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TOP50初戦ゲーリーインターナショナルCUP 七色ダム

平日開催となった今年のTOP50初戦。
直後にキープキャスト開催だった為、毎試合恒例の試合ブログが本日更新となります。

キープキャストのシマノブース及びデプスブースにご来場頂きました皆さまありがとうございました。

今年の開幕戦。なんといっても例年との最大の違いは2週間以上早い開催にありました。
例年TOP50シリーズの開幕戦といえば、桜が満開な3月末から4月頭に開催されるのが慣例でした。
私がTOP50シリーズに昇格した2009年以降15年間以上、そしてそれ以前を含めても3月半ば開催は初なはずです。
『たった2週間』と思うかもしれませんが、早春〜春に掛けての2週間はハイシーズンとは比べものにならないくらい季節の違いがあります。
3月上旬〜半ばは皆さんご存知の通り、三寒四温を繰り返しながら少しづつ暖かくなります。
当然、四温側に当たれば2週間の違いは誤差になり『春』を感じられますが、三寒側に当たれば当然『冬』に限りなく近いコンディションとなります。

私は2月末に5日間プリプラクティスを行いました。

私が今大会プリプラクティス(事前練習)を行った2/20〜24は前半こそ冬の気候でしたが、日に日に暖かくなるタイミングでした。三寒四温の寒→温になるタイミングだったように思います。
25日以降はオフリミット(練習禁止期間)に入るのでプリプラが出来るラスト5日間を練習しました。
水温は概ね8℃前後。晴れた日の夕方シャローが10℃を超えているような状況でした。

七色ダムのポテンシャルの高さのお陰で魚に触ろうと思えば触れるプリプラでした。

プリプラ5日間は0〜2匹の釣果だったのですが、魚を釣ることだけを考えればもっと釣ることは出来たと思うのですが、あくまでも『練習』がメインなので、釣れる釣りはあまりせず『この後、春に向かう中で釣れるようになる為の準備』に重きを置きました。
もちろんこれは今大会に限らず、私に限らずで、プリプラでの釣果はそこまで気にしない選手がTOP50の場合は大半だと思います。

色々な釣りで魚に出会えたプリプラでしたが。

プリプラで魚に安定して触れる感触を得た釣り方は主に3つでした。
1.中下流稚鮎に着く魚をシューティング
2.シャローやミドル(3〜5m)にあるカバー、ブッシュ撃ち
3.小さなディープフラットでの越冬系の魚

七色ダムのシーズナルなことを考えれば、どれも行く前からある程度イメージしていた釣りです。特別なものはないです。
もちろんプリプラクティスではこれ以外の釣りを探したり、この3つの釣りの精度を改めて高める作業に時間を費やしましたが、結果明確な新しい何かは探せずに終えました。
おそらく多くの選手がこの3つに『サイトフィッシング』を加えた4つの中から何らかの釣りを選択して戦略は構築したと思います。

七色ダムの全景。大又川はTOP50シリーズではエリア外(禁止エリア)。

七色ダムはメインである北山川に、途中西の川と大又川が合流して形成されています。
春の訪れる順番は、
『大又川→西の川→北山川→本湖(北山川下流)』
とされており、最も春の訪れが早い(全体的に浅い)大又川はTOP50シリーズではエリア外とされています。
今回のように3月半ば開催となるとどのエリア(競技エリア内)も明確な春のど真ん中には当然なっておらず、最も早いとされる西の川が僅かに春めいているような状況だったと思います。
ということは、まだ『冬』の魚も沢山居て、どちらの魚を狙うのか(両方手を出すなら比率や優先順位はどうするのか)も非常に重要で選手ごとに違いが出る状況でした。

約10日間のオフリミットが開けて七色ダムに戻ってきました。

プリプラの水温8℃に比べれば上がっていたもののそれでも9℃くらい。昼間のシャローで10.5℃、朝は8.5℃みたいな感じだったと思います。まだまだ本格的な春は遠い。

過去の私のTOP50初戦が七色ダムだった際の記事をご覧になったことがある方ならご存知かもしるませんが、過去に春のTOP50戦は七色ダムで3回(今回が4回目)行われており、その3回全てを何らかの『カバー撃ち』を軸に私は戦ってきました。
『水色クリアでベイトフィッシュ豊富な七色でカバー撃ち?』
と思うかもしれませんが、サイトや魚探を駆使した釣りに比べて魚に出会うことさえ出来れば、カバーという遮蔽物があるお陰でバイトさせる難易度は格段に下がります。
もちろんそんなタイプの魚は多い訳ではなく、マイノリティな魚ではあるんですが自分だけが釣っていくには過去の試合は十分でした。
今回もプリプラ〜直前プラの当初はカバー撃ちをメインにしながら戦略を組み立てることになるだろうなと思っていました。
マイノリティなのは間違いないので、ド芯を突いた釣りに比べれば優勝はないかもしれないけどお立ち台くらいは十分に狙えるだろうと。

直前プラ2日間では両日共に1匹づつキャッチ。

直前プラの感触としてはやはり水温が示す通り『僅かに春に進んだかな』と感じるものの、ガッツリ春!みたいな感じは全くせず。
初日はカバー撃ちで2バイト得て1スッポ抜け、1キャッチ(1200gくらい)、2日目は中流大又川周辺の稚鮎に着く魚をサカマタ3インチミドストで1キャッチ。こちらは700gくらいでした。
どちらもプリプラからの延長線って感じではあったんですが、いくつか『これちょっとまずいんじゃないか』と感じる直前プラでした。
というのも、カバー撃ちでバッティングするorカバー撃ちで流している選手が結構多い。明らかに例年より、前回大会までより多い。私が初日チョロっとやって2バイト得たのでやればたぶん魚に触っている選手も多いはず。
もちろんこれは過去に自分自身が同時期の試合の動画やブログをUPしてきたからの自業自得もある訳なんですが、このカバーの魚がどれだけマイノリティか自分自身が一番良く分かっているし、皆んなで取り合ったら3日間持つイメージは全くない。
かといって他に他選手を出し抜ける手立ては得られずに直前プラは終わった形でした。

前日オフリミットはメチャクチャ色々イメージしながらタックル準備をしました。

正直、一番有難いのは春っぽくなって春の魚が増えたり、シャローカバーにもガンガン魚が供給されるような状況。
ただ現実の天気予報は初日2日目の朝は余裕の氷点下。
日中もそこまで暖かくなく『絶対寒いです。春にはなりません。むしろちょっと冬に戻ります』みたいな感じ。

今大会は3/11、12、13で開催。

じゃあプリプラから明確に一番魚に触れる、
『3.小さなディープフラットでの越冬系の魚』
をメインにしたら良いじゃんって話なんですが、やはりこの釣りはサイズが望みにくく、おそらく頑張っても中位止まり。(プリプラでも500〜600gメインだった)
シリーズ残留や年間成績が一切関係ないシーズン初戦からこの展開に時間を割くのはやはり個人的には難しい(他に全く手が無ければやったと思います)。加えてもし春側に季節が進行するとこの魚は居なくなる。それが一番怖い。

なんか『明確にやることが決まっていないフワフワした状態』で今大会を迎えたように記憶しています。

初日スタート。朝から会場まで移動。

予報通り朝は氷点下で桟橋は霜でカチコチ、滑ってツルツルで危ない。
とりあえず朝からシャローカバーは止めようと、中下流ミドルレンジの稚鮎を喰っている魚狙いからスタート。
10時くらいからカバーも織り交ぜるも、どちらも反応無くお昼。早い。
暖かくなってきたタイミングでもう焦りまくりで展開を一気に変えようと『少しでも春めいてないかな』と本湖よりは春の訪れが早い西の川、北山川上流をカバー撃ったり、サイトしたり、シューティングしたりするも何もない!ヤバい(汗)
14時回ってノーフィッシュ。帰着は15時。
仕方なく『最後は一番信頼してるカバーやろう』とミドルレンジにある沈みブッシュをパワーフィネス中心にラスト40分だけランガンすると2バイト1フィッシュ、1スッポ抜け。
ファーストフィッシュをキャッチしたのは14:20で帰着に向かわなきゃな20分前でした。

初日は944g/1匹で32位スタート。

初日の結果は半数がリミットメイク。私はキロ弱の魚1匹で予選落ち圏内(汗)
偉そうなこと言わずに越冬場に手を出せば良かったと後悔しつつ(人間そんなもんです。タラレバ)、帰着までは『5点(41位以下)かも』と思っていただけに点数が付いたことに僅かに(本当僅かに)ホッとした初日でした。
とはいえ明日どうしよう。

大会2日目。

とりあえず初日の夜考えたのは『とりあえずカバーは初日釣れたし2日目もやろう。皆んながやってるとか一回考えずにやろう。特に後半の暖かくなってからの時間帯。それ以外はまた明日探そう』そんな感じでした。
初日と2日目はほとんど同じ気圧&気候だけど、朝の冷え込みが僅かに和らぐからまたなんか違う何かがあるかもしれない。
そう思いながらの2日目でした。
スタート後は初日同様、大又川付近から。

初日も2日目も魚はいる所には居て、ルアーを通すとチェイスはする。ただ喰わせ方とかが全く分からない(汗)
対岸や付近でマーモ(加木屋プロ、最終3位)や吉川永遠プロ(優勝)が釣ってるのを度々目撃するんだけど私には分からない(汗)
中流から釣り登った初日に対し、2日目は中流から釣り降るも何も無く最下流付近。
この日は朝の冷え込みが少し弱かったこともあって暖かく感じられたので『今日も北山川上流と西の川が春にならないか見に行くか』と最下流から一気に先ずは本流北山川の上流へ。時刻は10時頃だったはず。
ポツンと山岡プロだけが浮いてる。
そのちょっと下流で釣りを開始すると、明らかに前日までよりも魚探に映る魚類が多い。水温は昨日と変わらないのに。
『バスも混ざって上がってない?』とサイトしたり、魚探のシューティングしたり、カバー撃ったり。
するとシャローフラット僅かに手前のミドルレンジ(3〜5m)にある岩の上をルアーを通すと高確率で魚がチェイスする。絶対バス!
何度か試すとシェイク(ミドスト)するよりI字で引く方が魚が追ってくる。結局喰わないけど(涙)
『どうしよう。山岡さん超えて上流側にあるカバー撃とうかな』とルアーを操作せずに(たぶん着底してた)周りをぐるっと見て視線を戻すとロッドがグイグイなる。
最初は『あ。よそ見してエレキにライン巻いた(汗)』と勘違いするくらいだったんだけど、良く考えたらエレキ踏んでない!
これが2日目のファーストフィッシュ1200g。ルアーはスーパーフィッシュローラー4.2に1.8gネイルシンカー。
この魚が最大のヒントになり『ボトムの方が喰うのかも(厳密には下目線の方が喰うのかも)』と、ボトムで扱い易い普通ジグヘッドに変更してルアーもサカマタシャッド4インチ(フィッシュローラーより浮きにくい)もローテしながら似たような岩周りをやると昼前に1700gを追加!やっぱりコレだ!

今大会はこのタイミングが全てだったと思う。2日目のお昼まで。
というのもこの日、6キロオーバー(3匹)でぶっち切りのトップウェイトは同エリアを朝から釣った山岡プロだった。
前日は同エリアはもっと魚は少なかったし、後述するけど最終日も同様。明らかにこの日このタイミングの北山川最上流には一瞬春の魚が入った。
明確な天気や気温の変化はなく、僅かに穏やかで暖かかっただけ。本当僅か。
可能性を捨てずに動き回って、もちろん運も重なって山岡さんより一歩遅れて入って、更に釣り方にも気付けたのが大きかった。
このタイミング、このエリアに最終的に浮いたのは今江さん、カジヤン(梶原プロ、準優勝)、山岡さん、私だった。勝負のタイミングを探しまくってるメンバー。

春=ミドスト
ライブシューティング=ミドスト
ジグヘッド=ミドスト
みたいな世の中ですが、そんなルールはないし、答えは魚しか知らないです。
今時な釣りからしたら『古い釣り』かもしれないけど、全てのルアーやメソッドに意味があるんですよね。

※追記
さっき山岡プロのSNSを見たら2日目トップウェイトはリグラー(イマカツ)のネコリグだったみたいです。同様ボトムで喰わせていたんだと思います。凄い。

その後、12時まで粘るも昼を境に極端に魚が減り、反応も悪くなった(=単純に暖かくなれば良い訳じゃない)ので、ここで思い切って下る。魚が入って釣れたんだから、抜けたなら潔く下る。
前日後半同様、水温が上がってきたタイミング狙いでカバー撃ち。
13時半頃にパワーフィネスで1300gを追加してリミットメイク。北山川上流でキャッチした2匹のお陰で、この日はすごく冷静に丁寧にカバーを撃てた。
この日の春のバスフィッシングしてる感はたぶんしばらく忘れない(笑)

2日目は4295g/3匹で単日2位、予選を11位通過。

唯一、朝の冷え込みは氷点下まで落ちなかった最終日はもちろん朝から北山川最上流に行くしかない。行ってみないと分からないけど。
もちろん優勝争いしている山岡さんのポジション次第で全く入れないかもしれないし(当然ですが優勝争いしている選手には圧倒的な優先権がある)、ちょっと付近に似たような魚が居ないかカバーに入ってないかなんかをチェックしながら釣り上がる。
しかし、昨日連発した岩周りも、その付近も極端に反応が少ない。一回ボイルを見たのみ。
最終日は7時スタートで8時には下る決心をする。
また昨日みたいに10時くらいに上がりに来よう。

カバー撃ちながら、この日は予選までの51人から30人に人数が減ったので空いている場所も多く、タイミングを変えながらこの日も色々試す。
前日の北山川上流での二連発から『浮かせずにボトムの方が喰う(魚がいる)』を考慮し、更にプリプラで釣れた魚が『ヤゴ』を大量に喰っていたのを思い出し、敢えてダウンショットをショートリーダー(5cmくらい)にしてウィグルバグをセットし深め(8mくらい)のオダを丁寧に攻めてみると1箇所目からバイト!600gくらいと大きくないけどこれアリかも!

プリプラでバスがヤゴを偏食してるのを思い出した(でもその魚を釣ったのはミドスト)。

そこからは良いペースで釣れて11時には1kg、800g、600gでリミットメイク!
タイミング的にも最高。再び北山川上流へ。最後まで動く!
ただ水中や雰囲気は変わっておらず。この日は朝こそ冷え込みは弱かったものの日中は最も寒く7℃くらいまでしか上がらず。
一時間で見切り、ラスト一時間は再び中流に降りウィグルバグのオダダウンショット。
1匹キャッチして600gを750gに入れ替えて最終日は終了となりました。

最終日は2748g/3匹で単日6位。

※2日目の北山川上流の魚2匹との魚体の色の違いなどもご覧下さい。まだ冬眠の深場でしか動いていない魚はこんな色。
最終日、やはり北山川上流は厳しかったようで山岡さんをもってしてもノーフィッシュ。
本当に僅かな違いを毎日読み切る必要があった三日間の試合だったように思います。

今大会の最終順位は6位でした。お立ち台にあと一歩及ばず。
一方で、何も考えずパワーフィネスのカバー撃ちだけをやり切ったとしても日に日にジリ貧になり、これ以上は無かったと思うので及第点の試合だったように思います。
初日は必死に探し回った春は見つからず今までの釣りで絞り出すことしかできず、2日目は僅かな春を捉え連発し、更に見切り初日の釣りでリミットを揃え、3日目はまた全てを捨てて試した中の一つが良い感じにハマった三日間それぞれが全く違う中で自分も変化していけた早春を春らしく戦えた一戦でした。

ライブスコープ云々とか、ルアーパワーとか、もちろんあります。
ただそれだけで完結するほどバスフィッシングは浅いものじゃないです。だから私はバスフィッシングを30年以上、トーナメントを20年以上続けています。

今大会もサポートメーカー各社には多大なるサポートを頂きました。
応援頂きました皆さま、会場にお越し頂きました皆さま、そして競ってくれた選手全員にも感謝致します。

メインタックル

○ジグヘッド用
・ゾディアス262ML-S/シマノ
・ヴァンキッシュCE 2500S/シマノ
・ピットブルG9 0.6号/シマノ
・セフィアリーダー1.75号/シマノ
・サカマタシャッド4インチ/デプス
・フィッシュローラー4.2インチ/レイドジャパン

○ダウンショット用
・ゾディアス262ML-S/シマノ
・ヴァンキッシュCE 2500SHG/シマノ
・ピットブルG9 0.5号/シマノ
・セフィアリーダー1.5号/シマノ
・ウィグルバグ/デプス

○ネコリグパワーフィネス用
・エクスプライド270MH+/シマノ
・ヴァンフォード2500SHG/シマノ
・ハードブル8 1.5号/シマノ
・Vハード4号/サンライン
・ドライブクローラー4.5/OSP

魚探&エレキ GPSMAP8416XSV、1222XSV、ライブスコーププラス
フォース(フロントエレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム/インパルスリチウム

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