まずは前日プラ、土曜日のお話から・・・
かなり久々のまともな雨となったこの日。
朝7時頃より湖に出て色々と回ってみる。
とりあえず、9月に入ってからの急激な冷え込みで南湖の南部は激ターンの壊滅状態・・・
南エリアは全て見切り、北エリアにのみ絞ってプラを続ける。
メインチャンネルの絡むような、水の動きが少しはあるボディーウォーター気味、
さらにウィードのアウトサイドエッジに絡み、そこが少しでも変化になっているような場所、
具体的には元の地形ではなく、ウィードの生え方が岬になって張り出しているようなスポット。
そんなスポットを二箇所探し出し(一つは木曜日に見つけてあった)、魚探を見ただけで魚がかなり溜まっているのを発見。
8時頃からの雨の力もあって、45cmクラスから上の魚が恐ろしいほど釣れた・・・
スピニングでのライトリグのほうが明らかに反応が良いが、3,5~4mのボトムで、ウィードが2mぐらい生えている。
当然、デカイのがかかればスピニングではどう頑張ってキャッチ率が悪すぎる・・・
そこで使ったのが、お決まりのジャスターホッグのライトテキサス(5g)と、ヴェイン8inをちょっとカットしたベイトネコ。
一番でかかったのはロクマルクラスの、余裕で3キロ越え。
ただ問題というか、懸念する点もいくつかあった。
まず一つは、この日の超過は雨の力がかなり影響しているとうこと。
二つ目は、現実的に明日とれるであろうサイズの魚(45~50前半)の体型が異常に痩せていたこと。
画像のロクマルクラスになるとかなりのグッドコンディションではあるが、
55cm以下のサイズの体型は木曜日のブログでも書いたとおり、かなり痩せ気味・・・
今の琵琶湖のコンディションが悪いことを現していると同時に、
土曜日の雨で確実に起こるであろう、更なる水温低下と広範囲でのターンを考えると、
完全にこのパターンが壊滅する可能性も高かった。
いつもの僕の展開であれば、ここからバックアップできるような(本番でも魚に触れる確立の高い)釣り方を探しに行くのであるが、
今回はどうしても『勝ち』に絡むパターンで勝負しなければいけない理由があった。
最終戦を暫定3位で迎え、上の二人とのポイントのことなどを考えると、年間優勝するには、
『優勝』もしくは、最低でも『お立ち台』は必須。
となると、ここから明日シングルに入れるであろうパターンを見つけたところで、
当日の気持ち的逃げ場を作っているだけで、逆効果になる可能性が高かった。
2005年に初めて琵琶湖チャプターで年間優勝をしてから、毎年かなりリーチをかけつつも、
二回目がなかなかとれなかった。もう年間優勝できないなら何位でも一緒だよ。
と軽く開き直り、10時にはスロープに戻り、そのまま昼寝(笑)
本当は、雨が本降りになる前に避難したかっただけなんですがね・・・(笑)
翌、本番当日・・・
前日とは打って変わって、秋晴れな一日。
前日同様、メインで考えたのはヴェイン8inのベイトネコと、エコベビーブラッシュホグのライトテキサス。
スタート後、一目散でプラで釣りまくったウィードの岬へ・・・
そして、一投もせずにボート上で立っただけで唖然としてしまう・・・
激濁り&ターンじゃねぇかよ!
前日までは見えていた水面下1mぐらいのヒョロウィードが全く見えない・・・
7時半に釣りを始め、一時間がたってもマメバイト一回のみ・・・
南湖のほぼ最北端にあるこのエリア(一番推量が豊富で水の変化に強い)でこの水ってことは、
全域で昨日よりも水質が悪くなっている可能性が高い。
一時間を過ぎた時点で、一応ではあるが赤野井のシャローと、下物の浚渫まで水を見に行ってみるが、
予想通り昨日以上に水が悪い。
朝一のエリアに戻り、少し水のましな沖までエリアを広げるも何も起こらないままさらに二時間が過ぎた・・・
時計を見ると時刻は11時・・・スタートしたのは7時半なので三時間半が経ってもノーフィッシュという、
過去の僕の琵琶湖の試合では例がない時間帯までゼロのまま。
どうするか・・・
悩んだとき、急に現実に戻る。
確かビワチャプは年間お立ち台(5位まで)に入るとけっこう高価な賞品が貰えたはず・・・
『年間優勝』を捨ててからの僕の集中力は凄かった(笑)
今まで頑なに握り続けたベイトタックルを手放し、そこから13時までの二時間はスピニングだけ。
エリアもプラでは一切入っていないところで魚探がけをし、
単純に喰いそうな魚の多いエリア(ウィードの上に魚が写る)のアクティバ~カネカに入る。
とにかくTOP50時並の集中力で釣り続け、
500g→500g→推定1500gオーバーバラシ(ブチ切れて八つ当たり)
→キロフィッシュ(リミットメイク)→700g(入れ替え)→キロフィッシュ(入れ替え)
で・・・・
両方45cmぐらいあるのに、やっぱりガリガリでキロぐらいしかありません・・・
三本、2710g
というしょぼいウェイトなのですが、まさかの・・・
中村さんが3位、優勝はゲーリーの村上プロ。強いなぁ・・・
5位ですやん!
あぁ、ビックリした・・・(汗)
やっぱり相当釣れていなかった一日だったようです・・・
ってことは・・・まさかの・・・
超ラッキー・・・(笑)
本来であれば、起こりえないような色々なことが起きたため4年ぶりにではありますが年間優勝できました。
どんなかたちであれ、非常に嬉しいことではありますが、願わくば次回があればラッキーではなく、
『自分の力で取った!!』
と大きな声で言えるよう、今後も努力していきたいですね。
PS、
琵琶湖水系で行われるチャプター(今は琵琶湖と京都しかないけど)で年間二回目は初なはずです。
が、今週末の京都チャプターでそれを狙っている僕の友人が居ます。
京都の年間暫定トップのHAYASHIさんのチャンピオンをできれば皆さん止めてください。
心からのお願いです。