皆さんこんばんは。黒田健史です。
今日はちょっと真面目なお話です。
いつしかシマノ社でもブリーム(チヌ)ブランド、ブレニアスの看板を背負わせて頂けるようになっておりました。
皆さんご存知のとおり、今現在私はチヌトップと呼ばれる水面の釣りを中心にチヌ、キビレを攻略しております。
10年前はポッパーしかなかったチヌトップも近年は様々な手法(ルアー)が確立され、私自身今までに4つのチヌトップルアーを手掛けてきました。(ポッピングダック、セッター、水砲、ライズウォーク)
ある意味、チヌのトップウォーターの釣りは浜名湖で生まれて、浜名湖で進化したと言っても過言ではないと思っています。
一方でここ一、二年で急速に有名になった釣法があります。
関西、淀川を中心に『もりぞーさん(Twitterハンドルネーム)』が普及させたテキサスやフリーリグ、直リグなんかを使用したボトム付近の釣り。
今までもボトムの釣りは20年近く前から存在していましたが、もりぞーさんの釣りは『ボトム付近』と自分は認識していて、それを意図的にコントロールしている釣りだと思います。
旧来のボトムズル引きの釣りはシマノのネガカリノタテが終点であり、頂点だったと私は認識しています。
ボトムズル引き+α。正確にはαの部分がこのもりぞーさんの釣りの核心です。
浜名湖で10年前に生まれたボトムワインドというメソッドは、今なお浜名湖ではこれを超える釣りが見つからないほどよく釣れる釣りです。
ただこのボトムワインドも、もりぞーさんの釣りの中の(+αの中の)一つ。
つまりはこの淀川生まれのもりぞーテクは、ボトムズル引き+ボトムワインド+αの全ての魚が釣れる釣りというのが私の認識です。
先に書いておきますが、現在数を釣るということにおいてこれを上回る手段を私は知りません。今後生まれる可能性も低いと思います。
それくらい完成されており、白旗状態です。
私がこの釣りに出会った(知った)のは5年ほど前の2015年か、2016年頃。
当時、nadaで必死にルアーを作り出していた頃。
淀川でのチヌ取材の夜にファミレスで『トップバトラーに淀川でえらい釣る人おんねん』そんな会話でした。
※トップバトラーさんは関西チヌ釣りの聖地的ショップ
それが初めて聞いたもりぞーさんの噂で後に、オリムピックからもりぞーさんプロデュースのシルベラードが発売されました。
僕のブログを見てくださっている方の多くはチヌ関連は浜名湖界隈の方々だと思います。ここまでの話は全然ピンときませんよね(笑)
もりぞーさんは普通に100匹/日(デイゲーム)を狙う方で、その為のメソッドも確立されています。
まぁ、関西だからでしょ?と多くの方が思うと思います。
私自身、ここ数年時間を作って関西で基本を学び、浜名湖で流用をしてきました。
今の私はこの釣りのスキル30点くらい(笑)
やれてるけど、もりぞーさんの足元以下くらいだと思います。
そんな、もりぞーさんが今週の月曜日。初めて浜名湖に来られました。
デイゲームのみ。本人曰く『もうちょっとイケたと思う』の初浜名湖で42匹。オカッパリからです。
浜名湖の皆さんこれが現実です。
たぶんこの釣果に浜名湖の方々は『本当に?』だと思うのですが、私の知ってるもりぞーさんはこんな感じです。
そして私はこのもりぞーさんが初めて浜名湖に来た7/20を情報の解禁日と(勝手に)しました。もりぞーさん良いですよね?(笑)
大会動画なんかを私もSNSにUPしたのでなんとなく気付いていた方もいるかもしれませんが、私も大会中はガンガン使っています(いました)。
まだ30点の私には完全な戦力とはいえないし、慣れている他の釣りとの差はまだあるけれどそれでもやっぱりすごい釣りだと思わされています。
でどうやってやるの?ってのはまたの機会に詳しくご紹介する(かもしれない)んですが、とりあえず使い始めてすぐにメチャ釣れるわけじゃないです。
腕の差がモロに出る釣りです。
一先ず、今日はそんな釣りがあるってことのご紹介でした。
最後に。
私は数を釣ることが全てだとは思ってません。
水面に激しくバイトしてくる(のになかなかノラない)チヌトップ大好きです。
シャッドのサーチ能力の高さも手放せません。
ただ極めるとこんな釣りもあって、黒田自身成長の為に数年前から勉強中。
もっといえば、誰もが簡単に行えるようにもっとやり易い方法も常に試行錯誤しています。
浜名湖の私の立場なら、もりぞーさんの釣りを真似して、さも自分のメソッドのように語ることも出来ますが、それはしたくないので今ブログを書きました。
なので今後『あんなとこでどうやって釣ってるんですか?』は聞かないでね(笑)一年半くらいこの釣りの勉強をコソコソしてたんです(笑)