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浜名湖オープントーナメント初戦オンスタックルCUP

昨日の内容を誰より詳細に、浜名湖やソルトを知らない人でも分かりやすく、知っている人には面白く、そして早くお伝えしようと思います(笑)
色々と考え、浜名湖を知らない人や、浜名湖に出ていてもトーナメントに参加していない方、興味も無い方、様々な方に少しでも情報の共有ができたらと思って書き認めます。

実は今回、生まれて初めて浜名湖オープントーナメント(通称HOT)に全戦エントリーをしました。
今まではバストーナメントのスケジュール上、スポット参戦がほとんどで、過去全戦参戦できたのは1、2シーズンくらいだったと思います。
全戦エントリーをした理由は、もちろんバストーナメントのスケジュール的に全戦参加可能だったことと、
浜名湖アングラーの方々や遠州地域の方々に、狙って年間優勝を取るところまでをお見せできたらな。と思っているからです。(予定)
もちろんバス、ソルト問わずトーナメント自体面白いですし、他トーナメントの練習にもなるってのも重要なんですが、
一番の理由は先程記した通り、『こうやって年間優勝取りました』を全4回(四戦)に分けて記して行くつもりです。
さてさて、まず最初に浜名湖オープントーナメントのレギュレーションを簡単に説明致します。

春~冬にかけて全四戦行われ、毎大会対象魚種3匹の合計重量で競われるルアー釣りの大会です。
歴史は古く、前身であるJB/NBCソルトトーナメント時代から合わせると約15年、HOTと名称変更されてから10年が経ちます(今年11年目)。
多い時は120名超の参加者がおり、近年は60~70名程度に減ったもののどっかの誰かが映像出しまくったりしたこともあり近年レベルは凄く高くてなかなか簡単には勝てなくなってきました。
対象魚種はシーバス、クロダイ、キビレ、マゴチ、ヒラメの五種。その中から重たい魚3匹を持ち込みます。
キーパーサイズはシーバスとマゴチのみ40cmで、他三種は30cm。
一戦ごとに1位40P、2位39P、3位38P・・・となり、30位11Pで以下5Pで、最終最もポイントが多かった人が年間優勝。つまりバストーナメントと同じオーソドックスなかたちです。
浜名湖。というと中部有数のメジャーフィールドですが、難易度は高く今大会に限らずウェイン率は50%前後、リミットメイク率は一桁~高くても20%に満たないというフィールドです。
つまりはトーナメントタイムの半日やって、一匹も釣れない人が半分以上、複数釣る人が数人。そんな難解なフィールドでもあります。
さてここからは浜名湖を知っている方向けの内容になります。
今大会、なかなか決定打に欠ける状態の浜名湖だったことは間違いありません。
つまり何やっても(何を狙っても)ポツポツ釣れるし、だからと言って極端にウェイトのある魚が居ない(少ない)状態です。
通常、対象魚種の中で(浜名湖で釣れるレベルで)最も重たくなるのはシーバスです。
一匹あたり2キロ以上となるとシーバス以外では狙ってはほとんど無理だと思います。キーパーシーバスで約700g弱。
次に重たいのはマゴチ。2キロ弱までの個体は少なくありませんが、魚の性質上500gと2キロが平気で混泳していたりするのでなかなか大きいのだけを狙って釣るのが難しい魚でもあります。
クロダイ、キビレは700~1200gまでが多く、もっと大きい個体もたまに釣れるけどデカいシーバスが釣れる状況ならいくら頑張っても勝てません。
ヒラメは釣れること自体が奇跡(笑)
今回、前日にガイド終わりで二時間くらいプラをした感じでは、どの魚種でも1キロ以上の魚を混ぜるのが非常に困難。
シーバスもキビレもクロダイも釣れども釣れどもほとんどが1キロ未満。たま~に釣れる良い魚も1200gくらい。
これどの魚種狙っても3キロで頭打ちじゃね?って感じでした。

そんな中、唯一これは!?と思えたのが偶然見つけたマゴチ牧場(平均1500g/匹)だったんですが、
これまた偶然、最近少し交流のある若者もそれに偶然気付いていることを知り、前夜に電話口で『優勝するのでやらせて下さい!』と言われ全面的に譲ることに。(私も丸くなりました 笑)
仕方ないので、とりあえず一番数の釣れるパブロシャッドでのキビレ、クロダイ狙いでチクチクやって10枚くらい釣って入れ替えを繰り返せば3キロくらいはいくだろうと。
3キロあれば変な順位(悪い意味で)にはならないだろうと。年間レースには加われるだろうと。
さてさてここまで私目線で書いてきましたが、上にも書いた通り基本釣れない浜名湖です。そして更に春の大会が一番釣れません。
10枚釣って入れ替え。と書きましたが、人によっては魚種問わず一匹が遠かった方も少なくなかったかもしれません。
今回のキモは完全に流れでした。
普段、流れがあるエリアの反転流なんかは浜名湖に限らず超一級なのは当たり前ですが、今回に限って言えばガン流れの中が特に(活性の高い)魚が多い状況で、
同じエリア内でも流れに対し遮らないカタチ(流れと同じ方向)で入っているミオスジなんかでバイトが集中しました。
これについては絶対自分しか気付いていないだろうなぁと、書く予定じゃ無かったんですが優勝者が全く同じことをキーにされていて感動して書きました。
今回優勝された方は沢山浜名湖に出ている方なので、(日数による)努力の賜物と思われがちですが、これはどれだけ自然を見ているか。の話。
何日も前からずっとそうだった訳じゃないので、短期間で気付かれたんだと思います。通うほど固定概念って強くなると思うんですが脱帽でした。
何で流れが当たる方が良かったのかは面倒なので割愛です(笑)
浜名湖は地味に琵琶湖南湖くらいの広さがあるので、シークレットスポットやシークレットテクニックがあると思われています。
もちろんシークレット性の高い場所も無くはないけど、基本はどこでも釣れるし、どこでも釣れません。
今回に限らず、広いだけに優勝パターンなんかを聞くと『その場所を知らなかっただけ』と思いがちですが、キー要素は毎回違うし、キーが合っていれば他の場所でも釣れます。
さて、当日の潮位表では朝のスタートの時間が満潮でそこからずっと下げ続ける日。大潮前日の中潮で潮位変化も大きい日でした。
天気はスタート時こそドン曇りですが昼には10mm/h近い大雨予報。この時点で諦めた釣りが一つありました。


シャッドでチクチクやる。と言いながら練習で明らかにサイズの良いクロダイ、キビレを釣っていたのはペンシルでした。平均1200gくらい。
これはシャッドのアベレージ700gより明らかに良いのですがクロダイ、キビレが水面に出るのはピーカンベタ凪がベストです。
雨で水温上昇が見込めない当日は難しいだろうなとは思いつつも、1/3くらいの時間を費やしましたが結果ノーバイトでした。
早すぎるでしょ!?と浜名湖アングラーの方々は思うかもしれませんが、チヌペンはそれくらいの破壊力があります。バスだと四月の試合で羽根モノで勝負する感じです。
そしてこのパターンを黙っていてくれたゲストさんにも感謝です。
さてさて話を再び当日に戻します。
当日の私のタイムスケジュールは、
①7:00~7:30 流れの効く南エリアでシーバス
②7:30~10:00 シャッドでクロダイ、キビレ たまにペンシル
③10:00~10:30 流れの効く南エリアでシーバス
④10:30~12:30 シャッドでクロダイ、キビレ たまにペンシル
⑤12:30~12:50 流れの効く南エリアでシーバス
でした。当日天気や風、潮位を見て動いたスケジュールなので、開始前から決めていたものではありません。
3回もシーバスに手を出しているのは昨日までは昨日、当日朝は朝、昼は昼だと思っているからで、決めつけていないからです。
入る時は一瞬なので、自然が変わっていないかをチェックしに行きました。
結果は②にパブロシャッドでキビレ×1、④にパブロシャッドでキビレ×1、シーバス×1、ヒラメ×1、⑤にX-80jrでシーバス×1。

キビレ、クロダイがシャッドであと3、4枚は釣れる予定でしたが、雨になると活性が低すぎてトップには出ないし、シャッドもバイトが弱く匹数を伸ばせず。
序盤は入れ替え気満々でウェイト測ってマーカー付けましたがそこまで楽な展開ではありませんでした。

結果は重たい方から三匹のシーバス、キビレ、ヒラメを持って帰って2950gで三位。

晴れていれば入れ替えをして、もう500gくらい上乗せできていたと思いますが、同時に周りも釣れやすくなるので恐らく大きな順位変動は無かったかなと思います。
一位か、三位か、五位か、多少の運もあったかもしれませんが分かっていたパターンで絞り出しただけなので点数的には60点です(笑)
60点で優勝できる時もあるし、100点で勝てない時もあるのでこれはただ私の満足度だと思って下さい(笑)
年間レースは残念ながら三番からのスタートです。
今年は全4回に分けて最終一番になれるように更新して参ります(笑)
次回は6/24です。短時間で打ったのでお見苦しい長文を最後まで読んで頂きありがとうございました!

メインタックル
○パブロシャッドMR用
・ゾディアス260ML-G/シマノ
・17エクスセンス3000M/シマノ
・ピットブルX4 0.5号/シマノ
○X-80jr用
・エクスプライド 270L+/シマノ
・07ステラ2500S/シマノ
・PEエギULT 0.5号/サンライン

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