kenshikuroda.com

  1. ノンジャンル

TOP50初戦ゲーリーインターナショナルCUP 七色ダム

昨日まで奈良県は七色ダムで開催されたTOP50初戦について書き認めておきます。
疲れが溜まってるのと、タイトスケジュールの為散文になる気がしますが今年も翌日更新をモットーにしたいと思っています。

今年のNEWトーナメントシャツ。多くのスポンサーさまに支えられて今シーズンも戦います。ゼッケンは7番。ラッキーセブン。

さて今年のTOP50シリーズはこのシリーズで25年以上変わらなかったルールが一つ変更になりました。
それが『リミットが5匹→3匹』への変更です。(フィールドや魚類への負荷低減の為)
正直、これでどう変わるかはまだ1試合だけなのでまだ全然分かりませんが、5匹×3日=15匹の総重量から3匹×3日=9匹の総重量に変更になった訳です。
当然、一匹当たりの価値は高くなったし、多少は運が介入する『魚釣り』というスポーツにおいてはその割合が増えるのは容易に想像が出来ます。
が、実際のところ選手たちは『試合の優劣には影響はほぼ無いでしょ。決められたルールの中で結果を出すだけ』といった感じでした。
正直、私もそんな感じで上手い人、強い人は3匹リミットになっても変わらず釣るはず。

プリプラクティスはキープキャスト前に3日半ほど。ちょっと短めの練習でした。

今年は全国的に2月中旬が暖かかったのは皆さんご記憶にあると思うのですが、それは当然七色ダムも同じく。
地元、山岡プロでさえ『2月が一番釣れていた』というほどでした。
最高気温が20℃を超える日なんかには12.3℃まで水温が上がっていたらしいのですが(たぶん他フィールドもですね)2月後半から3月初旬にかけてはむしろ寒の戻りがあったりして季節が足踏み?というか後退した感覚だったように思います。

私がプリプラを行っていた3月上旬は7℃代から晴れて高くても9℃ちょっと。

七色ダムに関しては過去に何回も試合をしてきたので、大体の地形やストラクチャーは把握しているのでその変化がどれくらいかのチェックに時間の半分を、残りの半分を『今の』状態のチェックに充てました。
3日半練習をしての釣果は初日4匹、2日目1匹、3日目4日目は両日ゼロ。
『全然釣れてないじゃん!』って思うかもしれませんが、試合は2週間後だし、どうせ一気に暖かくなるし今釣り込んでもなぁ、って感じで私のプリプラはいつもこんな感じです。

私が今回プリプラ〜試合までの約10日間で2キロを明確に超える魚はプリプラ2日目にキャッチしたこの1匹だけ。

七色ダムというと『ビッグバスフィールド』ってイメージが強いと思うんですが、正直今回は2キロ、3キロって魚の動き?釣り方?は最後まで全く掴めず。
その代わりアベレージが良く、釣れれば普段『居るけど難しい』ってイメージの800g〜1.5キロクラスって印象でした。
ま、でも暖かくなれば数釣れるようになるでしょ。くらいの軽いノリでプリプラは終了してしまいました。

直前プラ開始!また雨!

今期のTOP50シリーズは大会初日前日にオフリミットが1日あるので、直前練習2日間は大会初日の3日前&2日前になります。
その直前練習初日、ボートを浮かべて愕然とします。
水温がプリプラからほとんど変わってない(汗)

・・・と、書きましたが、まぁコレは予想の範疇で、2週間のオフリミットで雨は多かったし、大して暖かい日もなかったので『変わってないだろうな』ってのは全選手分かって現地入りしていたと思います。
なので『やっぱりね』が正直な感想。
だいたい8.5〜9.5℃くらい。

まだ桜もこんな感じ。0.5分咲きくらい。

更にもっというと直前練習〜大会期間中も大して春になる感じでもなく。
3/23(土)直前練習前日 大雨
3/24(日)直前練習初日 雨
3/25(月)直前練習2日目 曇→雨
3/26(火)オフリミット 大雨
3/27(水)大会初日 晴れ
3/28(木)大会2日目 曇→大雨
3/29(金)大会最終日 大雨→晴れ

滞在する7日間の内、実に雨が降る日が6日間!
正直、季節の進行がある程度停滞したまま。急激な季節進行はないんじゃないかというのが私の予想でした。
この1週間で水温も±1〜2℃くらいのはず。

そうなると『今釣れる方法』を必死に探し始める、探し直す訳です。
『プリプラもっと釣り込むべきだった』と思ったりもしました(汗)

結局、直前プラ二日間でキャッチできたのは2匹だけ。

直前プラでは初日は岸際やボトムの魚、2日目は沖や中層の魚をチェック。
初日と2日目で釣り方(レンジやポジション)をそれぞれ固定して、エリア全域で試す感じ。

七色ダムはこんな感じ。メインの北山川に、途中で西ノ川と大又川が合流する地形。大又川は入口岬から禁止エリア(釣場保護の為)

大小の流入河川含め、上流か下流まで両日それぞれの釣り方で色々やるも、初日(岸&ボトム)は2匹、2日目(沖&中層)はノーキャッチ。
おぉ(汗)まぁまぁ手応えなし(汗)

釣れた2匹はパワーフィネスのシャローカバーで1200gくらいと、リバウンドスティックのグライダーリグズル引きで600gくらい。
とりあえずここで『今回は沖や中層をほぼやらない』ことだけは決めて試合に挑むことに。
分かってるのは季節は大して進行していないこと、今回の沖の魚は自分には手が出ないこと、カバー周りは雨&減水のその釣りの悪条件でも魚が釣れなくはないこと。
あとは当日探していこうプラン。

前日準備。この見えて無さはタックルが増える増える(笑)

試合前は『本気でカバーだけやったらどれくらいいくかな』って楽しみ3割、『もしカバーが釣れなくなったらどうしよう』の不安7割でした。
まぁ、探しながら釣るしかないんですが。

SDGマリン提供。

初戦初日は明らか表情が緊張してる(笑)

初日はラッキーなことに3番フライト。
唯一終日晴れのこの日ふ朝からカバーを打つつもりが色気が出て『前日オフリミットの雨で西ノ川濁ってて巻物とかで釣れないかな?』と一瞬入るも濁りはほとんどなく1分でUターン(笑)
予定通りカバー打ちへ。
メインにしたのはシャローのカバー(ゴミ溜まりやブッシュ)はドライブクローラー4.5インチの3.5gと5gのネコリグ。減水してシャローが干上がったら深い(5mとか)レンジの沈みブッシュやオダをカバースキャット2.5インチの2.2gネイルシンカーを入れたオフセットフックで沈ませて入れ込む感じ。

幸先良く600gがシャローで釣れて、明確に暖かくなりだした9時半くらいからラッシュでこの日は8バイト6フィッシュ。

3180gで10位スタート。

上位には似たようにカバーを打っていた選手もチラホラ居て(宮嶋くんとか)、悪くはないんだろうけどやっぱり全体的に『2キロ以上の魚』が例年よりも極端に少なく『皆んなあの魚の釣り方分からないんだ』って感じで初日は終了。
2日目もとりあえず3キロ目標!って感じでこの日は快眠でした。

大会2日目。朝から曇天。昼過ぎには雨が降り出す予報。

この日も初日の延長戦でカバー打ち展開。
ただ初日より水位が低いのでシャローカバーよりも沖目の沈みブッシュやオダの割合を多めに。
結果としてこの日、それなりに釣るんですが正直メチャクチャきつかった。
朝9時半までに既に3匹をキャッチして、目算で1200g×2匹とキロあるなしの3匹。初日より重たい。
更なる入れ替えをとカバー打ちを中心に、天気を加味して沖の魚も手を出したりと色々試すも結果14時過ぎまでそのままノーバイト(汗)
最後の最後に950gを960gにする10gの入れ替えを沈みブッシュでするも自分の魚が枯れている?感じで終えることに。
2日目は前半と後半でかなり気持ちの違う大会2日目でした。

2日目は3420gで単日9位。

予選は6位通過。お立ち台までは200gくらいだけど逆に500g差くらいで15位近くまでズラり(汗)
暫定トップの吉川永遠プロが無双したり、暫定2位の藤田夏輝プロがナナマルを持ち込んだりとドッカンドッカンしてる中、必死に自分のことだけを考えて最終日を迎えました。

2日目夜〜最終日朝までは大雨予報。絶対濁りが入る。
こっからジャンプアップを狙うには私には巻くしかないのは戦前から分かっていたのでこの日は夜まで準備。
スピナベ、チャター、スイムベイトと色々出来るように。
練習で試せてない『大雨翌日』なので色々妄想しました。

最終日使わないかもしれないけど、勝負が不発だった時のためにパワーフィネスの2タックルも巻き替え。

最終日は予報通り朝まで大雨。
濁りを求めて本流北山川に行くか、支流西ノ川に行くか悩んだけど初日朝の西ノ川のクリアさを見ていただけに本流北山川へ。
ただ同じく2日目までカバーを打っていた宮嶋プロが私より上位(4位)で同じ戦略だったので一番入りたいスポットには入れず。
北山川上流の様々なスポットを朝二時間巻きを中心に使うもノーバイトで降ることに(涙)
ちなみに西ノ川は降っていったら激濁りでした。全然読みきれてない(涙)

仕方ないので2日目までの延長戦で残り4時間使い切り、ラストは帰着30分前に3匹目をキャッチして小さいけどなんとかリミットメイク。

最終日はスコアを落として2282g。落としたけど大崩しはしなかった。

期待していた最終日大雨の勝負が上手くいかなかった力不足感と、なんとか大きくは崩さなかった安堵感両方があった気がします。

最終結果は7位。
順位は二つですがお立ち台にはかなり届かないウェイト差だったと思います。第二集団の先頭って感じ。

優勝は吉川永遠プロ。上位5人は『最終日に読み切って釣り切ってウェイトを上げた』メンバーだけでした。

今大会は春らしく三日間、天気、水位、水色がかなり入れ替わる試合でした。
毎日違う七色ダムが待っていて、これにスコアを崩さず釣り続けたメンバーは本当の実力者ばかりだと思います。
自分はミスもあったり、最終日読み切れなかったりと実力もラックも足りなかった一戦に思います。
昨シーズンオフはブログにも書いたように環境を大きく変えました。少し自分の人生を追い込んだ感じ。
そんな中で例年とはまた違った感覚で挑んで試合だったんですが、また新しい目標も出来たりと落ち込みながらワクワクとした一戦でした。

今大会もサポートメーカー各社には多大なるサポートを頂きました。
応援頂きました皆さま、会場にお越し頂きました皆さま、そして競ってくれた選手全員にも感謝です。

メインタックル

○水中提灯用
・エクスプライド264M+/シマノ
・エクスセンスC3000M/シマノ
・ハードブル8 0.8号/シマノ
・Vハード3号/サンライン
・カバースキャット2.5インチ/デプス

○3.5g&5gネコリグパワーフィネス用
・エクスプライド270MH+/シマノ
・コンプレックスXR2500SHG/シマノ
・ハードブル8 1.5号/シマノ
・Vハード4号/サンライン
・ドライブクローラー4.5/OSP

魚探&エレキ GPSMAP8416XSV、1222XSV、ライブスコーププラス
フォース(フロントエレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム/インパルスリチウム

ノンジャンルの最近記事

  1. 浜名湖沖遠州灘のブリトップゲーム

  2. 今週も大阪の旅

  3. 大阪→神戸→京都

  4. 浜名湖オープントーナメント最終戦 サンラインCUP

  5. 浜名湖オープントーナメント最終戦

関連記事

最近の記事

  1. KDW NEWクラッチ

    2024.12.10

アーカイブ
PAGE TOP