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TOP50北浦戦ベイトブレスCUP 詳細

一昨日まで開催されていたTOP50第2戦北浦の大会内容を書き認めたいと思います。
お伝えした通り最終結果は12位と、鼻息荒く勝負にいった自分としては不甲斐ない順位でした。

ただ改めて今思い返すとスキル、フィジカル、メンタル全てにおいて上位選手には及んでいなかったと思うので、妥当な順位であったのかもしれません。
今回、プリプラクティス(事前練習)から多くの選手が『釣れない』と漏らしていました。事実私も釣れていませんでした。
この時期の北浦戦は過去に何度かTOP50で試合をしたことがあるので、なんとなくの季節感や釣り方なんかは多くの選手が知っているはずなんですが、明らかに例年よりも釣れない。
季節的なズレ?工事による減水のせい?色々と考えられますが、試合結果を見ても釣れない難しい試合であったことには変わりないと思います。
プリプラでは一番釣れた日でも4匹、同船してくれたメガバスの小松くんが1匹釣っただけなんて日もありました。
(小松手伝ってくれてありがとう!)

単発のクランクベイトで釣れた魚なんかも居ましたが、魚は基本スロー。
巻きより撃ちに分がある印象でした。

その中で、やはり難しいといってもスジエビが湧いたり、テナガエビが産卵でシャローに上がってくる季節。
バックスライド系のワームは少ないながらも一番魚を連れてきてくれました。

特に水面付近でのバイトが多く意図的に水面付近に長く留めておく方法が効果的だということをノートに書き留め、
プリプラでは他の多くの時間を今釣ることに使わず、インビジブルストラクチャーや今まであまり釣りをしてこなかったエリアの地形把握に費やしました。
ただ、今まで書いてきたエビが接岸しやすいことや、アフターから梅雨にかけては水面が効果的であるということはTOP50プロなら全員が知っている超セオリーズなことで大きなアドバンテージは感じず、
あとは状況が好転した場合にどれだけ早く探し出すか。もしくは好転しなかった場合どうやって絞り出すか。のどちらかだろうなと思って直前プラを迎えました。
オフリミット(練習禁止期間)を終え、直前二日間の練習では大きな好転はしていなかったように私には感じました。
とはいえ1匹釣れるかどうかから、上手くいけば5匹揃うかな?くらいまでに回復。
初日雨、二日目快晴激暑の全くコンディションの違う直前練習二日間で釣り上げた魚は2、3匹でしたがバイトは両日ともに5バイト以上、サイズはどれもキロ絡みの良い魚でした。
メインパターンはフックを折ったり、外したりしていたのでキャッチはせず。

直前プラでは万一泣きそうになった時のフォローで考えていた釣りでのみ魚をキャッチ。サイズがイマイチに感じたので結局、最後の最後まで手をつけなかったパターン。
メインパターンでは魚をキャッチしていなかったのに何でバスかどうか(多魚種じゃないか)、サイズまで分かるんだよ!(笑)
と思われるかもしれませんが、今回の私は直前プラから試合までほぼ全てを水面の釣りに費やしたからです。スローなバイトが多く、掛けてなくてもだいたいのサイズと魚種が分かるほどでした。

使用したのはプロップダーター80とバックスライドクラーケン。
プロップダーターはもちろんトップウォーターですが、クラーケンもほとんどバックスライドはさせずロッドを立てて水面を漂わせて使用しました。イメージはもちろん産卵に上がってきたテナガエビ。
ただ自分の持っているパターンの中で最も『魚のサイズが良い』という理由で選んだルアーと釣り方でした。勝つために。

クジ引きの結果、ほぼドベスタートで始まった初日は安定感があって人気の下流域は入れないだろう(いくら広大でも良いスポットは被る)と、北浦本湖のエビが上がってきやすい葦&土嚢からスタート。
釣れなければ一時間で見切るつもりが、すぐにプロップダーターにバイトがあり狙い通りのキロフィッシュをキャッチ。
その一時間後にはクラーケンの水面に同じくキロフィッシュがバイト。スタート二時間足らずで本湖で二発キャッチして下流へ。
この良い流れが、逆に自分をコントロールできなくさせてしまい下流に下って近くで起きたエビボイルフィッシュが、クラーケンの水面にバイトするもビックリ合わせですっぽ抜け。
気合いが空回りし過ぎて、そっから自分が何をしてるのか、フィールドが今どうなのか全く分からなくなって5時間近くノーバイトで帰着。

結果、朝一の二本で終了し、21位スタート。
周りも釣れてなくて真ん中よりは上に居たけれど、とても勝ちに絡めるような状況じゃなくなってしまい、色々不安になりながら二日目へ。
明けて二日目は快晴無風。前日と打って変わって熱中症が怖いくらいの気温と湿度。
初日と逆のスタートでフライトはかなり早いので、とにかく冷静に。下流からスタート。
開始1時間でクラーケン水面にファーストバイト。前日のビックリ合わせのミスを教訓に少し送ってフルフッキング!
・・・したら、まさかの合わせ切れ。魚にも悪いし、マジで色々キツい。もはやフッキングの感覚すら分からない。
おそらく過去にこの手の釣りで100とか200なんで数じゃないくらい魚を釣ってきているのに、フッキングのタイミングも強さも分からない(笑)
普段どうやって釣ってるんだっけ?(笑)って試合中に悩むほど。
ただ、唯一ラッキーだったのがラインブレイクから30分ほどで次のバイトがあったこと。
そしてその喰い方が水面に横っ飛びしてきて勝手にフッキングしてくれるくらい強かったこと。
気付いた時には無意識にネットに魚を入れてた。まだまだ戦える気にさせてくれた一本でした。
とはいえ快晴無風はキツく、日が完全に登ってからは2時間にワンバイト。
でもミスすることなく2本目、3本目とやはりサイズの良い魚をクラーケンの水面で釣っていき、最後の最後に葦横のレイダウンに提灯させていたら出た魚は宙吊りにしながらもバラし。
これで二日間のキャッチ率は5/8。低過ぎる。初日も二日目もあまりにもミスが痛すぎる予選でした。

二日目は初日よりも釣れてなくて3本単日7位。予選を9位で通過。
お立ち台まで1キロ差。1位までは2キロ差。気合いと結果が噛み合わないけど本気でまだ勝ちを諦めずに最終日を迎えました。

最終日は中止も検討された強風&雨。

ランチングした直後からデッキは水溜りです(笑)
最終日は北東の強風だったんですが、どの風向きでも対応できるだけのスポットを持っている中でも、一番手持ちの場所が少ないと思っていたのがこの北東風のとき。
なんとか風裏でメインのクラーケン水面で一発ライブカメラの前でナイスサイズを出すも、後が続かず。
仕方なく最後30分だけバックアップを試してキーパーをキャッチして終了な最終日でした。

最後に釣れてくれたキーパーはウェイトを上げてくれた大切なキーパーではあるけれど、やっぱり逃げなくて良かったと、これをいくら狙っても勝ちは絶対に掴めなかったと教えてくれた魚でした。
正直に書けば、この文章を書いている今でも今回の北浦の明確なコンディションは分かりません。
広大なフィールドなので、様々な条件が同時成立しているということもありますが、明確なコレ!といったものも無かった試合でした。上位のエリアや釣り方もバラバラ、日替わりって感じでした。
だからこそ無意識に焦ったり、ミスが痛い。そんな北浦戦だったんじゃないかなぁと思います。
鼻息荒く漫画並みにフンフン言いながら(笑)勝ちたいと言っていたわりにはなんとも中途半端な順位だったかもしれません。
勝負できるのは第2戦と最終戦とも思っていました。
ただ、また少しだけ色々な感情を経験して成長できた気がします。単純に魚釣り、バストーナメントって意味だけではなくね。
最後に今大会、プラから様々な方々にお世話になりました。応援頂きました皆さまも含めまして本当にありがとうございました!!
次戦七色は・・・サイト合戦!勝算なしっ!!(笑)

メインタックル
○用
・ゾディアス166ML-2/シマノ
・メタニウム MGL HG/シマノ
・ディファイヤー15lb/サンライン
○バックスライドクラーケン用
・ポイズンアドレナ1611M+/シマノ×ジャッカル
・アルデバランMGL31 HG/シマノ
・シューター14lb/サンライン

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