kenshikuroda.com

  1. ノンジャンル

浜名湖オープントーナメント初戦 ボートクラブカナル20周年CUP

今年もいよいよ開幕した浜名湖オープントーナメント(通称HOT)。
今年のシーズンタイトルはホンダマリン(本田技研工業)さまがタイトルスポンサーでのスタートとなりました。

年間優勝者には同社の4st15馬力船外機が進呈されます。

また今大会(初戦)は大会会場であるボートクラブカナルさま20周年ということで冠スポンサーを勤めてくれました。

こちらも豪華景品がズラリ。

さてそんな浜名湖オープントーナメントの初戦ですが、私は先週はシマノテスト1日(水曜日)、TV撮影2日(木、金曜日)を行っていたので広く浅く状況は読めている状態でした。
概ねチヌも産卵を終えて大型の個体も回復傾向(痩せてるけど)。
おまけに大会前週〜当日まで毎日のように降った雨により全域に濁りが入っていて魚のポジションさえ掴めれば魚種、ルアー問わず『騙しやすい』状態だったと思います。

私は山口に居て知らなかったのですが、浜松では至る所で被害がありました。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

まぁ、早い話しが凄く釣れていました。
それは水曜日にシマノテストで3週間ぶりに浜名湖に浮いたらすぐ分かるレベルで、釣り百景のTV撮影も前日打合せ時に言われた『必要釣果(やはり番組構成上、最低限欲しい釣果ってあります)』は朝の30分で達成するくらい。
もちろんチヌトップ、シャッド、フリーリグ、そしてシーバスと手を出していくようなロケになりました(放送日が分かりましたらまたUPします)。
とはいえテストもロケも釣り方やエリアはバンバン変えていくので(同じようなシーンで10匹とか釣れても使われないですからね汗)、実際に本気でやったらどれくらい釣れるのかを知りたくてロケ2日目は午前中で終わったので撮影艇を出してくれたマリーナの後輩と一緒に撮影終わり1時間だけ釣りをするとジャスト10匹/1人でした。
うーん。良く釣れる。

ボトムの釣りも。

水面も。画像無いけどミドル(シャッド)も何でも釣れた。

土曜日から日曜日にかけてまた雨が降る予報(しかもまとまって)だったので、これはこのまま大会だな。といった感じでした。
浜名湖オープントーナメント20年の歴史の中で最も釣れる大会になるのは明白でした。

ちなみにサイズも良くてクロダイ、キビレは10匹釣るとだいたい3、4匹は1キロ以上の魚でした。
改めて魚の数と、普段どれだけルアーを見切っているかを感じた今回。
とは言っても釣るためのコツはちょっとだけ感じていて、ソフトベイトに関してはちょっと浮かせた方が良かったのと(撮影からこれをするか否かでかなり差が出た)、水深が浅い方が明らかにサイズが良い傾向が強かった。

前日の土曜日は3ヶ月ぶりのお休みをしました(涙)ボートにガソリン入れて終了。

そして大会当日。
朝から予報通り雨。

朝からマリーナではランチング待ち(笑)

マリーナ内パツパツ。これで参加艇の半分以下。残りは水路内の別場所に係留。

大雨予報にも関わらず80名の参加者。
これ天気良かったら100名になっていた気がします。相変わらず日本一のソルトトーナメントだと思います。

私のプランはというと、たぶん魚を釣るのには困らないのでとにかく最初はサイズが出そうな場所をランガンしていくやつ。いつも通りのやつ(笑)
撮影後に釣りまくった場所みたいに魚が溜まっている場所に行けば朝の1時間で3000〜3300gくらい(キロフィッシュで3匹ですね)揃えるのは簡単だと思っていたけど、そうするとキッカーとなるシーバスに巡り会えないし、今回くらい釣れる状況ならキッカー狙いのおまけフィッシュで何らかのキロフィッシュは釣れるだろうと。わざわざ狙いに行かなくてもいいやくらいのノリでした。
試合中にしっぺ返し喰らうんですが(笑)

目標はクロダイの大きいのか、シーバスで1500gのを3つ。
頑張れば4500gくらいまではいけるんじゃないかと。
いざスタート!
7時フライト開始。黒田はドベ3でスタート(笑)フライト待ちが長い(涙)

まずは浜名湖中にある私が『サイズ狙い』と思える場所を2時間かけてランガンです。
行きたい場所、やりたい場所は山ほどあるので、愛艇であるベクサスAVX1980CCの速さは大きなアドバンテージ。そのアドバンテージを最大限使って2時間ランガンしまくりました。

皆さんどれくらい釣れたと思います(汗)
キーパー場であれば3キロちょいまでは一瞬で、目標は4500g(3本リミット)と言っていた私です。
自信のある場所を10箇所ほどランガンして私のライブウェルに居たのは950g、950g、750gの3匹です(滝汗)
合計2600gほど。読み甘すぎでした(汗)

クロダイ、キビレに関してはロケ時同様良く釣れるんだけど全然良いサイズが喰ってこないし、シーバスは影すら見えず。
恥ずかしながら『ハカリ壊れてないよな?』と途中でペットボトルをぶら下げました。
『アールグレイティー500ml、520g。いやこれ壊れてないな(当たり前。分かってる)』
あぁ、どうすっかコレ。なまじバイトは無限にあるだけに切るに切れない。次で良いサイズが混ざるんじゃないかと思うけど混ざんない。ロケで感じた『浅い方がサイズ良い』も全く効果なし。
迷走しながら会場近くの松のレイダウン(倒木)を攻めにきました。私のお助け場でたまに1200gくらいまでが釣れる。
時刻は9時半前くらい。スタートから2時間半が経過です。
偶然この9時半〜10時半までは雨が止んでちょっと明るくなったタイミング。

会場近くにある倒木です。近くに橋脚、インレットもあります。

ふと、レイダウン近辺のシャローを見ると白くてデカいクロダイが何匹も居る。え?何これ?
そのレイダウン周辺では逃げられて倒せずでしたが(想定してなくてまともにアプローチ出来ず)、そのまま流していくと魚がめちゃくちゃシャローに浮いてる。
良く分からん。とにかく狙うべし。

先程のレイダウン近くのインレット。試合当日撮影。

一番魚が溜まっていたのがこのインレット。
軽くキロ〜2キロ(歳なし)くらいのクロダイが20匹くらい居る。しかもたまにボイルする!何食べてる?
と観察するとインレットの浅い側から流れ出てくる(逃げてくる?)ハクとヨシノボリ?ハゼ?みたいのを食べてる。

なのでそれを模すようにシャロー側(水深10cmでチヌは入れない)にスイングインパクト3インチの1/16ozジグヘッドを投げておいてスクールが通る瞬間に深い方(チヌがいる方)に落とす作戦で1500gと1200gを立て続けにキャッチ!(動画は1500gの方)
これ釣り方見つけて無限に釣れるかと思いきや(動画でもそう言ってますね)、10時半に再び雨雲が広がり始めたら魚が激減。狙うとかって次元じゃなくなる。
あぁーまた振り出しに戻る。

この10時半時点で、頭で一度自分が置かれている状況を整理。
・1500、1200、950gでおよそ3650gのウェイト。
・戦前のイメージでは2500〜3300gがスーパー団子になるんじゃないか。
・たぶん3650gはギリお立ち台(上位5名)に絡むか絡まないかくらいのはず。
・あと一回入れ替えたら間違いなくお立ち台。
・優勝の4500g〜はちょっと今の自分には簡単にイメージ湧かない。
・一番気になるのは今、湖全体がどうなっているのか知りたい。今日の結果よりもそれが知りたい(笑)何故今自分は釣れたのか知りたい。
・よし。釣ったくらい浅いところを湖中でランガンしよ。
・それで入れ替えできなくても満足。

でした。
ここからの2時間で私が見たり、経験したものはまたどこかで使えるかもしれないので割愛(笑)
とりあえず入れ替えの魚は釣れず2時間経過しました。この2時間で使ったガソリンは30lでした(笑)

13時帰着の最後。
12時半頃に鰻の養殖場が連なるエリアのシャローへ。

浜名湖アングラーには分かるように。陸地のマス目が養殖場です。

このシャローを流しながら見ていると、養殖場の排水で出たり入ったりしてる真っ黒くてメチャデカいクロダイを発見!
今日釣った1500gより明らかデカい。ただ遠目からでもかなり痩せてるのが分かる。
居る水深は20cmくらい。むしろずっと背鰭は出てる(汗)

ギャグみたいですがここの土管を出たり入ったり。流れてくるものを食べてる。

何回かルアー(ハリーシュリンプのジグヘッド)を落とすと必ず右側面をルアーに寄せて見にくる。
この時点で『あ、コイツ片目無いのかも』と気付く。だからたぶん上手くやれば喰うはず。
3回くらい喰うモーションをしたけど掛けられず、最後は『水面の方が喰うのかな?』と本当に僅かにある草に絡ませて提灯。
この99点のキャスト(20m離れて5cmくらいのスポットに3gのルアーを一発で入れる)が決まったら一発で水面に出てくれました。
水滴邪魔ですが動画はその一部始終です。

長いけどやっぱり軽くて、それでも1200gで950gと入れ替え。帰着となりました。

クロダイを3匹で3870g!

戦前の釣れ具合からだとギリギリお立ち台くらいかと思っていたんですが、やはりこの天気はサイズが出難かったみたいで私の今年の浜名湖オープントーナメントは3位入賞でスタートとなりました。

ちなみに1〜(私を含めた)4位までの4名がブリームオフセットを使っての釣果でした。私は入れ替えてしまったけど(汗)

一番ビックリしたのはお立ち台でのこと。
準優勝者は3匹しかキャッチ出来なかったもののその全てが私が変化を感じた9時半〜10時半であったこと。
優勝者のキッカーとなる2キロオーバーの魚も同時間帯であったこと。
そして私とこの2選手は各々かなり離れた場所をやっていました。
バスフィッシングをやっている方には理解できないかもしれませんが、『晴れる(気圧が上がる)と活性が高くなる』のがクロダイやキビレです。
当日なんて晴れたわけでもなく、その1時間だけ雨が止んで少し明るくなっただけです。
自然って本当に凄い。

ブリームオフセット、そしてブレニアスB74ML-Sの初陣でしたが。

今大会は自身がここ数年『対浜名湖トーナメント用』として生み出してきたロッド、ワーム、フックが揃っての初陣でした。
ブレニアスB74ML-SにMSクロー、ブリームオフセット、欲を言えば勝ちたかったです。
ただお立ち台の全員が私のロッドやルアー、フックを使ってくれての釣果だったことにまた違った喜びを感じた一戦でした。

今大会も大会運営に尽力頂きました役員の皆さん、ご参加頂きました皆さん、協賛スポンサーさま、そして私自身をサポートしてくれるメーカーさま。ありがとうございました。
次はもっと良い結果を報告出来るように精進します。

◯ジグヘッド用
ロッド ブレニアスエクスチューンS72ML/シマノ
リール ヴァンキッシュ2500SHG/シマノ
ライン セフィアG5 0.6号/シマノ
リーダー Vハード3号/サンライン
ジグヘッド マジックショットミニ/デコイ
ルアー スイングインパクト3/ケイテック
ハリーシュリンプ3/ボトムアップ

◯グライドリグ用
ロッド ブレニアスB74ML-S/シマノ
リール カルカッタコンクエストBFS XG/シマノ
ライン プロトPE1.0号/シマノ
リーダー Vハード4号/サンライン
フック ブリームオフセット#1/ジジジジジ
ルアー MSクロー/デプス

ボート AVX1980CC/ベクサスボート(SDG Marine)
魚探&エレキ GPSMAP8416XSV(フロント)、GPSMAP8410XSV(リア)、フォース(エレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム/インパルスリチウム

ノンジャンルの最近記事

  1. 浜名湖沖遠州灘のブリトップゲーム

  2. 今週も大阪の旅

  3. 大阪→神戸→京都

  4. 浜名湖オープントーナメント最終戦 サンラインCUP

  5. 浜名湖オープントーナメント最終戦

関連記事

最近の記事

  1. KDW NEWクラッチ

    2024.12.10

アーカイブ
PAGE TOP