某ブログ内で、何度も脅迫のように僕の名前を上げられているので、
今年の僕にとって一番の恥部ではありますが、仕方ないので解説いたします。
遡ること10月某日・・・
奈良県、某T湖での出来事・・・
週末にプロ戦の最終戦を控えていた週半ば。
携帯電話にクランクしか使わないK氏からの着信。
嫌々出てみると、かりたい物があるので週末の某T湖にわざわざ来るということで、
せっかく来るならもったいないので前日プラ(土曜日)に一緒に湖に出ますか?
と半ば社交辞令、普通は断るだろうなぁと思いながら聞いてみると・・・
『いいの?じゃあ是非!』というなんとも空気を読めていない返事が・・・
仕方なく土曜日は一緒に湖に出ることに・・・
レンタルボートでエレキしか使えない某T湖。
いつもフロントにツアー82のみで出ている僕はいつも通りバッテリーを二つ船に積み込む。
短い時間ながら一通り湖を見て周り、ボート桟橋から一番遠いと思われるエリアをチェックし終え、
『残り一時間ないんで帰りながら適当に打っていきますか。』とK氏と話しながら、
エレキのスピードを上げて帰り始めようとしたその時・・・
スピードが全く変わりません(汗)
即、バッテリーをチャックしてもらうと一発が死亡していることが判明・・・
この時、プラ終了時刻の4時まで残り50分。
とりあえずバッテリー二発直流で18Vしかでてないながらもゆっくりと船を進ませる僕・・・
残り50分の段階で居た場所は、満タンバッテリー24V全快で20分ほどかかる辺。
もちろんオールも積んでいない・・・
どう考えても間に合わない確立のほうが高い。
当然『失格』という二文字が頭をよぎる・・・
何も手はないのか!
と周囲を見渡すと、一つ使えそうなものが転がっていることに気付く・・・
桟橋到着後の実際の船の上の画像。
僕がワームBOX用に使っている小型衣装ケースの蓋=オール。
この時ばかりは蓋ではなく間違いなくオールに見えた。
後ろのK氏に渡し全快で漕いでもらう。(ハッキリ言って役に立っていたかどうかは不明)
ただ、水面が渦を巻くのを見ているだけで(ちょっとだけ)進んでいる気がした。
しかし、悪夢はここからであった・・・
蓋オールで水面を漕ぐというのは予想以上に体力を使うらしく、限界が近くなってきたK氏に悪い癖が再発した・・・
ワケの分からない替え歌(尾崎豊風)を熱唱し始めたのだ。
(某国内最高峰シリーズの第4戦プリプラ時にも発症)
プラ終了時刻が迫っていたため、他のボートは全く居なかったのが唯一の救いではあったが、
静かな秋の山々にこだまする意味不明な歌詞の歌。
さらにピンチな状況にも関わらず、蓋をオール代わりにすることを、
『タッパリング』(あまりに興奮しすぎてタッパーの蓋と勘違いしていたK氏)
などと名付け、そのネーミングが気に入ったのか連呼しまくるK氏。
結局、蓋オールにより発生した水の抵抗(本人は漕いでいたつもりらしい)、
にも負けず、エレキが頑張ってくれたため、ちょーギリギリではあったが間に合い失格はまのがれることができた。
桟橋で待つ知人たちからの大爆笑のおまけ付で・・・
※皆様、エレキ限定湖での後ろに乗せる人物は十分に考えたうえで選択しましょう。