kenshikuroda.com

  1. ノンジャンル

浜名湖オープントーナメント第2戦DUOインターナショナルCUP 優勝

今日から北浦の練習を再開!
今週もトーナメントウィークなのでサクッと昨日の内容を振り返ります。手抜きごめんなさい。

昨晩のうちに茨城に戻ってきてます!

昨日、優勝した浜名湖オープントーナメント第2戦DUOインターナショナルCUPは会場付近の水路内にある、増水で冠水した松の木に提灯&パワーフィネスで釣っていきました。
意味不明な方で文章読むのが面倒な方は6/27の私のFacebookかTwitterにポストしている映像をご覧下さい。その方が早いです。

使ったのはブルフラット2インチ改とハリーシュリンプ3インチ。1.8〜2.7gのガード付きジグヘッドをメインにカバー撃ち。

この釣りを見つけたのは3年前の2018年の夏まで遡ります。
当時は奥浜名湖の猪鼻湖と呼ばれるエリアにあるマリーナでボートを降ろしていたのですが、夏にチヌトップガイドの際はマリーナの近辺からスタートして当日のコンディションを確かめるのがガイド時のルーティンでした。
スロープ近くのワンド内に大規模なオーバーハングが何箇所かあって、夏場はその下にクロダイやキビレが入るのを大昔から知っていたのでキャストが上手いゲストさんにはその中にトップを投げてもらうスポットの一つでした。
ただ潮位によっては隙間が狭く、キャストが苦手なゲストさんももちろん居ます。
そんなゲストさんのミスキャストでガサッと木の中にルアーが入って、オーバーハング内で提灯状態になってしまったルアーが水面に落ちた瞬間にバイトするということが2018年の夏に2回ありました。
この瞬間に私の中で立てた仮説は2つで、1つ目はオーバーハングの中で落ちてくるものを見ている可能性がある。2つ目はラインが見えない状態だと着水するだけでバイトするのかもしれない。バスフィッシングでは当たり前ですが似たようなことがクロダイにもあるのかもしれないと思えたのがこの時でした。

確か2018年は浜名湖オープントーナメントで年間優勝した年で、夏に開催された第3戦でチヌトップと杭に付いているクロダイをジグヘッドで釣ってお立ち台に立ったと記憶しているのですが、この大会のお立ち台インタビューで『吊るして提灯でも釣った』とちょっとだけ口にした記憶があります。ちょうど試行錯誤している最中での大会でした。
※良かったら2018年9月頃の記事を調べて下さい。

そんなこんなで色々試すうちに、こういった小規模なカバーはサイズが良い魚が着きやすいこと、流れが効くエリアの方が釣りやすいこと(これは何でもそうか)、提灯だけでなく水中に浸かっているストラクチャーの水面直下の天井でルアーをシェイクしていると水面でバイトすることなどが分かってきました。
そして2018年の秋。台風が近づく高潮時に大潮、満潮が重なると浜名湖オープントーナメントの大会会場付近の水路内にある松の木(厳密にはリゾートホテルやゴルフ場の松の木)が冠水し、流れもある水路ということもあり大型のクロダイばかりが着くことを見つけます。

大会会場付近は全て水路。

ボートクラブカナルが大会会場。浜名湖は広いけどここまで細く狭い水路は他にない。

実はこの水路内には高潮時でなくても、大潮でなくても大半の時間沈んでいるブッシュはいくつかあります。もちろんクロダイは着いています。むしろ数、サイズ共にそこが一番良い。
ただ今回の高潮、大潮、満潮の全てが揃わないと使えない一番大切な理由が一つあって、常に水中に沈んでいるが故に枝や根っこはフジツボと牡蠣だらけ。何度も挑戦したけど大きくなればなるほど絶対に切られる。感覚的にはコンクリートや錆びた鉄杭なんて甘いもんじゃなくて、カッターの歯に当たりながらファイトするくらいの感覚です。

なので今回のように普段は沈んでいないけど、全てが重なると沈むフジツボや牡蠣の付いてない松の木に、流れてきた海藻や泡(アク?)が溜まって小さなゴミ溜まりができる場所が生まれる必要がある。これが魚と釣り人の目隠しにもなる。
あとは魚から見えないように流れの下流からアプローチして提灯状態にして丁寧に着水させるか、それで喰わなければゴミやブッシュの天井でシェイクして攻略していく。
魚自体が見える様な場所やアプローチ(つまりサイト)だと喰わせる難易度が格段に上がるイメージなので(たぶん魚からも見えてる)、ブッシュやゴミ溜まりの真下に着いているイメージをしてアプローチする。

黄色丸が今回のメインカバー。赤丸は一番良いけど釣り上げることが出来ない難攻不落のカバー。フジツボが凄い。

上画像のちょっとだけ南側も良かった。

結果、ここらへんをグルグル回って、たまに付近の橋脚をやって。という展開でした。

ちなみに濁りも大切で結局魚が反応したのは濁りの入っていた青枠内のみ。西側(左)も魚いるんだけど全く反応しなかった。

今回、大会数日前に低気圧が台風になった瞬間に『あのパターンで勝負できるかも』と思っていました。
大会前々日の金曜日の浜名湖ガイドではフリーリグやトップも非常に好調で、チヌトップで出た魚は全てキロ絡みだったし、ゲストさんがフリーリグでキャッチした約15匹の内1/3くらいはキロ絡みのクロダイでした。
ただフリーリグもトップも釣れる場所が狭かった(その分固まってた印象)ので全体的には釣れていない印象の大会当日でした。

結局、大会当日は10匹ちょっと釣って入れ替えを繰り返して4キロちょっと。

ちなみに金曜日のゲストさまが準優勝でした!凄い!おめでとうございます!

もっと整理して書くべきなんですが(汗)、全てを書いたらそれはそれでつまんないし、難易度としてはMAX難しい釣りなので割愛です(笑)

3年前に見つけた時はテンション上がったけど、冷静に使う機会ないだろうなと思っていた(そもそも台風が近づいているのに穏やかってことがまず無い)釣りがまさかのこんなタイミングで役立ってくれました。

浜名湖オープントーナメントの20年近い歴史の中でもおそらく今が一番参加者の年齢層が幅広く、若者も多いと思います。
数年前までずっと私が最年少なんてこともすっかり忘れるくらい若い世代で盛り上がり、気付けば私も歳上側になってきました。
初戦の時も書いたかもしれませんが、こんな私の釣りやその映像が少しでも若い子たちの刺激になっていたら私は最高に嬉しいです。そして早く倒して下さいね。

最後になりますが、バスフィッシングもソルトフィッシングもどちらも全力で続けられているのはスポンサーメーカー各社さまのお陰です。
そして大会実行委員会の皆んなに、競ってくれる参加者の皆さんがあってこその大会です。自分一人で釣りするだけならこんな必死になりません(笑)
今回も本当にありがとうございました。

◯パワーフィネス用
ロッド ゾディアス270M/シマノ
リール コンプレックスXR 2500F6 HG/シマノ
ライン ピットブルG5 2.0号/シマノ
リーダー Vハード5号/サンライン
ルアー ブルフラット2インチ/デプス
    ハリーシュリンプ3インチ/ボトムアップ

◯橋脚用
ロッド プロトロッド/シマノ
リール ヴァンキッシュ2500SHG/シマノ
ライン セフィアG5 0.6号/シマノ※ピットブルG50.6号の在庫が無くなった為(笑)
リーダー Vハード3.5号/サンライン
ルアー ハリーシュリンプ3インチ/ボトムアップ

ボート AVX1980CC/ベクサスボート(SDG Marine)
魚探&エレキ GPSMAP1222XSV(フロント)、GPSMAP8410XSV(リア)、フォース(エレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー オプティマイエロートップ/オプティマバッテリー(GWインターナショナル)

ノンジャンルの最近記事

  1. JAPANスーパーバスクラシック2024 2日目

  2. JAPANスーパーバスクラシック2024 初日

  3. 明日からJAPANスーパーバスクラシック!

  4. 浜名湖→河口湖

  5. 第1回霞ヶ浦シーバストーナメント!

関連記事

最近の記事

アーカイブ
PAGE TOP