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TOP50第3戦SDGマリンCUP 霞ヶ浦

流石に真夏の炎天下の試合を終えて、今日は明日からのロケの為に準備&移動をしたのでなかなか筆が進みませんが今回も翌日更新を目指します。
霞ヶ浦水系を舞台に行われたTOP50第3戦SDGマリンCUPの詳細です。

まず結果から書くと優勝は同じデプスチームの安江プロ。改めて安江くんおめでとう!

今大会は会場が北利根川(初日&2日目潮来港、最終日SDGマリン)でエリアは霞ヶ浦全域に北浦全域、その中間にある外浪逆浦とその3ヶ所を結ぶ北利根川、常陸利根川、鰐川。
つまりこの画像の全域です。

桁違いに広いです。

いつも霞ヶ浦戦と呼ばれる試合は霞ヶ浦の一部(西浦、東浦)がエリア外だったり、昨年の様に霞ヶ浦戦と北浦戦が別々に開催されたり(別々開催でもかなり広い)してきましたが、今回は俗に言う『全湖戦』でした。
私の記憶が確かなら全湖戦は2009年以来じゃなかったっけ?と思います(その時は北浦スタート)。
端から端まで私のボートで全開(110km/h)で走り続けても1時間では辿り着けないと言ったらどれくらいの規模か想像できますでしょうか。
ただ今回はスタート地点がちょうど真ん中の北利根川だったのである意味どこに行くのも苦ではない状況だったと思います。

今年のTOP50シリーズの練習は直前5日が可能。

5日間練習が可能な中で、私は1日(4日目火曜日)をお休みして4日間行いました。お休みした理由は後述します。

まず初日は下流側(外浪逆浦、常陸利根川)を練習。
2日目は草深さんにお付き合い頂き霞ヶ浦本湖。
3日目は北浦本湖のチェックに充てました。
最初の3日間で全域を軽く見たことになります。

草深さん。毎年恒例ありがとうございます(笑)

来るまでずっと巷の情報は『厳しい』と言われていて、事実練習期間内に開催されていたチャプタートーナメントでは2キロで優勝、1キロでお立ち台、参加者の2/3くらいがノーフィッシュという結果でした。

ただ私が練習4日目を『休み』に使った理由は『釣れていた』からでした。
気付いたのは練習初日。半日くらい練習した時点でした。

初日に釣ったこのキロアップが大きなヒントをくれた気がします。

この練習初日の前半は当然、昨年同時期に良かったような釣りから試していくわけです。
ただ釣れないんです。釣れないというか2回チェイスがあって喰わなかったのと甘噛みしただけだった(どちらも喰うのと追うのが見えた)。
その時思ったのが『あ、コレ喰わせ方が分かってないだけで魚居るんだな』ってことでした。
なら過去の経験からこんな時に釣れそうと思う方法を試していくとすぐに釣れたのがこの魚でした。

それに気付いてからは色んなルアーで魚を触れるようになった。タフバグビッグでも。

安江くんが公開しちゃったから。俺も去年からカバースキャットは全てラバーチューン。

正直、毎年この季節の霞ヶ浦水系戦は開催されるのでそれが何だったのかは今回は書かないです(笑)
去年『シャローの中の中層』って書いて一気に釣れなくなったから反省しました(笑)
ちなみに私と同じ様なことに気付いていた選手は間違いなく居て、既に上がっている他選手の映像(8位佐々プロとか)で『あ、同じこと気付いてコレやってる』ってのは直接聞いたわけじゃないけど間違いないと思う。

そんな中見付けたのが・・・

自作ブレードを付けたチャターベイトの釣り。

昨年、吉川永遠プロがモグラスピンチャター3.5gで北浦戦でお立ちに上がってから、自分なりに一年間色々とトライ&エラーを繰り返していました。

昨年同時期開催の北浦戦では吉川プロのチャターベイトに負けて4位だった。

2020年の北浦戦(これも7月)ではチャター(ジャックハンマー+サカマタ5)で準優勝だったし、チャター自体には元々自信があったので昨年負けたことで改めて再勉強をしていた。
そんな中で自作していた一つがメチャクチャ今回のコンディションにマッチしていて途中から『これかなり釣れるんじゃない?』となっていった。

特に練習3日目の北浦に充てた日には午前中半日だけで上記チャターとファットヤマセンコー3インチのノーシンカーフリップ(エビ喰ってる奴用)で簡単に5匹キャッチ。もちろん釣り込む意味はないから5匹全て違うエリア。内キロUPが2匹。
これは北浦が良いっていうより(むしろ戦前の予想では一番不人気だった=釣れないのが北浦)釣り方が今のこの水系にマッチしてる感じだった。

そして猛暑となった4日目は体力温存を優先してボート&タックル整備に時間を充ててお休み。
最終日はいつものハーツマリン高橋さんと最終チェックで湖上へ。

高橋さんのお休みにプラに付き合ってもらうのがこの水系のルーティン!

それまで手をつけていなかった小場所をちょっとだけ触ってチャターで余裕のキロオーバーが釣れて良いイメージで最終日の練習も3時間で終了。
この日、これまで勝ちきれない黒田の練習にいつも付き合ってくれてきた高橋さんに『今回こそ勝つ』『早く試合したい』と何回も言って練習は〆ました(笑)

不思議なもので前回の小野湖と違って周りの釣果とか一切気にならない。自分が釣れば良いだけ。そう思って試合を迎える。

大会初日。

エリアはどこでも良かった(釣っていた)けど、釣りの展開が早いので人のバッティングでリズムが崩れるのか嫌だったので不人気エリアに行くつもりで初日を迎えました。
なのでフライト1番とかは嫌で、皆んながだいたいどっち方面行くかを見てから決めたかった。真ん中くらいが良いなぁ。

と、思ってたら20番フライトを引く。一番良いとこくらい。

会場北利根川から上流側にある霞ヶ浦本湖に行く人が極端に多くなければ、(一番広いから)霞ヶ浦に行こうと思っていると(下流側は外浪逆浦〜常陸利根川なのか、北浦に行くのかがスタート時には分からない)、まさかの私より前の19人中17人が霞ヶ浦本湖(会場から上流側)へ。
下流に向かうのは2人だけ(汗)
『あ、なら一番数釣れる北浦行こう』となりました。
結果的に毎日北浦に行ったのは私以外に2人だけ(初日井上さん江尻くん、2日目福島さん江尻くん)でした。
後々分かったことですが、プラから北浦を既に捨てていた(練習で行っていない)プロも多く、それくらい釣れてないって話だったそう。北浦がここまで不人気とは私には全く思えなかった。

初日は北浦最上流の巴川から北浦最下流の神宮橋まで全域をランガン。
特に今大会、練習とは違い(練習はずっと快晴だった)曇天の金土だったのでチャター率を高く、ノーシンカーフリップ率を引く。

ただこの日の黒田は本当にイマイチで、朝のファーストフィッシュのキロクラスを船際でミスしてから上手く立ち回れなくて思ったほどチャンスも無くて3フィッシュ。しかもミスった魚以外全て小さい(汗)

ゆいぴーにガン見されてる黒田(笑)3匹1220g。

初日は25位スタート。マジで笑えない。
自信あったのに。たった1匹のミスから試合崩して何してるんだ俺(涙)
優勝とか夢で下手したら予選落ちる。
しかも予想通り釣る人は釣っていて、5キロ弱から上が4人。そうなるよなと思いつつも自分は1200gしかない。初日から4キロ超のビハインド(涙)

この日の夜は死ぬほど頭を冷やして、深く反省した。
GoProの映像を見返してミスした理由をチェックしたり、初日どこに行って、まだどこに行ってないか(選手が少ないだけに自分が攻めてなければ誰にも攻められてない可能性が高い)をメモに書いた。

2日目スタート。画像提供SDG Marine

崖っぷちの2日目は前半はパラパラ雨。
初日以上にチャター率を高く。
この日はかなり早い段階で沈船側からチャターに500gだけど釣れてくれて、凄く落ち着けて試合を展開。
初日よりも行く上限を下げて(北浦の金上を上限に)、下限を北浦と外浪逆浦を繋ぐ鰐川まで広げる。
結果、ファットヤマセンコー3のノーシンカーフリップで1匹、ブレイクブレード5gのブレード改で5匹。1回入れ替え。MAXはチャターで1700g!

初日を取り返すまではいかなかったけど4072gで2日目トップウェイト!!

予選を6位で通過。
上位が少しスコアを落としてくれたお陰でトップとは1800g差、お立ち台には200g差。
昨年は追われる立場で迎えた最終日。今年は追う立場で。

3日目決勝。

最終日決勝はSDGマリン横利根ベースに会場が変更。
去年ここで捲られた。

最終日はSDGタイムズが乗っています。のでそちらをご覧ください。

最終日ももちろん不人気な北浦が私の主戦場。
ただこの日は初日2日目の曇天〜小雨と違い、快晴で真夏日予報。
朝が最大のチャンス。と思いチャターを巻きまくって『流石に最終日&快晴はキツい』と頭を過った瞬間にバイト。そしてバラし(涙)

キツイ時間が長かったけと、この日は巻き(チャター)と撃ち(ワッキーフリップ)を半々くらいで展開してなんとかキロオーバーをキャッチ。
追加は無くて1匹でウェイン。

1124gで単日11位。

※キッカーシーンやミスシーン総集編(笑)はオンラインサロン内でUPさせて頂いています。

この日、会場や別マリーナで沢山の人が『黒田のスタイルなら差し切るだろ』と予想してくれていたり、『あいつ暫定6位だけど捲ってきてトレーラーウェインの可能性高いから』と一番ランチングし易い位置に車&トレーラーを移動させてくれていたことを後から聞きました。
2021年霞ヶ浦戦、準優勝。
2022年北浦戦4位、霞ヶ浦戦3位。
そして2023年SDGマリンCUP霞ヶ浦戦6位。
毎回『次こそは掴みたい』と書いてきました。
今回が最も『勝てるかも』と思っていて、掴めるチャンスを初日に失ったと思っています。
『なかなか勝てない』
そんなの分かってるし、それが現実。残念ながら。
『また1から積み上げていくのか』と思うと嫌になりそうですが、この会場で必ず勝つ日をいつか掴みたいと誰よりも強く思っています。

今大会もサポートメーカー各社には多大なるサポートを頂きました。
特に昨年同様、霞ヶ浦戦の会場となった私のメインスポンサーであるSDG Marineにはボートのサポートからメンテナンスからトラブルシューティングまで今回も多大なサポートを頂きました。
応援頂きました皆さま、会場にお越し頂きました皆さま、そして競ってくれた選手全員にも感謝です。

メインタックル

○チャターベイト用
・旧ポイズンアドレナ168ML/シマノ×ジャッカル
・メタニウムシャローエディション/シマノ
・マスティフ12lb/シマノ
・自作ブレードブレイクブレード5g/ジャッカル
・サカマタシャッド4インチ/デプス

○ノーシンカーワッキー用
・旧ポイズンアドレナ166L-BFS/シマノ×ジャッカル
・22アルデバランBFS XG KTF/シマノ
・シューター10lb/サンライン
・ファットヤマセンコー3インチ/ゲーリーヤマモト

ボート チャージャー210エリート/チャージャーボート(SDG Marine)
魚探&エレキ GPSMAP1223XSV、1222XSV、7410XSV(フロント)、GPSMAP8410XSV×2(リア)、フォース(エレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム(インパルスリチウム)、オプティマイエロートップ/オプティマバッテリー(GWインターナショナル)

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