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浜名湖オープントーナメント最終戦 結婚相談所アイクルCUP

早いもので今年の浜名湖オープントーナメントも最終戦が昨日開催されました。
昨日、当ブログ&SNSでご報告した通り、最終戦は23位と中位で終え、5年連続の年間優勝はあと2ポイント差で逃す結果となりました。

地元浜松の有名な結婚相談所アイクルさん。釣りの大会で過去に結婚相談所が冠スポンサーになったことあるのかな。色々な企業さまの協賛に御礼申し上げます。

さて、今大会。
前回の9月に行われた第3戦ぶりの浜名湖となったので、トーナメントウィークの水曜日夕方と木曜日1日を練習に充てました。今シーズン練習できたのは今大会が初でした。

何を釣るのも難しいなぁって印象でした。

水温は全域で12℃前後。

ほぼ12月にあたる11/30の試合ということで、浜名湖はシーズン最終盤。
水温低下と季節の進行も相まって、水中の魚影はハイシーズンの1/5程度だったと思います。
多くが浜名湖外や浜名湖と外界の間(釣り禁止エリア)に集まっているような状態だったと思います。
『難しいや渋い』ではなく『魚が少ない(居ない)』が正確な表現で、これは『私の肌感』ではなく間違いない『事実』で、全てを魚探などを駆使して確認しています。

木曜日は野村さんが練習に付き合ってくれました。

浜名湖全域を広く浅くチェックした1日ちょっとで得られた情報は大きく分けて3つでした。

1.シーバスの反応は1チェイス(1200〜1400g)のみ。
2.デカいチヌ(1キロ以上)はごく僅かストラクチャーにいる。
3.明らかにチヌ&キビレが溜まるスポットを2箇所発見アベレージ600〜800gだけど1時間あればリミット揃う

こんな感じでした。
3.に関してはミドルレンジ(2〜3m)のストラクチャー絡みのハードボトムで完全ノーマークな為、釣ることには困らないだろうという感じ。
ただこれだけではMAXでも2700gくらい。
普通にいくと3キロの壁が凄く厚く、2.と3.をMIXしてなんとかいくかどうか、1.で1発2キロとかが入ればいくけどそもそも1.の魚をキャッチ出来るかどうか、そんな感じでした。
事実、84名の参加者中、私を含めて50〜60人くらいが1.の魚を大なり小なり触った(狙った)はずですが、最終的には釣ったのはたぶん6名で1割程度の打率だったように思います。

最終戦前の暫定ランキング。

今シーズンの私は初戦を14位と大きく外してスタートしました。その時点で例年の点数を考えると年間優勝はかなり難しい状態でした。
そこから腐らず粘って、第2戦準優勝、第3戦優勝とほぼ満点でクリアして2位の選手と同ポイント暫定首位で最終戦を迎えました。分かりやすく最終戦相手より釣った方が勝ち。

私は上記の2.と3.をMIXさせて3キロを目指すプランを立てて試合を迎えました。
もちろん1.にも手を出すんですが、少なからず運の要素も絡むことを考えると博打に出ることはしない。
1.に関しては触りはするけど釣れたらラッキーくらい。

1番左がMSクロー2.6インチ、右が2インチに寸詰したりフラを付けた改造したもの。

試合前に最悪、600〜800gのキーパーを捨てられないパターンになりかねないなと思い、そのサイズの魚には異常にフッキング率の高いブリームオフセット3番を使う為にMSクロー2.6インチ(通常ブリームオフセット1番サイズ)を2インチくらいに寸詰したものを20本くらい作りました。
最終的にこれを使うことに・・・

土曜日のバサクラライブ実況からとんぼ返りして、日曜日朝には無事に浜松に帰っていました。

最終戦は84名の参加者。

この時期はハイシーズンよりも30分ほどスケジュールが後ろ倒しになっているので、7時半頃スタート。
プラン通り、まずは1.と2.の勝負を決められるパターンを中心に浜名湖各所をランガンします。
いつも通り走り回って練習で触ってない場所もチェックしながら。

1.2.どちらの魚もまともな反応はなくて、時間はどんどん経過。
この日、スタートが遅かったのもありますがメチャクチャ時間が進むのが早かった。
結果13時帰着で、11時半までノーフィッシュ。
あと釣りできるのは1時間ちょっと。
『仕方ない。揃えるか』と3.のパターンにこの時点で全振り。
1時間あればリミットは揃えられるだろうという気持ちでした。
事実、この1時間ちょっとで15バイトほど。掛けられそうなバイトが7.8回で、5回掛けて2キャッチ。まさかの3ラインブレイクと今思い返しても自分でも信じられない内容でした。
SNSに3ラインブレイクは動画UPしています。情けない。ご覧になりたい方はご覧ください。

普段なら20匹掛けて1ミスあるかどうかです。
この魚、この釣り方で山ほど今まで釣り上げてきました。
冷静に分析すると水温低下でこのサイズ(600〜800g)が真夏に比べて激しく暴れることと、疲れが溜まった状態で更に試合終盤で集中力が切れかけていて所作が雑になっていたこと、加えて『30分で揃えて、ラスト30分はもう一回勝負に行きたい』と自分自身を追い込んでいて焦りに繋がっていたのかなと思います。

結果キビレとクロダイ1匹づつで1600g/2匹で最終戦は23位。

私以外にも難しい試合だったのですが、結果年間優勝は2ポイント差で逃すことに。

今大会の優勝は野村俊介プロ。こちらは改めて明日記事にします。

年間優勝はU-30ドリームトーナメントにも参戦している伊原選手でした。改めておめでとうございます。

これにて2025年の私の全トーナメントが終了しました。
またオンラインサロンなどでは今シーズン開幕前からお伝えしていたのですが、浜名湖オープントーナメントの全4戦フル参加は今シーズンで最後にしたいと思います。

浜名湖オープントーナメントは前身のJBソルトトーナメントから数えると約20年の歴史があります。
私は第2回大会から参加しています。
実際のところ、バストーナメントを優先する以上、過去20年間で全戦参加できたのはその内の半分くらいかなと思います。
20代のメガバス時代には、当時シーバスルアーを開発していた経緯もあり毎試合シーバスだけを狙っていて数多くの優勝をカメラの前でしてきました。YouTubeやDVDで若くて生意気な黒田をご覧になったことがある方もいらっしゃる方も多いはずです(笑)
シマノ移籍のタイミングでソルトトーナメントを2.3年お休みして、2019年にブレニアス(シマノクロダイブランド)を背負わせて頂くこともあり全戦参戦を再開しました。
プロモーションも兼ねてメインターゲットをクロダイ、キビレに絞ってそれまでナチュラル自主規制をしていたソフトルアーもトーナメントシーンで使うようになりました。
直近では2021年から4年連続年間優勝をしていて、今シーズンは5年連続を目指していました。

正直、ここ2.3年は試合に出るスケジュールを無理やり確保するのがやっとで浜名湖の解像度はどんどん薄れていっていました。
自主的に行っていることではありますが、毎試合釣り方や場所を映像で公開することで、場所や釣り方、ルアーの貯金はほぼゼロです。

無理やり開けたスケジュールばかりで、やっぱりこの状態で試合をし続けるのは非常に不本意なのも本音で、加えてもう私がこのフィールドの『表方として』やれることは数少ないとも思っています。
多分今後誰も成し遂げられない5年連続というのを達成して終わりたかったのが本音ですが、コレがまたリアルです。らしい最終戦だったなと思っています(笑)

また浜名湖の大会も20年以上経ち、当時毎試合最年少だった私が気付けば自身が次の若い世代に引き継ぐ年齢になりました。
釣り業界全体を見渡しても『世代交代』が最も難しいのは明白です。
若い世代が力づくで引き下ろせって意見もあるかもしれませんが、私は譲る側にもその気がないと世代交代は難しいと思っています。
有難いことに浜名湖オープントーナメントは年々若者化が強く、今大会も参加者86名中半数以上が20代、30代の選手だと思います。
また若い世代にはお仲間を誘ってこのトーナメントをより一層盛り上げて貰いたいと思っています。
その上で『浜名湖で1番強かったのは黒田』と言い伝えて下さいね(笑)

スケジュールが合えばまた参戦する試合もあると思います。
その際には是非、またお手合わせよろしくお願いします。

今年も1年間、浜名湖オープントーナメントにご協賛頂きました各社さま、運営に携わってくれた皆さま、競ってくれあ皆さま、ありがとうございました。

2019年以降、私の相棒として浜名湖を走り回ってくれているベクサスAVX1980CC。シャローフィールドで最高の相棒です!

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