そいえば11月に書こうと思っていたネタがあったのですが放置したままでしたので今日更新します・・・
まずはこの画像・・・
11月の半ばに浜名湖で釣ったシーバス。
どちらの魚も同時間帯、同エリア、同ルアーにて釣った60cmクラスのシーバス。
この二匹で何か気付きますでしょうか??
左側の魚は痩せ気味、体色黒、
右側の魚は太って、体色は白(銀)
次の画像・・・
2007年の浜名湖シーバストーナメント最終戦でウェインした魚。
右側の75cmクラスは普通体系、体色黒
左側の65cmクラスは太って、体色白(銀)
浜名湖で釣りをしたことが無い人にはサッパリ意味不明かと思いますが・・・
時期はどちらも11月の中旬~末。(これが重要!)
以前にも何度も書きましたが、浜名湖は全体的に水深が浅い湖。
そのため、夏(10月くらいまで)は魚が日焼けしているのか、サイズに関わらず魚体の黒い魚が非常に多い。
そして、水温が下がりだすと日照時間のの関係もあってか魚体が白くなり始めます。
特に大きい固体は体色が見やすいこともあり、白くなりやすいように感じます。
そして、浜名湖でシーバスを狙っている人の多く(間違いなく95%以上)が、
11月下旬にはまともなサイズでは黒い固体の魚が居ないと思っているようです。
けど僕的には普通に居ますよ(笑)
ただ一つ言えるのは間違いなく、全体的に白い固体の魚のほうが多く、
特に11月頃に潮のよくきくフィーディング場でボイルしている系の固体はほぼ間違いなく白い魚。
浜名湖ではその時期、超が十個ぐらい付くメジャーなスポットで、
確かに良く釣れるため多くの人がそこに集中しそこでの魚ばかり露出されるため釣れないと思っている方が多いようです。
僕の持っているスポットの中でも数箇所(ストレッチ)で釣れる11月の黒い固体。
当然ながら、何でかが気になるところ。
色々とやっていて、黒い固体=痩せor普通体系がほとんどだったので、産卵前のこの時期と考えれば・・・
黒い固体=雄♂
だと昨年は思っていましたが・・・
このことを、東大水産学部教授や、水産大学校修士課程までいった魚のスペシャリスト達に聞いてみても・・・
多分違うよ!
との返事・・・
それではということで、スズキさんの協力のもと何匹かを捌いてみたのですが・・・
たしかにどちらの固体も成熟した卵巣が入っている・・・
じゃあ何で!?
正直、かなり暗礁に乗り上げているのですが・・・可能性の一つが汽水域。
以前、浜名湖は入り組んだ構造をしていると書いたと思うのですが、
大きく分けると西側(三番鉄橋側)と東側(一番鉄橋側)の二つの流れがあります。
水量や魚の量でいくと7:3ぐらいで西側のほうが大きな筋で、その分西側の筋は奥浜名湖まで続いており、水深もあります。
一方、東側は水量も少なく、距離も短く、すぐに汽水域の川になってしまいます。
そして、11月の黒い固体は東側の筋の更に限られたストレッチでしか釣れません。
上記の事実=汽水域の魚が黒い
とならないのは十分分かっているのですが、少なくとも関係性はありそうな気がします。
とまぁ、こんなことを考えずに釣れる魚だけ釣っているのも楽しいんですが(笑)
再現性の確認や、他の人以上の釣果をと望んでいるとどうしてもこういう方向性にいってしまいます・・・
って、ことでここを見ている方で魚を研究している方々の見解がありましたら教えてください。