初戦同様、昨日の浜名湖オープントーナメント第二戦の模様を誰よりも早く、そして詳細にお伝えしようと思います。
初戦の模様はこちらから!
宣言年間優勝を狙うためには外せない一戦。いや全戦外せない(笑)
最近の浜名湖ガイドではチヌトップばかりしていたので、全体把握の為七色ダムから帰宅した日に半日だけガイドプラを含めて浜名湖に出ていました。
前回大会時も書きましたが、浜名湖は浅い海水の湖の為、普通の海に比べ自然環境の変化をもろに受けます。
雨が降ればすぐ濁るし、晴れれば水温上昇し、曇りの日が続けばあっという間に水温は下がります。
季節感も進んだり、戻ったり。本当に難しいフィールドです。
今回七色ダムにプリプラに行く前まで(つまり大会一週間前の日曜日まで)はチヌトップをメインに戦うつもりでした。
その理由は一週間前の段階では釣れる魚が全てクロダイだったからです。
へ?チヌトップだからクロダイなんじゃないの?と思われる方も居るかもしれませんが、
実はチヌトップで釣れる鯛には、一つがクロダイ(チヌ)、もう一つキビレ(キチヌ)とい二種類が存在します。
生物学的な違いはここでは少し置いておいて、この二種類浜名湖ではサイズも重さもクロダイの方が大きく、重たい傾向があります。
ルアーで釣れるクロダイのアベレージは42.3cmでウェイトにすると1200g前後。MAXは1800gくらいまでは狙っていけると思います。
一方のキビレはアベレージ36.7cmで700g前後。MAXでも1200gがかなり大きい部類だと思います。その差約500g前後。
もちろん小さいクロダイも、重たいキビレも居るのですが、傾向としてはどうしてもこうなります。
つまりチヌトップで釣れる魚がほとんどクロダイだった大会一週間前は、三匹釣れた時点で3500g超(全てクロダイなので)。あとはシーバスを気にするだけでした。
が!五日ぶりに帰ってきた浜名湖はチヌトップでのバイト数こそ変わらないものの、かなりキビレ率が高くなっている印象でした。マズい。
9割クロダイだったイメージがクロダイキビレの確率が半々。こうなるとシャローから特大のクロダイ(1500gオーバー)ほど居なくなります。
一週間前のタイミングではトーナメント時間の半日本気でやって15バイト5フィッシュ。入れ替えをして3800gまで行けばまぁまぁでしょと余裕のつもりが一気に苦しくなりました。
かと言って良いサイズのシーバスが狙えるかというとかなり単発な印象。キーパーの600~700gはベイトが居るところさえ探せばかなり居るんですが、とてもキロアップだけを狙えるなんて状況には感じませんでした。これじゃあ鯛やってもシーバスやっても2キロちょいちょいで頭打ちです。
さて困った。
ってことは実はなく(笑)、なんとなくこんな感じになる気がしていたので久々に練習し直していた釣りがありました。
浜名湖各所にあるストラクチャーに対し、1/64~1/32oz(0.4~0.9g)のジグヘッドのフォーリングで喰わせる釣り。
使うワームは小さくて丸みを帯びていれば何でもよかったんですが、今回は使い易そうなチヌ蟹を使用しました。
万一の為に。と六月中旬のガイドプラ時に三時間だけ試して20匹くらいキャッチ。
その時はロッドにナダのオカッパリチヌロッドND762LSを使っていたんですが、この釣りには硬くて魚が走りすぎるので一番良さげなロッドをシマノに送ってもらい大会二日前のガイドプラでロッドと一緒に三時間試して30匹くらいキャッチ。
この釣りの最大の欠点はサイズが選べないこと。そしてデカいのほどキャッチ率が下がること。
キーパーギリギリのクロダイ、キビレから1500gクラスまでとにかく釣れまくるんですが、キロを超えるとストラクチャー周りで喰わせている為に極端にキャッチ率が下がるんですよね。
6.7年前に見つけ、とても優勝だけを狙える釣りではないけれど、年間優勝を狙う為には今回くらいが出しどきかなという感じで今大会を迎えたわけです。
大会朝はまた雨!もー誰だよ!雨男(笑)
3キロまではジグヘッドのフォーリング、超えたらシーバスかチヌトップで1500g以上の魚を狙う。こんな感じのプランでスタートしました。
当日の私のタイムスケジュールは、
①7:00~9:30 ジグヘッドのフォーリングでクロダイ、キビレ
②9:30~10:00 流れの効く南エリアでシーバス
③10:00~11:30 鷲津エリアでチヌトップ
④11:30~12:30 会場に戻りながらジグヘッドのフォーリングでクロダイ、キビレ
3キロ超えた時点で一旦ジグヘッドの釣りは辞め、一気にウェイトUPの可能性のあるシーバスとチヌトップへシフト。
シーバスを30分で見切ったのは流れ藻が多すぎて釣りにならず、これならチヌトップの方が可能性が高く感じたから。
当日使った入れ替え表です。460gからスタートしてる(笑)
①で20枚くらいクロダイ、キビレを釣り、一番下が980gになった時点で移動。
③は一瞬、最奥にある猪鼻湖まで行くか悩んだものの鷲津に比べ移動時間が往復20分は余分にかかるのと、最近ガイドで使っていたのバレバレでマークがキツいのでパス。
ちょうど天候回復で西風が吹き始めたタイミングだったので風裏にもなる鷲津をチョイス。
一時間半で6発出して3匹キャッチ。2匹はアベレージのキビレ、1匹だけ1200g超のクロダイで980gと入れ替え。ルアーはもちろん全部チヌペン!!
会場に帰りながら4.5匹ジグヘッドでクロダイ、キビレを釣ったものの入れ替えならず帰着。
この最後の一時間ちょっとは今でも悪手だったなと思います。
晴れ上がったタイミングでもあったので30分しか釣りがきなくても猪鼻湖でトップでキッカークロダイを狙いに行くべきだった。もしそこで1500gが入ればまた違う結果になってたかもしれない。タラレバですね。
結果は3320gで初戦と同じ3位。予定通り!?年間ランキングは暫定トップに。
優勝とは約300g差。同じタイプのストラクチャーに付くクロダイを違う方法で攻略しての結果だったそうで、やっぱり今回はその魚を狙うのが一番効率的だったんだなぁと感じた結果でした。
今回詳しいエリア、使ったタックル、釣り方のキモ等全てお立ち台でお話しさせて頂きました。
ここに記しても良いのですが、今まで誰もやってこなかった釣りなのでトラブル、釣り場からのクレーム等があっても困るので気になる方は参加された選手に聞いてみて下さい。詳しくは書ききれないことをご理解下さい。
使ったのはジャッカルのチヌ蟹。前日に釣具屋で10P買いましたが9P使い切りました(笑)
ジグヘッドは自作です。画像は重たい1/32ozの方。
ラインはシンキングPEじゃないとかなり難しいです。今回はセフィアG5の0.6号を使用。
次回第3戦はは8/26開催です!このまま最後までトップを明け渡すつもりは無いのでよろしくお願いします(笑)
メインタックル
○ジグヘッド用
・ソアレCI4 S800L-S/シマノ
・16ヴァンキッシュ2500HGS/シマノ
・セフィアS5 0.6号/シマノ
○チヌペン用
・エクスプライド 265UL+/シマノ
・07ステラ2500S/シマノ
・ピットブルX4 0.8号/シマノ