昨年、有名メーカー各社から3m+αのダイビングクランクが沢山出ました。
昨今の琵琶湖では3mちょいのクランクベイトはファットペッパーを筆頭に、
必要不可欠のルアーなのは間違いないですね。
ただ逆に、それ以上潜るディープクランク(マッドペッパーマグナムetc)は、
南湖だけに限って言えば、かなり使用できる場所が限られている感じがします。
まぁ、これも全ては『フロリダ並みのウィード』が異常に生えまくっているのが要因なんですが、
15年以上前の琵琶湖を良く知っている方々とお話をすると、
90年代の俗に『ディープクランク全盛期』と言われる頃と比べると、
皆さんが口を揃えて同じ琵琶湖とは思えないと言います。
正直、僕はその頃を知らないので実体験ではありませんが、
確かに今の琵琶湖を見ると、一年中4mダイブのクランクが引ける湖とは到底思えません。
3mダイブのミドルクランクにしても、今の琵琶湖で人気があるのは、
やはりウィードの切れが良いものがほとんどのように感じます。
ただ要所要所で、ハイシーズンでもディープクランクが必要な状況があるのも事実で(浚渫とか)、
僕の琵琶湖BOXにも数個のディープクランクが通年入っています。
その中で一番使用頻度も高く、絶対に外れないのが、
ダイワのTDスーパークランク2075(だったと思う)
ダイワのクランクというと、間違いなくチタンリップのハイパークランクのほうが有名であり、
更にスーパークランクの中でももう一つ小さい3mダイブの2063のほうが有名ではありますが、
僕個人としては、この2075が一番の秀才クランクだと思っています。
ちなみに最近2063は復刻されましたが、2075は完全に無かったことになっています・・・(存在を知らない人も居る・・・)
マグナムとほとんど同じ4mダイブのスーパークランク2075。
発売当時、マグナムに比べ売れなかった理由は間違いなくその引き心地だと思います。
マグナムに比べファットなスーパークランク2075は引き心地が重く、
90年代に重要視されていた『楽にボトムが叩けるクランク』ではありません。
しかし、10年以上の月日が流れ様変わりした琵琶湖では、
この『高浮力』&『1ピッチ当たりの振り幅のでかさ』が最高のウィードの切れを生み出します。
通常の4mダイブのクランクがウィードスタックしてしまうようなエリアでも、
浮かせて切ってを行える唯一のクランクです。
今の時代に、入手困難なこのクランクをBOXに入れている人は間違いなく危ない人です。