皆さんご存知の通り明日、明後日のスケジュールでバサーオールスタークラシック2022が開催されます。
舞台は霞ヶ浦、北浦、利根川、それらを繋ぐ河川を含めた広大なエリア。会場はここ数年と変わらず道の駅『水の郷さわら』
一つの県がまるっと一つ収まるくらいの広さの中で開催です。
今回はコロナ禍以降初の有観客での開催。各社メーカーのブースも出展されます。
私自身も2日間シマノブースに在中の為、本日昼には霞ヶ浦へ。
さてそんな今大会。
より試合を楽しんで貰えたらということで、私なりの見どころや、注目選手を今のフィールドコンディションと併せてご紹介してみたいと思います。
自称日本一のトーナメントウォッチャーだと思っているので(笑)皆さんに少しでも現場レベルでないと知り得ない情報を共有できたらと文字を打ちます。
まず最初はデプス代表、奥村さん。
言わずと知れた、でかバスハンターです。
最初に断っておきますが、奥村さんにこんな展開をしそうとかを書くつもりはないです。
プラに同船させて頂いたので少なからず展開する可能性がある釣りを知っているからというのもありますが、正直そんなことよりも『出場する』ということ自体に私はリスペクトしています。
というのも基本的に奥村さん以外は全員が(現役、元含めて)トーナメンターです。
デプス奥村さんといったらバサーなら全員が知っています。名前を売るために出る必要のないくらいの方です。
事実、私が知ってるだけでもトーナメンターでない著名人でバサクラの招待をお断りしている方は何人も居ます。
ただそこで奥村さんは招待してもらったら関係なく出場する。
これ自体だけで普通の人では想像がつかないくらい度胸が要るはず。
これが私を始めとした癖のあるデプスメンバーがボスと呼ぶに相応しい人だと私は思います。
釣りの内容だけでなく、どんな思いと覚悟でこの場に立っているのかも皆さんには是非見て欲しい。
次の注目選手は私と同じシマノからもサポートを受ける早野剛史選手。
九州出身の彼は河口湖時代を経て2015年頃から霞ヶ浦水系をホームとしています。
記憶に新しいのは2020年同時期、同フィールドで開催されたWBSオープンでは(この年はTOP50が中止となったため錚々たるメンバーが追加参戦した)初日7キロに迫るビッグウェイトを叩き出し(5本リミット)圧勝しています。
実は彼は2018年にTOP50年間優勝を獲得して以降、利根川の練習を精力的に行なっていることを度々本人がUPしています。
霞ヶ浦や北浦と違い、利根川はJB戦が開催されません。霞ヶ浦戦などでもエリア外。
もちろん将来的なバサーオールスタークラシックを見据えての練習だったと思います。
彼が今大会、どのエリアを主戦場にするか分かりませんが、ライトリグからパワーフィッシングまで幅広く得意とするストイックな彼の戦いは要注目です。
もうこんな私のブログに書くことすらおこがましいですが(笑)、誰もが最注目の選手かと思います。
凄いのは誰もが知っていると思うのですが、意外に知られていませんが彼がシリーズ戦でフル参戦した国内TOPトーナメントで年間優勝出来なかったのは2018年のみ(それも年間2位)で、その時の優勝が先述の早野プロ。
TOP50が開催されなかった2020年も2ndシリーズであるマスターズシリーズの年間優勝。つまりフル参戦した近年の国内トーナメントで藤田プロに土を付けられたのは2018年の早野プロだけということになります。
私たちは普段から藤田プロの強さを肌で感じていますが、他団体の選手なんかは今回『初対峙』するはず。
皆んながどんなリアクションになるのか今から楽しみです。
今年のTOP50年間チャンピオン。こちらも私の説明なんか必要のない選手ですね。
バサーオールスタークラシックも2回の優勝を数えます。
今週末は快晴。秋の快晴はかなりのタフな試合になる可能性が高いです。
そうなるとやはり小森さんは要注目選手。
そしてなによりも試合巧者なのが小森さんです。どんなことがあっても魚をキャッチしてくる。
そしてTOP50最終戦でも書きましたが、全ての試合を勝ち切ったことのある経験値が小森さんにはある。
TOP50の年間優勝だけで満足するような選手ではないので今大会も貪欲な小森さんが見れるはずです。
20年以上ぶりにバサーオールスタークラシック出場の今江さん。
何があって出てなかったのかなんてどうでも良くって、結果を残して魅せることが出来るトッププロといえば今江さんだと思います。
昨年のKOKでの映像がいまだに脳裏に焼き付いている人も少なくないはず。
私では想像出来ないようなプレッシャーを常に背負いながら戦っているはずなので今大会もどんな試合をしてくれるのか一番気になる選手でもあります。
江尻くんと、かじやん、の二人。
本気でやっているからこそ分かる今の20代の勢い。
『世代交代』という言葉は常に囁かれていますが、現役でやっている私が過去のどのタイミングより今に世代交代を感じています。
そしてこの二人はバサクラの予選であるワイルドカードを勝ち上がってきたメンバーであり、TOP50シリーズで初年度初優勝を獲得している二人。
ある意味、今年最も助走して走ってきて今大会を迎えるメンバー。
そんな今大会。
もちろん参加選手全員が注目選手で、どうしても今回はスタイルや戦い方を知っているJBプロが中心になってしまいます(汗)
是非、皆さん会場で!自宅で!フィールドで!