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TOP50第3戦 エバーグリーンCUP 北浦

早速、昨日まで北浦で開催されていたTOP50第3戦エバーグリーンCUPの内容を書き記していきたいのですが、今回は一点ご理解頂きたい点があります。
次戦第4戦は9月上旬に霞ヶ浦を舞台に開催されます。
その次戦で一部競技エリアが今大会と重複していて、季節的にまだ暑い中での開催であること、次戦へのインターバルが一ヶ月しかないこと等から、いつもは他選手の動きなども多少交えながら『試合全体の動き』なんかもお伝えしている当ブログですがそれを少しお休みします。(他選手にご迷惑をお掛けしたくないので)
一部既にお立ち台で語られていることは書きますが、私の内容も少し具体名などは出せないことをご理解下さい。

思い出すだけで暑い(汗)

今大会は7月下旬(というか最後の3日間)で開催された訳ですが、ここ近年では過去イチ暑い中での開催でした。
毎年、第3戦は7月上旬に開催されることが多く、加えて七色ダムなどの山上湖がほとんどでした。
平地の7月末はなかなかの暑さでした。

さて2週間前のプリプラクティス、そして直前練習2日間の練習での私の手応えは『それなりに釣れそう』って感じでした。
人によっては、それなりってイマイチな手答えかな?ってイメージかもしれませんが、今の北浦ではそれなりであっても『釣れそう』ってイメージはかなり好感触だったようにも思います。

赤枠内がおおまかなトーナメントエリア。北浦にプラスして外浪逆浦とそれらを繋ぐ河川がエリア。

北浦というと知らない方は『あ!霞ヶ浦ね!』なんて思うかもしれませんが、少なくとも私にとっては北浦と霞ヶ浦、そして横を流れる利根川はそれぞれが全く違うフィールドです。
ホームにしているアングラーや、何度か通ったことのあるアングラーなら共通認識だと思います。

霞ヶ浦と北浦の一番の違いは『北浦の方が浅い』と個人的には思っていて、もっと正確に言うと『浅いところが長い(深いところまで遠い)』、逆に言えば霞ヶ浦は『浅いところが短い(深いところが近い)』というのが私個人の見解です。(もちろんエリアによって違うんですが)
ちなみに私は過去の成績を見ても霞ヶ浦よりも北浦の方が断然良いです。これは2Dで考えてなんとかなる北浦と、3Dで考えないといけない霞ヶ浦の差だと思っています。
そんな北浦ですが、最終的にお立ち台に上がれたのは『そんな北浦で3Dを強く意識したから』だったように思います。

練習では昨年、準優勝に導いてくれたブルスライドのバックスライドももちろん活躍してくれた。

基本、練習ではあまり釣り込まないんですが(試合で色々動けるようにしておくのが練習だと思ってる)、魚探掛けをしつつも雰囲気を確かめつつ釣りをしたり。色々でした。
シャローでも釣れたし、ミドル(2mくらい)でも釣れたり。
朝夕やローライトであればスピナーベイトやチャター、トップでもいつも通り魚の反応はある。

台風のローライトや朝夕は特に横の動きでも釣れていた。これはDゾーン。

ただまだ水温も25℃から高くても29℃くらいで感覚的には『夏の始まり』ってのがプリプラクティスでした。
それが直前から一気に暑くなり『真夏』と呼んで良い中で試合はスタートします。
そんな中、私が練習から感じていた今の魚の傾向が一つありました。
今年からプリプラクティスにはオンラインサロン会員さんに希望者が居たら同船して貰っているのですが、そんなサロン会員さんと練習していたとある日。とある北浦本湖のドッグを二人で手を替え品を替え打ち尽くしました。
『移動しましょっか』とピックアップ中の私のヘビダンにバスがヒット。あんだけ撃ったのに?と不思議に。
例年、この時期の魚はエビやイナッコを捕食していて目線が上で水面や水面直下で喰わせることが多くなります。
昨年優勝の佐々プロのオハコの野良ネズミや、私が得意なバックスライドも基本水面付近で喰わせます。
もちろんそれで釣れないわけではない練習でしたが、ローライトでスピナーベイトが良く釣れたり、ハイライト時にピックアップで喰ったりが連続して『否水面、否ボトム=中層』とかあり得るのかな?と思い始めます。
そこから練習ではドッグや杭などの水深があるストラクチャーだけでなく、例え30cmしかない葦のシャローでも『居て喰ってないだけかも』とボトムでも目視できる水面付近でもない中層をスイミングさせることを意識すると居ないと思っていた場所から魚が釣れるようになって、勝負できるネタが見つかり少しドキドキしながら試合当日を迎えました。

そしてもう一つが晴れた暑い日中の杭をMSクローヘビダンで狙う夏パターン。サイズ良いんだけどただ連発はしないし、あくまでも日中やることなくなったら。

戦前の予想では難しい北浦に加えて、3日間晴れの予報でかなり難しいことが選手皆んなが思ったはず。
リミットメイクところか1匹確実に釣るのもかなり難しいってのが共通認識でした。

エリアは今大会の競技エリア全域。
朝イチ、北浦上流からスタートして、ランガンしながら昼くらいに外浪逆浦にたどり着いて、最後は日中に強い北浦の杭を打ちながら戻ってくるプラン。後半は釣れてくれたらボーナス!っ感じ。
見事に初日から3日間このプラン通りに進めました。
今回直前プラで色々試して、シャローのスイミングにはカバースキャット2.5のノーシンカー(水中ドッグウォーク)、ちょい深い葦とドッグや杭はワッキーティーチャーの1.8gネコリグをスイミング。
昼からの杭打ちはMSクローの5gヘビダンのレパートリー。

初日は外浪逆浦に辿り着くまで(11時くらい)に既に北浦本湖で4匹。
朝4、5投目で釣れてくれて気持ちもリズムも良いスタート。(1200、1100、700、400gの4匹)
下流まで降ってきてリミットメイクの600gを追加。この時点で3キロ後半から4キロ。
帰りながら再び北浦本湖で1100gをキャッチして400gと入れ替え。
実はこの日、下流で見えた1500gくらいの魚をバラしていてそれがあれば更にウェイトUP出来たチャンスがありました。ただ流石にこのウェイトで残念ってのは嘘なので良いスタートの切れた試合初日でした。

4610gで2位スタート!!

実はこの日に一番入りたいエリアにキャットフィッシュの餌釣りの外国人の方がいて(5、6人で釣りしてる)私は断念したのですが、帰着後に初日トップの小森プロ(5500g!)が『ナマズの餌釣りの人が居て本命場は入れなかった』と言っていて薄々『これやってること被ってないか・・・』と思った瞬間でした。

開けて二日目。
勝負の分かれ目となったのがこの日でした。
まさかの予報外れの朝はローライト。
初日トップの小森さんと被っている可能性が高いこと。既にビハインドが1キロ弱あること。北浦の引き出しの数。そしてこの手の釣り(ソフトルアーのスイミング)の得意度。を考えると、このままいくと私が釣れたとしても勝てる見込みは少なそう(=その場合は小森さんも釣ってくる)。
それを考えると本気で勝ちたいなら『ローライトなうちは巻く!』と決めてストレージからスピナーベイトとチャターを出してスタート!
結果、晴れ渡った10時まで3時間巻いてノーバイト(涙)
初日の釣りに戻してなんとか1匹キャッチが限界な試合2日目でした。
ただ動けることしか私には活路は無かったはずなので悔いはないし、大会初日を一切捨てて動けた自分で良かった。

2日目はワッキーティーチャーのスイミングで釣った1280gでウェイン。

単日19位、予選を3位で通過となりました。
2日目に捲った江尻プロに抜かれて再びトップとは1キロ弱の差で最終日へ。

最終日は時間が短いのでちょっとテンポを上げて展開。
朝イチでキーパーをシャローの葦でカバースキャットスイミングでキャッチし、釣りながら南下。
自分の中でやりたい最下流エリアまでやっても追加できず、この日が一番暑くて3日間の疲れもあって集中力を保つのがやっと。
帰りながら日中良い杭をMSクローヘビダンにで片っ端から撃っていって最後の最後にキロ弱をキャッチ!
上位で決勝なのでトレーラーウェインで魚が弱らないようにライブウェルに氷を入れて帰着となりました。

釣れてくれたら魚たちに感謝のトレーラーウェイン!

この日の最後の水温は33℃でした・・・気温は36℃(汗)

最終日は1226gで単日8位。
結果は皆さんご存知かもしれませんが最終4位でした。
私から上位の3名もエリアやルアーこそ違えど『中層』がキーワード。5位の小森プロとはやはり完全にダダ被りでした(汗)

前回の弥栄ダム戦とはまた違った気持ち、想いで3日間を戦いました。
ついた順位が全てで、悔しさがゼロといったら嘘ですが、釣れなかったとしても2日目に迷いなく朝のローライトで巻きに行けた自分にまだまだ成長出来る可能性はあるよなって思えています。

月並みになりますが、いつも応援してくれる皆さん、手厚いサポートを今大会も変わらずして頂きましたスポンサーさま、暑い中会場に足を運んでくれた皆さんに、運営に尽力頂きました皆さん。本当に暑い暑い中お疲れさまでした。ありがとうございました!

メインタックル

○ノーシンカースイミング用
・プロトロッド/シマノ
・メタニウムシャローエディション XG/シマノ
・シューター12lb/サンライン
・カバースキャット2.5インチ/デプス

○ネコリグスイミング用
・プロトロッド/シマノ
・16アルデバランBFS XG KTF/シマノ
・シューター9lb/サンライン
・ワッキーティーチャー/フォロー

○ヘビーダウンショット用
・旧エクスプライド166M/シマノ
・16アルデバランBFS XG/シマノ
・シューター10lb/サンライン
・MSクロー/デプス

ボート チャージャー210エリート/チャージャーボート(SDG Marine)
魚探&エレキ GPSMAP8416XSV、1223XSV、1222XSV(フロント)、GPSMAP8410XSV×2(リア)、フォース(エレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム(インパルスリチウム)、オプティマイエロートップ/オプティマバッテリー(GWインターナショナル)

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