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  1. タックルの『いろは』

グラスロッドのセーブポイント(笑) その1

フィッシングショーのシマノブースでは沢山のご質問を頂いたのですが・・・
その中で新製品に全く関係ないのに、最も沢山いただいた質問についてのお返事をここでまとめてしちゃおうと思います(笑)
ま、グラスロッドについてなんですがね。晩秋~早春に使う方が多いので余計かもしれません。

バンタム エクスプライド ゾディアス

バンタムだけ今年に入ってからの使用なので全く使い込めていません(汗)ごめんなさい。

そもそもシマノに膨大な数のグラスロッドがラインナップされているので(今数えたら全シリーズ合計18本ありました・・・)、余計ややこしくしていると思うのですが、それぞれに意味や違いがあるのと、果たして自分にはどんなグラスロッドが向いている、必要なのかの参考にして頂ければと思います。
まず最初の今回は、グラスロッドの種類についてお伝えします。

一昨年に書いた春にオススメなグラスロッドはコチラの記事から。

グラスロッドの種類?と思うもしれませんが、一口にグラスロッドと言っても様々な種類があります。
グラスコンポジットという言葉を聞いたことがある方がほとんどだと思いますが、その名の通りグラスと別素材を組み合わせた(コンポジット)もので、それに対比してグラス素材のみで作られたものはフルグラスやピュアグラスロッドと呼ばれています。

『最近のグラスロッドは軽くなったよね』というフレーズが良く聞かれますが、接着剤などの進化で旧来よりも軽くなっている部分もありますが、軽くなっていると思われるほとんど全てがカーボンなどの軽量素材とコンポジットすることによって軽量化されているだけです。昔はグラスロッド=フルグラスが多かったんだと思います。
まずはグラスロッドにはグラスだけのフルグラス、ピュアグラスロッドと、主にカーボンと組み合わせたグラスコンポジットロッドがあるということが大前提です。

ゾディアス

ゾディアスはかなりグラスロッドっぽいグラスコンポジットロッド。

さらにグラスコンポジットロッドの中にも様々なロッドが存在します。
例えば私が良く使うエクスプライド、ゾディアスシリーズ。エクスプライドは機種によりますが約30~40%がグラス素材ですが、一方のゾディアスシリーズは60%前後がグラス素材と、ゾディアスシリーズのほうがよりグラスロッドっぽい性質を持っています。
これが今年追加となったポイズングロリアスのXCシリーズになるとグラスロッド表記でありながらグラス量は10%前後となります。
ここまでで間違えてほしくないのは、決してグラス量が多いから良い悪いということではなく、加えてグラス量だけでグラスロッドっぽい感覚になるわけではありません。あくまでもこのパーセント表記は、一体どれだけの量のグラスが使われているかの指標でしかありません。

ゾディアス

ゾディアス170M-G

グラス量に加え、テーパーやグラスの使用箇所によってもグラスロッドとしてのテイストは大きく変わります。
同じ50%がグラスのグラスコンポジットロッドであっても、テーパーによって全く違うロッドになるし、グラスをどのようなかたちで、どの部分に使っているのかも非常に重要です。
中には穂先だけがグラスのロッド、全体にまんべんなくグラスを使用しているロッド、もっと言えばリールシートの下(中?)にグラス素材を使用しているロッドも厳密には『グラスコンポジットロッド』ということになります。

エクスプライド

私が大好きなエクスプライドの170M-G

冒頭で書いたようにシマノにはかなりの数のグラスコンポジットロッドが存在しますが、そういう意味では番手は同じであっても全く同じロッドは一つもありません。
170M-Gというスペックは全シリーズでトータル4機種存在しますが、どれが良い悪いとかではなく全てが全く違うロッドです。
もっと言えば、一番高額なポイズングロリアス170M-Gが全てにおいて最も優れているとも思っていません。一番安価なゾディアス170M-Gが最も適した状況やルアーも存在します。
そんなことを次回セーブポイントその2では更新したいと思います(笑)

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