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nada.の基本コンセプト


昨日、お伝えしたNEWソルトウォーターブランド、『nada.』。
本日は、どのようなコンセプトのアイテムを展開していくのかをご説明させて頂こうと思います。
ご存知の方も居るかと思いますがここ数年間、メガバスプロスタッフとしてだけではなく、開発チームの一員として様々な製品の開発に加わらせて頂いてきました。
中には僕の考えや、想いを形にしていただいたものも数多くあります。
今年2月のイーラ発売以降、私がプロモーションに参加しているメガバス製品がほとんど無いことに気付いていた方もいらっしゃるかと思います。
イーラの開発が終了したのはちょうど一年前の昨年11月。
そこからの期間、数多くのnada.製品候補の試作やテストを行っていました。
過去に何度も書いてきたことではありますが、ルアーは大きく二種類の分類されると思います。
一つ目は、特定の条件下や、使用方法、スキル高いアングラーが使いこなすと120点といった限定的な高いポテンシャルを持つ一方、使い所を間違えたり、使いこなせなければ途端に50点以下になってしまうもの。
二つ目は、多くの状況下で使用しても80~90点で安定していて、誰が使っても点数の変化が少ないもの。
僕はどちらかといえば前者のルアーが好きです。そして、メガバス社を始め、現在の多くのメーカーがリリースするルアーのほとんどが前者だと思います。
色々な事情があってそうなっているのだと思います。しかし近年、特にルアーを創れば創るほど後者の重要性を強く感じるようになってきました。
前者のルアーは製作者の影響を強く受けるので、スキルやフィールドがその条件に似ていることが前提となります。
特にソルトの場合は地域ごと、アングラーごとの環境の違いは大きく、顕著です。流行もある中、潮の影響で毎日フィールドコンディションが違うことが当たり前のソルトウォーターフィッシングでは前者のルアーだけでは常に違うルアーを入手し続けなければいけなくなってしまいます。
何度もこのブログで書いてきましたが、一つ例をあげるとすれば、一昨年前に作ったX-80jrは地域やアングラーのスキルが揃わなければ、ただの真っ直ぐ泳がない数釣りしかできないミノーです。もちろん僕の自信作ですが、一方でピーキーなルアーであることは間違い無いと思います。
実際、この数年の中で後者のようなルアーをいくつか創ったことが何度かありました。そして意外にも、そういったルアーのほうがアングラーからのレスポンスや、評価を頂くことが多かったのが現実でした。
そんなことをふまえ、昨年頃から後者のようなルアーしかラインナップさせないブランド、メーカーもあっていいのではないか?と考えるようになりました。
もちろん過去の名作ルアーの中にはそんなルアーも有りますが、やはりそれは意図的にそうなったのではなく、結果的にそうなった場合がほとんどです。だからメーカーもジャンルもバラバラです。
今の技術を使えば後者のようなルアーを更に使い易くし(飛距離とかは昔に比べ顕著)、加えて補充もし易い価格で作れます。
あえて120点を狙わないことで、誰でも使い易く、選び易いルアーにできる。これがnada.の基本コンセプトです。
だからといって普通なモノでなく、適当なコンセプトで適当に作られたモノであれば絶対に負けないようなベーシック、それがnada.です。
今日まで、様々な方々にご協力を頂いてカタチにし始めることができました。そしてこれからも、ご協力を頂くことになると思います。
僕自身もそうですが、nada.ルアーだけで釣りが完結するわけではありません。絶対的にスペシャリティな性能を持ったルアーが必要な場面は必ずあり、そんな時は僕自身もメガバスで自分が手掛けたルアーや、他社さんであっても良いルアーは使うスタンスは変わりませんし、変えられません。
ただ迷ったときの、よく分からないときの、とりあえずのnada.といった選択肢の一つになれれば幸いだと思っています。
http://nadajapan.com
※公式HPをUPしました。是非、ご覧下さい。
今は黒田だらけですが、今後は各地のヤングな協力者達も順次ご紹介させて頂きます(笑)

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