシリーズで塗っていた限定の人気色でした。
※1091オリカラのお問合せは府中屋さんまでお願いします。

スポーンチェリー。名前もそのままです。

シークレットシャッド。これも名前そのままでカナタなんかのジャークベイトにも塗っていました。

あともう一色限定カラーがあって、こちらは私のオンラインサロン限定販売です。

透ける赤。レッドフラッシャー。サロン限定販売です。

本当はレッドホットフラッシャーが正式名称なんだけど文字数制限があってレッドフラッシャーに(汗)

そんなこんなで私の欲しいジャークベイトシステムがこれで完成しました。
是非、今春皆さんの戦力にして下さいね。

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キープキャスト https://kenshikuroda.com/nongenre/30187/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=%25e3%2582%25ad%25e3%2583%25bc%25e3%2583%2597%25e3%2582%25ad%25e3%2583%25a3%25e3%2582%25b9%25e3%2583%2588 Sun, 10 Mar 2024 11:13:53 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=30187 昨日、今日のスケジュールで開催されたキープキャスト。 まずはご来場頂きました皆さまありがとうございました。 二日間シマノブース、デプスブース、メインステージとトークショーを沢山させて頂きました。 毎年書きますが、やはり地 […]

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昨日、今日のスケジュールで開催されたキープキャスト。
まずはご来場頂きました皆さまありがとうございました。

今回もシマノブースにお邪魔していました。

二日間シマノブース、デプスブース、メインステージとトークショーを沢山させて頂きました。

バスの話も、ソルトの話も、ラインの話も山盛りな二日間でした。

そして今回も春華堂さまにご協力頂き、うなぎパイを両日共に100枚づつお配りさせて頂きました。両日完売!!

毎年書きますが、やはり地元でのショーはまた別感覚です。
また来年この場に立てるように1年間精進して参ります。

さて明日からはまたしばらく現場で自身のスキルアップ&テストです!

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七色プリプラ中 https://kenshikuroda.com/nongenre/29921/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=%25e4%25b8%2583%25e8%2589%25b2%25e3%2583%2597%25e3%2583%25aa%25e3%2583%2597%25e3%2583%25a9%25e4%25b8%25ad Thu, 07 Mar 2024 12:24:13 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=29921 今週は月曜日を移動日にし、火曜日から七色ダムにてTOP50シリーズ初戦のプリプラクティスを行っています。 春の七色ダムは今回で3回目。 なんとなく雰囲気は分かっているので、季節感を感じながらひたすらテクニック磨きです。 […]

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今週は月曜日を移動日にし、火曜日から七色ダムにてTOP50シリーズ初戦のプリプラクティスを行っています。

今回の相棒はもちろんステーサー400SF!

春の七色ダムは今回で3回目。
なんとなく雰囲気は分かっているので、季節感を感じながらひたすらテクニック磨きです。

初日の雨はとにかくキツかった(涙)

晴れたら湖上サラダ。

夜は安定のほくしょうで!

そんなこんなで既に3日が経過し、明日午前中だけ練習して昼過ぎからキープキャストに向けて名古屋まで移動です。

湖上では小森さんとSHADING-X談義で盛り上がる(笑)

昨年、SHADING-Xはモデルチェンジしたんですが、小森さんと初代は一緒にテストしたり、ロケしたりしていたので『懐かしいっすね〜』なんて話していたら『黒田もうアレ12年も前だぞ。今年と同じ卯年だった』と言われてビックリ。確かに2012年のはず。まじビックリ。

いつものことですが、毎日気付きや変化を書き記していっています。

今年ももちろんバッシングロードさんにお世話になっています。

明日ラスト1日!

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29921
SPEAR20-SS スピア20-SS https://kenshikuroda.com/hookno_iroha/29752/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=spear20-ss-%25e3%2582%25b9%25e3%2583%2594%25e3%2582%25a220-ss Mon, 04 Mar 2024 12:49:09 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=29752 今年のシーズンオフは自身の環境変化でバタバタして気付けば3月も数日が過ぎてしまいました。 人生の中で最も短く感じたシーズンオフ・・・というか、1月2月はシーズン中より忙しかったです(汗)今月からは通常運転!少し減っていた […]

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今年のシーズンオフは自身の環境変化でバタバタして気付けば3月も数日が過ぎてしまいました。
人生の中で最も短く感じたシーズンオフ・・・というか、1月2月はシーズン中より忙しかったです(汗)今月からは通常運転!少し減っていたブログ更新も頻度を上げていきます。
コツコツとボート関連は準備していたので、土日で釣具を一気に準備して本日は移動日。明日から七色ダムで初戦へ向けた練習開始です。

昨晩久々の準備はメチャクチャ時間掛かりました(汗)

さて、本格シーズンイン間近ということで、毎年毎年この時期に書いているジャークベイトのフックについて本日また書いておきます。
ジャークベイトフック過去記事はコチラから↓↓↓
※2022年、2023年の春の記事ですが、更にそこからジャークベイト深度別使い分け(黒田ver)に繋がるので無限に読むものが続きます(笑)

先日初回放送だった釣りビジョンの年末ロケでも活躍してくれた低水温期のジャークベイト。

私の場合は特に春のジャークベイトで立木やオダ、ウィードなんかのカバーを攻めることが多いのですが、当然『中層で止めること』を物凄く大切にします。
『低水温期だからスローな魚に止めて見せて〜』的なことが良く謳い文句にされますが、個人的にはそれよりも上記したようにストラクチャー周りを攻めるのでそもそも『沈む=引っ掛かる』のが凄く嫌です。良い場所、特に春に魚が上がって来るような場所って多くはないから極力、こういったミスは減らしたい。
なのでジャストサスペンドはあまり気にしていなくて、むしろフロロの重さを加味してスーパースローフローティングくらいが私の好みです。

今月発売のMDザンバーノも是非お試しください!

ただそうは言っても問題もありまして。
純正フックが軽過ぎて何に交換しても沈んでしまうジャークベイトが世の中には存在します。
たぶん皆さんご存知だと思うんですね。

そんな中でも特に有名なのが、言わずと知れたこのアウトバーブのフックが付いているメガバスのワンテンシリーズなんですが。

それこそなんとかしようと、以前私がメガバス在籍時には塗装を薄くして、リングを小さくして浮力を確保した『ワンテンレーシング』なんてのも作ったんですが、既に廃盤だしカラーも重ね塗りできないから薄く単調なものしか塗れませんでした。箔とかも無理。

ちなみにこのアウトバーブの通称カツアゲフックと呼ばれるフックですが、どれくらい軽いかといいますと。

概ね0.34〜0.35gです。かなり軽い。

だいたい#6のブラックバス用フックって0.45〜0.50gで、ちょい太くなると0.55gくらいが一般的です。
つまり3本(スリーフック)合計すると0.4〜0.5gくらい重たくなる。小さなネイルシンカー1つ分。そりゃ沈みますよね。
ただこの純正フック、正直好みがかなり分かれるフックで私はかなり苦手です。ミスが増える。
トラウト用やライトソルト用なんかの完全な細軸にすると、基本ベイトで扱うルアーだから今度は強度が足りない。
なんとかしたいけど適合するフックが無い。そんな状況が長年続いていました。

そこで数年前にBKKで『普通軸と細軸のちょうど中間で、更に重量が軽いトリプルフック』を作りました。

スピア20というシリーズ。サイズは#12〜#2まで。ゴールドのパッケージ。小型プラグからちょっとしたビッグベイトまで適合。

BKKにはスピア21という『ブラックバス用レギュラーフック』があります。
クセの少ないラウンドベンドに普通軸のオールマイティに使えるフック。

私も最も良く使うのはオールマイティなスピア21。ブルーのパッケージ。もちろんフッ素コート仕様。

スピア21自体は#18(35mmルアーに2個付けられる)から#5/0(300mm超のルアーに3個)という脅威のラインナップなオーソドックスど真ん中トリプルフックなんですが、全く同形状で細軸までいかない普通細軸くらいに仕上げているのが上記のスピア20です。

この中の#6はワンテンシリーズに取り付けても『沈まない』重量に合わせ込んで開発されています。

スピア20#6はワンテンシリーズを沈めない0.34gが基準。製品誤差は0.340〜0.342gの0.02gほどです。

元々、スピア20はシャッドやミノーをベイトフィネスやPEスピニングで扱うことを考えて開発されていて、一昔前の『小型プラグ=スピニングでモノフィラライン』前提で作られた細軸フックでは弱過ぎる(でも普通軸では強過ぎる)ってのを解消するために作りました。
#12〜#8はそんなミノー、シャッド用だったんですが、#6に関しては完全に『浮力調整がシビアなスリーフックジャークベイト』を強く意識してのラインナップです。
#4、#2は同様のジャークベイトやビッグベイト。

昨春の魚。良く見るとフロントフックは少し伸びてる。これもスピア20だけど伸び切るとか、バラすとかは皆無です。

もちろん一般的な細軸よりは太い普通細軸とはいえ、普通軸よりは細いのでやはり伸びます。
ただ致命的に伸びるとかは無いし、伸びても魚がキャッチできるレベル。細い分刺さりは良いので刺さり切ればまず伸びません。

ってことで、今春分のワンテンのフックを全てスピア20に交換です。たまに『貰ってるんですよね?』とか言われますが、契約終了後は当たり前ですが買ってますからね(笑)

トリプルフックのスリーフックジャークベイトは針が多い分、当然根掛かり易いです。
沈むようになってルアーロストしたり、魚をバラしてミスするくらいなら是非、交換をオススメします。
書いてきたワンテンシリーズはもちろん、他のジャークベイトにももちろんオススメです。

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W車検 https://kenshikuroda.com/boat_gyotanno_iroha/29489/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=w%25e8%25bb%258a%25e6%25a4%259c Wed, 28 Feb 2024 08:47:35 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=29489 事務所を新しく借りて、確定申告も無事終わり、本日はなんとしても2月中に終えたい毎年恒例『トレーラー車検day』 今年も試合で使うチャージャー210にステーサー400の両方のトレーラー車検を一日で終わらせてしまう魂胆です。 […]

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事務所を新しく借りて、確定申告も無事終わり、本日はなんとしても2月中に終えたい毎年恒例『トレーラー車検day』
今年も試合で使うチャージャー210にステーサー400の両方のトレーラー車検を一日で終わらせてしまう魂胆です。

まず朝一はオープン8時半キッカリに保険屋さんで自賠責保険に加入。

思えばトレーラーのユーザー車検って何回目なんでしょうか(笑)
牽引を始めたのが19歳の時だったはずなので、この20年近くでたぶん40〜50回ほど行っているはず。
昔は分からないことも多くて、1日かけて一台でも不安でしたが、今となっては午前午後で一台づつやってしまう作戦です。

車検場のこの雰囲気だけは昔と変わらず(笑)

ボートオーナーさんは同意頂けると思うんですが、釣具の中でもボートって別格に大変です。
更にトレーラブルとなるとトレーラーも牽引車もあるから2倍大変。
高いのももちろんですが、検査や登録があること、名義物であること、もしトラブルが発生したら最悪命に関わることを考えると他の釣具とは比べ物になりません。

午前中に無事、ステーサー400用トレーラーが終了。

手慣れたもんなので検査場に居るのは30分から長くて1時間なんですが、駐艇場所から往復1時間と、何よりボートを降ろさないと車検を受けられないのでマリーナでリフトの上げ下げの方が時間を喰います。
概ね移動、載せ降ろし、検査を含めて一台3時間ほど。

午後にチャージャー210用も完了!

丸一日掛かったけど無事にW車検終了です。
これでシーズン中、釣りにだけ集中できます!
ちなみに毎年車検なので、この作業は毎年です(汗)

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『良い釣り道具』とは? https://kenshikuroda.com/tackleno_iroha/29066/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=%25e3%2580%258e%25e8%2589%25af%25e3%2581%2584%25e9%2587%25a3%25e3%2582%258a%25e9%2581%2593%25e5%2585%25b7%25e3%2580%258f%25e3%2581%25a8%25e3%2581%25af%25ef%25bc%259f Mon, 19 Feb 2024 12:29:06 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=29066 毎年このショーのタイミングで思うこと・・・というか、年々強まっている思いが一つあります。 『良い釣り道具』って何なんですかね。 昔の釣具って欠点も多く、明確に改善して欲しい箇所がありました。 今でこそ『日本の釣具=世界最 […]

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毎年このショーのタイミングで思うこと・・・というか、年々強まっている思いが一つあります。
『良い釣り道具』って何なんですかね。

24ツインパワーが出てもちろん良いリールなんですが、20ツインパワーも大差なく良いリールです。

昔の釣具って欠点も多く、明確に改善して欲しい箇所がありました。
今でこそ『日本の釣具=世界最高レベル』と評されますが、リールではシマノやダイワ、糸ではクレハや東レ、ヨツアミ、ゴーセン、針ではガマカツやオーナー針が1980年代から約半世紀掛けて築いてきた技術と実績だと思います。
ただ2010年くらいから技術や素材の進化は鈍化してきているのもまた事実で、これは別に釣具に限った話では無いと思います。

今回、大阪フィッシングショーで『ジョルタク』さんというYouTuberの方の撮影にご協力(質問に私がお答えする)させて頂く場面がありました。
動画内でも私自身が話していますが、ジョルタクさんは人気釣りYouTuberなんですが、失礼ながら私は存じ上げず、ショー終わりで様々な動画を見させて頂きました。
私とはまた違った形のマニアックな方でした(笑)

ジョルタクさん

皆さんご存知の通り、私は釣りを生業にしています。
プロと呼ばれる方の中には他に本職があったり、主収入が他にあるなんて方も沢山いらっしゃいますが、私の場合は収入の100%が釣りに関するものです。

そんな私にとって釣り道具は100%『仕事道具』であって、1%どころか0.1%や0.01%でも魚が釣れる可能性が上がるものが『良い釣り道具』です。
過去にたった2g差で優勝を獲得して、そのたった2g差での2位との賞金額の違いは200万円なんてこともありました。

そんなこともありました。

ただ、上記したようにどの釣り道具も完成度が高まり切っているここ10年くらいは、私が釣りの現場で感じる0.01%の違いなんかより、デザインを優先したいってアングラーが少なく無いのは当然だと思うし、今回偶然出会ったジョルタクさんのように完全にバラして工業製品的な視点から自分が使って満足できる釣り道具を楽しむって方も居て当然だと思います。

釣り道具って本当に不思議で、一番高いとされるリールでも10万円も出せば誰だって近所の釣具店で手にすることが出来ます。
これが例えば野球やサッカーであればトッププロのシューズやスパイク、バット、グローブは特注品で私たちには買うことどころか触ることすら許されないだろうし、釣り同様の道具の多いスポーツであるゴルフなんかもツアープロのクラブは特注品だと思います。
モータースポーツに目を向ければ、彼等の跨るマシンは数千万、数億円は当たり前で、私たちが日頃乗っているバイクや自動車がどれだけ高級なものでも比較の対象にはならないくらい特殊で『一部の人にしか扱えない物』だと思います。

釣り道具は皆さんが購入できるものと全く同じ物をプロや専門家達も使っています。

10年以上前までの釣り道具は根本としてもっと改善したい箇所が明確にあり、それを改善することが皆んなが共通に持つ主目的でした。
一方でどの釣具も実用レベルで大差が無くなった今は、ちょっとした意匠(デザイン)の違いや、スタイル(釣りの趣向という意味)の違いでの合う合わない『=良い悪い』と多くの釣り道具分野で語られるようになっている気がします。
本来、他スポーツ用品のように『プロにはプロ用を特注で』、『それとは別に汎用(販売用)を』と出来れば良いのですがそれはそう簡単ではありません。
そして実際には過去には沢山の『プロ用』が製品化されてきて、沢山売れて一般化したものだって少なくありません。
『レーシング』って入ったものは釣り道具の中には沢山あるし、凄い売れた物も沢山あります。しかしそれには何故か『耐久性』や『汎用性』が求められていつしか『名前だけのレーシング』になってしまったものも1つや2つではありません。

どうしてもプロ用と汎用を明確に分けられない以上、『プロが使うと高性能』『上手ければ使える』という意見や物は単視点過ぎると思うし、一方で『デザイン』や『性能よりも使い易さ』を最優先にする意見や物もまた単視点過ぎて違うと思います。

今の時代、限りなく相反するこの両面をメーカーに求めるのはかなり酷です。
書いてきたように性能重視の『プロ用』と、使い易さ重視の『汎用』を両ラインナップさせた方が早いのかもしれない。

ただ今現在、それをしていないのであれば両方が満足するものを目指しているし、私やジョルタクさんが大好きなシマノならやってしまう、やってくれると信じているんだと思います。

そんな激論を初対面のジョルタクさんとはさせて頂きました。
是非、ご覧ください。
ジョルタクさん。私の無理な要望をきいていただき本当にありがとうございました。また来年激論を交わせること楽しみにしています。

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環境を変えました。 https://kenshikuroda.com/kangaekatano_iroha/28909/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=%25e7%2592%25b0%25e5%25a2%2583%25e3%2582%2592%25e5%25a4%2589%25e3%2581%2588%25e3%2581%25be%25e3%2581%2597%25e3%2581%259f%25e3%2580%2582 Fri, 16 Feb 2024 09:55:34 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=28909 SNSでは少しネタにしたりしたんですが、色々とこれからの自分のことを考えて事務所を借りることにしました。 昨日まで仙台に居たのですが、今日のお昼に浜松に帰ってきて引渡しをしてもらいました。 色々と思うことがあり、昨秋くら […]

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SNSでは少しネタにしたりしたんですが、色々とこれからの自分のことを考えて事務所を借りることにしました。
昨日まで仙台に居たのですが、今日のお昼に浜松に帰ってきて引渡しをしてもらいました。

色々置いたり、入れたり出来るようなサイズ&設計にしました。

色々と思うことがあり、昨秋くらいから暇な時に物件をチェックしたりしていました。
私も気付けば30代後半なんですが、正直あまり長命な家系ではないのであと生きて約40年、その中での健康寿命は30年くらいだと思います。
これまでも自分の好き勝手やってきた人生なんですが、最近実はもう先はそこまで長くはないなと考えるようにもなってきました。

私は定期的(数年単位)に環境を変えないとその環境に慣れて怠けてしまう人間なので、残りの人生あまり長くはないこと、今の環境に甘えだしていることにここ数年は危機感を感じての行動です。
今現在、年間200泊超をホテルで過ごすので浜松に居るのは100日/年あるかないかです。
自宅でも過ごしながら、事務所も運用しながらとなると今現状の数字だけを見たらかなりの無駄です。
ただやっぱり最近、自分の活動が忙しいのを言い訳にルーティン化してしまっていること、何より自分が慣れてしまっているのをヒシヒシと感じています。

有難いことにプロとして生活出来て、様々なチャンスを日々頂いています。
今だけを切り取れば上手くいっているように思えます。

ただ時代が凄いスピードで過ぎゆく中で、この環境への慣れや環境への甘えは、同環境下では意識的に払拭したくても難しく、強制的に環境を変えるしかないという結論に至りました。
本来、多くのプロが似たような状況に陥った時、所属メーカーから独立したり、自分のブランドを立ち上げたりが慣例ではあると思います。
ただ私はあまり自身のブランドを欲しいと思わないし、何より今現在釣具メーカーとして所属させて頂いているシマノ、デプス、BKKの3社に好き勝手やらせて頂いているので不満があまりありません。
何よりも自分で始めても彼らの技術力を誰よりも知っているだけに、それ以上の釣具を生み出すイメージが全く湧きません。
『彼らとタッグを組んで色々企画をした方が面白い物が出来る』というのが自分自身を客観的に見た上での私のジャッジです。

2016年に前職のメガバスを退職し、2017年より今のスタイルでやってきました。この時も今回同様、自身の姿勢への危機感から環境を変えたい一心で長くお世話になったメガバスを出ました。
今回は7年間も大きく環境を変えずに甘えてきてしまいましたが、ここでまた新しいチャレンジのスタートです。

また綺麗事かもしれませんが、自分より若い世代に対して、アメリカに挑戦したり、自身のブランドを展開したりといった他のプロが行っているような『夢の魅せ方』以外も出来ればという気持ちも強いです。
私よりも釣りが上手いプロ、トーナメントで強いプロは沢山居ますが、私にしか出来ないこともあると信じています。

とはいえ皆さんから見える範囲内はすぐには変化なんかないと思いますが(笑)、また何か始めようと準備段階に入ったんだなと思って頂ければ幸いです。

また当ブログも気付けば15年が経ち、16年目に突入しました。
最近はもっぱらリアルタイム情報はSNSでの更新になりますが、これからも変わらずブログ、YouTube共に濃い内容をお届け出来ればと思います。

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憧れるのを辞めません。 https://kenshikuroda.com/kangaekatano_iroha/28239/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=%25e6%2586%25a7%25e3%2582%258c%25e3%2582%258b%25e3%2581%25ae%25e3%2582%2592%25e8%25be%259e%25e3%2582%2581%25e3%2581%25be%25e3%2581%259b%25e3%2582%2593%25e3%2580%2582 Mon, 05 Feb 2024 09:21:13 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=28239 昨日まで開催されていましたフィッシングショー大阪にご来場頂きました皆さまありがとうございました。 今回もまた私自身大変勉強になる時間でした。 さて。 今回のショー。私は一大決心をしました。 チヌ界の巨匠、山本太郎さんに初 […]

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昨日まで開催されていましたフィッシングショー大阪にご来場頂きました皆さまありがとうございました。
今回もまた私自身大変勉強になる時間でした。

さて。
今回のショー。私は一大決心をしました。
チヌ界の巨匠、山本太郎さんに初めてご挨拶をしました。
『あぁ。ジャンル(餌orルアー)超えてシマノの先輩プロと話したのね』
くらいに感じるかもしれませんが、私の中でのステラとほぼ同等の輝ける星が山本太郎さんです。
チヌ釣りをルアーから入った方には分からないかもしれませんが、餌orルアー関係なくチヌ釣りの様々な常識を長年掛けて培われた方です。チヌ釣りおける様々な考え方は山本太郎さんのお陰で成り立っています。

最後には写真をお願いしました。プロになって20年弱、初めて同業者に写真のお願いをしたと思います。

ルアーフィッシングのみで、ご存知ない方に補足をしますと、チヌ界のスーパーレジェンドです。
今回『チヌを釣り初めてどれくらいですか?』とご質問をさせて頂きましたが私が生まれる10年以上前からチヌを狙い続けているとのことでした。私の20年そこそこなんて鼻で笑われるレベル。
私が知る限り『人類で最もチヌから恐れられている人』という認識です。

私は生まれも育ちも浜名湖のある浜松なので、事あるごとにテレビや雑誌で山本太郎さんを幼少期から見てきました。
非常に理論的且つ柔軟なスタイルな釣り師で、凄く分かりやすい説明に加え、NEWメソッドにも固定概念無くチャレンジしていくスタイルが山本太郎さんです。
私が理論的になったのはバスフィッシングの今江さんと、チヌの山本太郎さんを幼少期から見ていたことが強く関係していると思います。

私は2017年に正式にシマノ社と契約(バス)し、翌2018年にはソルト契約を追加しました。両分野で正式に契約書を交わしているのは後にも先にも私だけのはずです。

そして2019年ブレニアスシリーズ(チヌルアーブランド)のフルモデルチェンジがシマノソルト契約後、最初の大仕事でした。
当時、シマノの販売促進課Uさんという方がソルトの担当者でした。
Uさんとお話しする際に『私は海釣りだと山本太郎さんに憧れています。小さい頃著書を読んだりして勉強しました』と伝えたことがあり、いつかは直接ご挨拶したい旨を伝えました。
Uさんには『いつでもご挨拶行きましょう!山本さん良い方だからいつでもお話ししてくれますよ!』と言って頂いたんですが、私は『今じゃないんです。今じゃまだ胸を張れないので』とお断りした経緯がありました。
最初はシマノ内でインストラクター(プロ契約の最高ランク)になったらご挨拶をしようと心に決めていたのですが、いざ自分が2020年にインストラクターになった際も『まだ自分には早い』とブレーキを掛けていました。
そんな中で月日が経った今年。
『今の自分なら胸を張れる』と大阪ショー最終日にご挨拶をすることを勝手に自分で決めてのショーでした。

しかも、今の山本太郎さんの担当者が私の最初のソルト担当だったUさんなんです。
山本太郎さんとUさんが終わり際に世間話をしている中、私は緊張しまくりながらご挨拶に向かいました。
Uさんは覚えていてくれたのか『山本さん!黒田さんはね!黒田さんはね!』と説明してくれようとするんですが(笑)そんなの要らん!(笑)逆に緊張する。
名刺交換をさせて頂き、ジャンルも違うから私のことなんか知らないと思っていたらまさかの『いやー動画とかでよく見るよ!リールの解説とか理論立てていて分かりやすいよね』と仰って頂きました。
もう私は喉まで『あなたの若い頃見て憧れて理論的な考え方を覚えたんだよ!』と言いたくなりましたが(笑)グッと我慢して2ショット写真を撮影頂きました。

私の幼少期からの憧れはいくつもありますが、その中の一つは『あのステラの開発に携わりオフィシャルで説明する側に立つこと』、そして『山本太郎さんに同等の立場でご挨拶すること』でした。
もちろん同等の立場なんかではないし、今後も超えることの出来ない大先輩です。

昔も今も、ただの過大表現の連呼でも、言葉遊びでもない理論立てた考え方と解説に憧れる私としては、誰よりも憧れる方です。
小さい頃の俺よ。遂にあの山本先生に同じ青いシャツを着てご挨拶したぞ。

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フクロウ 2024年カラー https://kenshikuroda.com/lureno_iroha/28052/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=%25e3%2583%2595%25e3%2582%25af%25e3%2583%25ad%25e3%2582%25a614g-2024%25e5%25b9%25b4%25e3%2582%25ab%25e3%2583%25a9%25e3%2583%25bc Thu, 01 Feb 2024 10:53:56 +0000 https://kenshikuroda.com/?p=28052 一昨年、私が自主制作でフクロウ14gというソルト用メタルバイブレーションを作成&販売をしました。 元々は約10年前のnada.時代に私が開発した『スパロー14g』が原型で、その細部をリファインしたものを自分用に作って2年 […]

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一昨年、私が自主制作でフクロウ14gというソルト用メタルバイブレーションを作成&販売をしました。

可愛い目玉が特徴です。

元々は約10年前のnada.時代に私が開発した『スパロー14g』が原型で、その細部をリファインしたものを自分用に作って2年くらい使っていたのですが、スパロー14gが廃盤になり、時が経ち市場在庫が無くなってしまった為、2022年に一般発売をしました。

包み隠さず書くと2022年にフクロウ14gは5000個作りました。個人宅で鉛の塊を5000個です(笑)床抜けます(笑)
ただありがたいことに、夏終わりに発売して2ヶ月経たずして私の手元から全て巣立っていきました。
全国レベルのメーカーからすればメタルバイブレーション1ウェイト5000個は普通〜ちょい少ないくらいの数だと思いますが、何の宣伝も出来ないローカルベイトの域を出ないルアーとしては良くそれだけをほぼ手売りで売り捌いたなぁと思います。

2022年作ったのは私が欲しいカラーだけを5色でした。

各1000個×5色を作ったのですが、どうしてもカラーによって差が出ます。
ゴールド系の2色はすぐに無くなってしまい、気合いを入れて凝って塗ったゼンメカラーもすぐに無くってしまいました。カラーを読むのは本当に難しい。

でもスパローが無くなって困っていたアングラーや、何よりも私自身が使える弾が増えたので十分満足していました。たいして儲からなかったけど(笑)皆んなに投げてもらえたらそれで良いです。
また時間出来たらゴールド系の2色とゼンメだけちょっと作ろ。そんな感じでいました。

正直、ここ数年は浜名湖で釣りできる時間はかなり減りました。

私は生まれも育ちも浜松ですが、今現在浜名湖で釣りを出来る時間はかなり限られています。
バスフィッシングの仕事も多いし、ソルトも他地域での撮影やテストが少なくありません。
昨年、一昨年は浜名湖に浮けたのは30日程度だったと思います。その内の大半が大会と取材で、プライベートは年間2、3日になってしまいました。
私よりも湖上に沢山出て魚をしっかり追いかけられているアングラーや、更に面白い釣り方を見つけているアングラーが歳下を中心に沢山居るのを私自身知っています。
そんな『若手有望株』の子たちには今後メーカーからのサポートの話や、取材の話が来るんじゃないかなぁと思います。

浜名湖オープントーナメントの結果なんかを見ても上位は皆んな私よりも歳下なんてことも増えてきました。

そんな、彼らが今後歩んでいく中で、何か先輩として出来ることはないかなと良く考えるようになりました。
私自身、浜名湖に育てて貰ったし、バスフィッシングだけでは喰えない頃、自分の立ち位置も仕事もくれたのは浜名湖だったからです。
正直なところ、私は誰にもこの釣り業界のことを教えて貰えなかったので、失敗や失礼を沢山してきたと思います。
それはそれでもちろん財産になったんですが、その中で嫌になって辞めていく同世代も沢山居ました。ならなんとか上手く皆んなに経験を積んでもらいたいなと思うようになったのがここ2、3年です。

そこでせっかく今回、再度フクロウ14gを生産するのであれば有望な若い子たちに『欲しいカラーを作らないか?』と提案してみることにしました。
そして彼らにロイヤリティ(カラー発案費)を払うようにしました。
口車に乗せて『好きなカラー作らせてやるから宣伝してよ』なんてのは『ただのやりがい搾取』でしかないと私は思っています。
そんな都合の良いときだけ話をしてくる先輩には絶対なりたくないので、やるからには『しっかり報酬を払う』。

具体的にルアー1個売れる度に私は彼らに50円を支払います。こういうの基本は表に出ませんが、彼らも明確な方がやりがいあるだろうし、彼らは調べる術がないからこそ明確に書いた方が『黒田嘘言ってないんだな』って思って貰えると思うんですね。
『これオリカラ監修費としては良いの?悪いの?』って分からない人がほとんどだと思うんですが、おそらく一般的なオリカラ監修費の10倍以上だと思います。
上代1000円ちょっとのルアーの仕入れ値(卸値)ってそこまで高くないから売上の10%近いし、更に利益からでいったらかなりのパーセンテージになります。
というか、ほとんどローカル有名アングラーのオリカラってロイヤリティ無しだと思うんですね。
原価(製造コスト)はもちろん全て私負担です。

これを通して彼らがより浜名湖を盛り上げる活力になってくれれば嬉しいし、何よりも私が誰にも教えて貰えなかったモノを売る大変さとか、やり方を彼らが少しでも現場で学べたらというのが一番の目的です。
別に彼らが今後、私の全く知らないメーカーと契約してもそこでこの経験が役立てば万々歳です。
せめて若者が搾取されるだけにならないように。

以下、彼ら3人の紹介とそれぞれのオリジナルカラーです。
正直、画像がまだ私の手塗りで雑なんですが(涙)製品ではもっときっちりしたものになります。

釣りのセンスはピカイチなアングラー。

伏見昇悟監修、フシミンゴ※センターは白になります。

フラミンゴみたいにしたいと言われたカラー(笑)
浜名湖のマリーナでメカニック&スタッフのお仕事をしている彼。
3人の中では最もフィールドに出られる環境に居るアングラーです。
センスも抜群だと思うし、SNS見てても浜名湖の釣りが好きなんだなぁといつも思います。

賢くて負けず嫌いなアングラー。

伊原諒監修、Drサーディン

サーディンなので鰯ですね。
賢くて負けず嫌いな若手Drです。
物言いもハッキリしていてヤンチャだけど、メチャクチャ努力してるのは皆んな知ってる負けず嫌いな彼。

一番付き合いが長い良い奴

守田耕平監修、ガンメタブリトニー
※製品はブラッククロームです。

3人の中では一番釣りは上手くないけど(笑)、一番人望が厚くて年齢関係なく信頼の厚いアングラー。
今回の件も私の考えを皆んなに伝えて最初にまとめてくれたのは彼。

と、カラーを見て頂くと分かる通り、私の突貫塗装もありますが、各々がただ欲しいカラーを言ってくるので全く売れる感じがしないラインナップになりました(汗)
正直、言いたいことはあるけど(笑)そこで口を出したら今回やる意味が無いので彼らの希望通りにいきます。

上記3色に前回早々に売り切れてしまったグリーンゴールド、アカキン、ゼンメもちょい追加生産予定です。

全6色が2024年に作るカラーです。
彼らも自分のプロデュースカラーが売れれば、最終的にはそれなりの金額になるはず。
もちろん全員がカラーアイディアの収入があっても問題ない職種or就業形態。
売れても、売れなくても彼らなら何かを得てくれるはずです。
売れなくて痛むのは私の懐だけです(笑)

と、このフクロウ2024年カラーの発売自体は9月頃を予定しています。
『何で今書いた?(笑)』となると思うんですが、来週2/6(火)、7(水)に問屋の府中屋さんで受注会がありまして、そこが初回受注です。
私も二日間居ますので、『黒田がまたなんかやり始めたんか』くらいで冷やかしに来て下さい(笑)

もう少しで私の時代から新しい時代になるんじゃないかなと思います。

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