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AKBから学ぶこと

※昨日、募集させて頂きました三連休浜名湖ガイドですが、定員に達しましたので只今をもちまして受付を終了とさせて頂きます。
先のお客様のご予約で、ご希望の日程に合わず、お断りさせていただきました方、大変申し訳ありませんでした。
今日は大きく話を変えて、更にぶっ飛んでAKBのお話(笑)
ガイド募集の翌日にAKBのことを書くなんて僕らしいでしょ?(笑)
AKBが国民的アイドルになって三年ほどでしょうか?
少なくとも芸能音痴な僕が認識してから三~四年くらいだと思います。
CDの売り方や、彼女達の働かせ方が倫理的にどうかという話は置いておいても、ここ数年話題性に富んだグループです。
特に年一回、総選挙を行いその順位がそこから一年間の自分の立ち位置になるなんていうのは今までのアイドルにはなかったことだと思います。
総選挙にはAKBだけでなく、SKEやNMB?といった姉妹グループも権利があるようで、
先程調べたら、実質130~150人が毎年投票対象になっているようです。
その一方で、僕ですらTVで見るようなメンバー(選抜メンバー?)は8人程度で、
事実上、その中に入らないと全く表舞台には立てないに等しいということになります。
総選挙の得票率を見ると、その8人だけで全体の60%近くを獲得しています。
全体の5%の人間で、全体の半分以上を占めている計算です。
僕は大学(たいしたことない大学です)で、経済法学部に所属していたのですが、
人口の5%で、全体所得の約半分を占めるという比率は、現代経済の富の分配に酷似しています。
今だと隣の大国がまさにこの比率なのではないでしょうか。
大学の時は長々と講義で聞きましたが、この比率というのは一切の介入の無い経済ではほぼ定数化しているもので、
つまりはAKBの需要の中には小さな社会(経済の)が存在していることになります。
ちなみに日本ではここまで所得が一極集中していないのは政府が介入しているからで、
累進課税等の政府の介入が無ければ日本の富の分配比率もAKB総選挙と同じ結果になっている可能性が非常に高いです。
AKBといえば前田あつこさんが脱退前までは一番人気でしたが、秋元康氏のお気に入りだからとか噂されてもいましたが、
現実にはそれだけでない根本的な定理も存在しているんです。
一つの社会(経済)を放置しておくと必ず一極集中が起き、格差が生まれるのですが、
この人気(所得)をプロデューサー側(政府側)が当分配しようとすると確実にその社会(経済)自体が崩壊します。つまり共産主義です。
介入し過ぎると、逆に短命で終わるんです。
毎年、AKB総選挙は操作無しのガチで行っていると秋元康氏は自慢気に言いますが、むしろ操作無しのほうが人気は長く続く可能性が高いのです。
ただ、個人的に凄いなと思うのは本来、経済活動と同じ推移をするのであれば前田さん一極集中になるはずなのですが、
AKBの中で大島ゆうこさんは前田さんに負けず劣らずの人気があります。
確か一度、総選挙でも一位を取られているはずです。
何も知らない僕ですが、思うにこの大島さんという方のポテンシャルは最も高いのだと思います。
TVで見て感じているだけですが、大島さんは特段外見が良いわけでも、生まれ持った才能があるわけでもないように見えるので、
おそらく人間性や努力が桁違いなのだと思います。AKBブームが去った際、最後まで生き残るのはこの子な気がします。
話が脱線し過ぎました(笑)
今のAKBでは20~22歳が中心のようで、23歳は高齢のようです。
20~22歳の子達は18歳くらいにデビューしたのでしょうか。
ということは18歳から芸能活動を始めたという子は居ないはずです。遅くとも15歳頃から、早ければ10~12歳くらいから活動をしていたはずです。
AKBもきっとオーディション制でしょうから、いきなり最初のオーディションで合格とは考えられないので、最低でも3年程度の助走期間が必要なはずです。
その上でオーディションでは100人に1人以下の確率の合格でしょうから、そこでやっと順位をつけてもらえる立場になるわけです。
AKB総選挙のハイライトを以前見たことがあるんですが、面白いことに気付きました。
昨年、圏外だった子は順位が着いただけで喜び、20位だった子は10位で喜びます、昨年も今年も5位だった子は満足していないと言いました。
本来、順位形式は1位以外は極論負けなのですが、コメントや反応を見ていると自分の中に1位(勝ち)以外の目標を設定しているということになります。
普通に考えると(特にAKB規模であれば)トップというのはまず取れません。
全体に対して一人だけですからかなりの少数です。例えばとある大会での参加人数が50人だとしたら98%の確立でトップはとれません。
確立論だけで見れば、98%って感覚的にはほぼ確実に近いということです。
ほぼ確実に無理なのに全ての人間がそこを目指しているんです。これはかなり苦しいことだと思います。
では98%を掻い潜り、トップに立てれば人間は満足するのかというとそんなことはないのだと思います。
むしろ逆だと思います。でなければ前田さんはAKBを辞めてないでしょう。
そして、この感覚だけはトップに立たないと分からないのだと思います。
もう何が言いたいのか完全に分からなくなりましたが(笑)
とりあえずはハタチそこそこでそんな環境に身を置いている彼女達には頭が下がります。
可愛くないとか、歌が下手とか批判するのは簡単ですが、きっと凄い努力と覚悟だと思いますよ。

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