僕は自分で問題児だと自覚しておりますが、
業界内に同い年で、僕とは比べ物にならないレベルの問題児がおります。
小塚拓矢
がその人物であり、僕の悪友の一人でもあります。
今夏、コンゴ民主共和国(旧ザイール)に赴いていた同氏。
同じ釣りでも全く正反対のスタイルの僕と彼ですので、具体的な凄さは分からないのですが、
また歴史に名を刻んできたようです。
詳しくはロッド&リール誌か、彼のブログにて・・・
http://blue.ap.teacup.com/fromhearts/
実はTOP50桧原湖戦の帰り、東北道のSAにて他の取材の帰りだった彼と待ち合わせ、
小一時間ほどコーヒーを飲みながら久々の再会に雑談をしました。
彼からの嬉しかった(!?)一言が、
『お前でも凹むことあるんやな!逆に勇気もらったわ!』
というもの。
実は今回の彼の釣行は、コンゴの治安的なものやザイール河の地理的なものも関係し、
一回目の挑戦は失敗だった様子。
そして途中、別件でヨーロッパに滞在していた時に見た、僕のブログがちょうど旭川での連続の予選落ちだったらしい。
僕が今年、一番苦しかったときにヤツも一番の苦しみを味わっていたかと思うと、
運命を感じてしまう。(できれば女の子と感じたいが・・・)
そこから彼は予定を調整し、再度コンゴへと戻ることにしたようだ。
彼自身も言っていたが『帰る』と文章では一言で表現できてしまうが非常に苦しいことだったと思う。
スケジュールを調整する大変さももちろんあるが、それ以上に精神的な辛さがある。
自分で『天才』と言う彼ではあるが、
連載のことや、お世話になっているメーカーさん、個人の方々からの期待は絶対にプレッシャーとして感じていたはずだ。
それを乗り越えコンゴに戻り、もう一度挑戦したということに、
僕は目標の魚を釣り上げたこと以上に敬意を表したいと思う。
僕にはヤツの釣った魚の名前の由来も、本当のところの凄さも分からない。
しかし、その精神力の強さは誰よりも理解しているつもりで、そして怖く思う。(良い意味で)