現在、中国に向けての飛行機内と、上海から湖北省に向けての新幹線の車内でこの文章を書いています。
明日からは2dayのトーナメントに参加ですが(4月に参加して優勝した試合の決勝大会)、その前に昨日まで弥栄ダムで開催されたTOP50第2戦、東レソラロームCUPの詳細を記します。
山口県と広島県の県境を流れる小瀬川を堰き止めて作られた弥栄ダム。
6月の開催はこれで4回目。
過去の私の戦績は4位(2017)、1位(2022年)、17位(2024年)、そして今大会は14位(2026年)でフィニッシュとなりました。
今大会のプリプラクティスは5月末に5日間。
同時期、同開催フィールドも4回目なので正直それも長いかなと思いましたが、弥栄ダムはスロープ使用時間が定められているので(そのお陰でいつも快適に釣りが行えます)、実質湖上に出られるのは8-15時ほどの7時間程度で、前後のイベントや取材などを考えると適度に体力もセーブ出来て快適に練習が出来た5日間でした。
元々ポテンシャルも高く、ビッグフィッシュも数多く生息する弥栄ダムなので、プリプラクティスは全体の季節感をざっくりと感じ取る作業と、2年前からフィールドに増えたストラクチャーや変わった地形(毎回微妙に水位が違う)を把握していく作業に費やします。
私の場合は、プリプラクティスで釣り方まで煮詰めると試合で引きずってしまうことが少なくないので、ここ10年ほどは『プリプラではあえてピントを合わせ過ぎない。どうせオフリミット2週間と試合のプレッシャーで変わる』を意識して練習を行っています。
ただ最近これか裏目に出ることも少なくなくて、いざ試合が始まっても序盤良く分からないまま進んでしまっている気がします。要改善かも。
さて、プリプラは産卵真っ只中でした。
特に大潮が絡んでいたプリプラ後半は日に日にシャローを彷徨いたり、産卵行動する魚が増えていく感じで『今がスポーニングピークだな(=試合では減っているな)』といった感じでした。
ただコレも過去3回を含めて同様で、試合では産卵に絡んでいる魚は多少残るだろうけど、大半が産卵を終えたポストスポーン状態の魚で、これを如何に釣るかがキーだろうなと思ってプリプラクティスを終えました。
暑かった5月から、台風などもありちょっと季節が足踏みした6月上旬。
プリプラ時に18〜21℃くらいだった水温は、10日ぶりに戻ってきても19〜20℃ほどと大差なく、2024年のような『一気に夏になった』みたいなことはありませんでした。
ただ、水中の様子は予想していた通り僅かなスポーニングベッドの魚と、大半のポストスポーンの魚のような状態だったと思います。
今回、多くの選手が投げた(メインにした)であろうギル系のルアー。
明らかにブルーギルを捕食しているような動きをする個体も多く、私も『試合で無ければこれ一択だな』と感じましたが、そんなの皆んなすぐ分かるので、やるとなると『対人を考えながら3日間保たせる』ことを考えなければいけなくなります。
前回2024年大会時は稚鮎がかなり成長していて(感覚的にはもう初夏だった)、それを狙った山岡プロが瀕死リグで圧勝したのですが、その稚鮎のサイズは前回の半分以下。
ほとんどバスは付いておらず、季節の進行具合的にもまだそれより手前で、春寄りといった具合。
加えて今年の弥栄ダムを今大会の開催が危ぶまれるくらい春まで大減水していたので(そっから一気に満水になった)、浮ゴミが全エリア通して多く、例年以上に『カバー撃ち』も選択肢として加わりました。
ポテンシャルの高い弥栄ダムなので、300〜400g程度のキーパーサイズであれば揃えるのは難しくないのですが、そこから700g以上となると一気に難しく、むしろ1500g以上の魚と変わらない難易度。
もちろん全員が1500g以上のビッグフィッシュをキャッチ出来るほど甘くはないのですが、キーパーを揃えてもキロちょっとでほとんど無意味(たぶん41位以下)、一方でデカいのが1匹でも入ればそれだけでキーパーリミットメイク以上のウェイトと『そのキッカーが入るか入らないか』が明確に結果を分ける展開の試合でした。
今まで同時期で3回開催された弥栄ダム戦と明確に違ったのはここで、過去3回はもう少し『700〜1kgのナイスフィッシュ』が釣れたのですが、今回の弥栄ダムは小さければ300g、大きいと一気に1200〜1300gで『大きい方の魚を狙わないと(釣らないと)、リザルト的には釣っていないのと一緒』といった具合でした。
エリア的にはインターセクションにある試合会場(スロープ)から小瀬川上流、下流、美和と3か所ある中で相変わらず小瀬川上流と美和が人気、私が毎試合メインにしてきた下流は魚も人も少なく不人気といった具合でした。
とはいえ2024年の山岡プロ、2022年の私と直近2回の同時期開催での優勝は下流エリアから出ていて、以前に比べれば下流をチェック&エリアにする人は遥かに増えた印象でもありました。
どのエリアを釣っても、どんな釣り方でも可能性がありそうながら、人の動き(バッティング)を加味すると良さそうなエリアには人は多く、ちょっと薄めの場所は人は少なく、どちらを戦うかは試合直前でも決めかねていました。
あとは当日のフライト順という不確定要素もあるので(初日朝くじ引き)、いつも通り『決めつけ過ぎずに当日考えて動こう』という安易な考えでした。
結果として今の自分にはこのスタイルのお陰で良い面もありますが、冒頭で書いたように『今後改善する必要もあるのかも』とも思うようになりました。
初日のフライトは36番。
早めのスタートであればスポーニングベッドも考えたけど、このフライトならパス。
色々想定して、ちょっと弱気に『美和で揃えちゃうか』と安易に考えて美和筋を登りました。魚が最も多いエリア。
Dゾーンフライで流しながら1時間足らずでリミットメイク。
ライトリグに比べるとスピナーベイトの方がサイズは選べるものの、3匹で1100gくらい。
これでは順位はないと同じ。
美和筋は人が多いので『結局今回も下流行くか』と安易に下流を目指しました。
繰り返しになりますが、コレを『柔軟』と捉えるか『適当』と捉えるかは難しいなと思います。
もちろん下流で釣る術をいくつか持っていたつもりだったし、可能性はそれなりにあるとも思っていました。
ただ初日のこの判断は熟考したものではないし、柔軟と適当を履き違えていた気もします。
もちろん、結果としてウェイトが伸びなかったからそう思う部分もあるんですが。
結局、この日は安易に決めた美和で3匹釣った後に、更に安易に下流で心中。
唯一、700gクラスが岬の岩に浮いていてサカマタシャッド3インチで仕留めて終了。
凄く雑に過ごしたような気がします。
結局、5点(41位以下参加点)で終わったかもと思うくらい手応えなく終了。
なんとか順位はついたけど(36位15P)、初戦に引き続き予選落ちの危機でのスタートになってしまいました。
翌大会2日目。
この日は改めて必死に最善を求めて戦うことを心に決めてスタート。
朝一は下流で頑張って、必要によっては小瀬川を登ることも視野に入れました。
過去の4回の試合で小瀬川を登った事はないけど、必要なら登らなきゃいけない。
この日は朝のミーティングが早く終わり(初日はルール説明や注意点があるのでスタートが遅くなりがち)、スタートも初日より30分早かった。
コレが私には追い風だった。
朝、前日ベイトやバスが見えたり映ったエリアをテンポ良くランガンすると(朝なら喰うかな?と思って)、9時までの2時間でボイルに遭遇する事、3回。
その内、2発を仕留めて1200gと950g。
9時で水中の感じがガラッと変わったので、この2匹を大切にするためにまずはリミットメイク。











