昨日まで霞ケ浦SDGマリンヨコトネベースで開催されていたTOP最終戦。
本日も翌日更新で自身の釣りの内容だけでなく、心の動きなどを皆さんにお伝えします。
今回、前半では今大会狙った魚(釣り方)のこと。
後半では、自身のメンタルや姿勢のことを書き記そうと思います。
霞ケ浦の釣りに興味がない方、行くことが無いなって方も宜しければ最後までお付き合いください。
大半の方がご存じの通り、私は今大会二日間をノーフィッシュで終えました。
リザルト上は38位となっています、が私含め以下14名が2日間ノーフィッシュで同率最下位です。
過去、予選落ちや低順位時にも書いてきましたが、もちろん悪い順位で終わった試合は各種メディア更新なんかしたくないのが本音です。
何を書いても言い訳に映るし、自分の手駒晒すことやメンタルを整えることだけを考えれば、一切のノーフィッシュ報告をSNSですらしなくてサラッと次の内容に移った方がよっぽど賢い。
もちろんそんなプロも沢山います。
ただサポートをくれるスポンサー各社さまや、応援してくれる方々に本当に日頃から感謝をしているのであれば完敗の試合、ノーフィッシュの1日であったとしてもやはり報告の責務があります。
私も書くのは苦しいんですが出来る限り書き記していきます。
今回のプリプラクティスはほとんど練習の意味が無いような水位の中スタートしました。
通常の霞ケ浦の水位は、1.00~1.10mという表記の水深が概ね『平常水位』とされています。
1.20mを超えたら増水、逆に1.00mを切ったら減水と呼ばれることが多いのですが、逆に言えば±20cmくらいの中で『水が増えた・減った』という表現がなされます。
たった20cmの変化ではあるんですが、シャローが多く、シャローカバーも豊富な霞ケ浦水系ではこの20㎝どころか、5cmでも増減水するとまったく違う湖に変貌します。
そんななか8月から関東地方に振り続けた雨は台風の影響もあり、一時霞ケ浦の水位は2.40mを超えていました。
これは単に『平常水位の1.3m増』ではなく、『平常水位の倍』というのが正確な表現で、もちろん私は見たことが無い水位だったし、このフィールドを長年ホームにする小森プロですら見たことが無い。というほどの大増水でした。
普段は見える杭やテトラはもちろん、波除け用の石積みまで全て水の中。
私が訪れたプリプラ終了1週間前はだいぶ減水してきてはいたものの、それでも1.90mを超えており、細心の注意を払いながらの練習となりました。
大増水時、やはりシャローは通常時より釣れていたように思います。
普通のテキサスリグを普通にシャローカバーに撃てば魚からの反応がない訳ではありませんでした。
ただ既に一時期よりも減水がかなり進み、既にシャローを怖がっているような魚も居ただろうし、何よりも3週間後の試合時にはそもそもこの場所に水すらない可能性の方が高い。
つまり今釣れているところは釣りができない。
7日間用意したプリプラでしたが大増水のシャローを攻略するのは初日で早々に切り上げました。
とはいえ、大増水している中で減水を予想しながら魚の動きを予測するのは簡単ではありません。
1日1匹釣るのがやっとなんて日もありました。
ただ減水が進みだすと私が大好きな2つの釣りが効きだします。
過去、幾度となくこの水系を戦ってきた小型チャターベイトと、ラバージグのスイミング。
どちらも秋のように色んなエリア、レンジを動く魚に特に効果的で、適度なシルエット、スピード、レンジを調整しながら攻略することが出来ます。
ここから更に減水(通常水位に戻る)すればこの手の魚は確実に増えるし、2週間後もひょっとしたらダメにならないんじゃないかな?という感覚でした。
もちろんこの時点(プリプラ時点)では可能性の一つとして考えていた程度です。まだシャローも全然生きていたし、水位が下がりきらない可能性もあった。
大会一週間前には水位は平常水位にもどり、水門も常時開いている(=通常水位)。
水温もプリプラ序盤から19~22℃くらいで、それも変わらず。
つまり水位が平常水位に戻ったこと以外はほとんど変化していないように感じた。
JB霞ケ浦では初日(第3戦)はシャローカバーのみをやった。
翌週のTOP50最終戦に向けて釣れても釣れなくても一日やりきってみる。結果ノーフィッシュ。
2日目(第4戦)は逆に小型チャターベイトとラバージグのスイミングで、沖まで引っ張る釣りだけをやってみる。『試合まで残りそうだな』と思っていたパターン。
朝一、DSブレードジグ+サカマタシャッド4インチで1200gがすぐ釣れて、『あぁやっぱり生きてるんだな』と確認。
『じゃあラバージグの中層スイミングも生きてるかな?』と試すとすぐに900gが釣れる。
もう一匹釣ってリミットを揃えようか悩むも、『あくまでも本番は来週』と割り切って、ここで完全に釣ることを諦めてエリアや他の釣り方のチェックに移行。
そして直前プラ(TOP50大会初日の3日前、2日前)も変わらず釣れる。
もうこれ以上釣る必要はないと、この水系の試合で釣ることをセーブしたのは久々だったように思います。
エリアは霞ケ浦全域に持っていて、もちろん元々魚影の濃い流入河川(桜川、花室川、恋瀬川とか)や流出河川(北利根川より下流)でもキャッチしていたんだけど、人とのバッティングも多いから敢えて頼りにはせず、むしろ手薄な霞ケ浦本湖重視でいきたいなという手応えで直前練習は終えました。
同時に、『絶対、似たような釣りで同じ魚を釣ってるなぁ』と思う選手が二人いて、一人は佐々プロ、もう一人が小林プロだった。
特に佐々プロは同じようなストレッチを、同じボートポジションで流しているのを目撃する。事実、このニ選手とは試合中メチャクチャバッティングすることになる。
試合時、ボートデッキに並べたのは5タックル。
これでも増やした方で、実質3タックルでも良いくらいだった。
たぶんここ4,5年で最も自信がある試合だったと思う。(佐々プロも試合後似たようなこと書いてた)
そして、結果ノーフィッシュで2日間を終えた。
初日に一回怪しいバイトがあっただけで(ワームが針先に掛かってしまいスッポ抜けた)、それ以外はおそらく全てキャットかシーバスのバイトだったと思う。
初日はやり切り、2日目は流石に見切って半分くらい別の釣りを織り交ぜて(とはいえ半分はまだやってるんだけど)足掻いたけど探しきれず。こうなると、本湖で勝負できると川系をほとんど捨てたのも痛かったかもしれない。
考えられそうなことは大会初日はプリプラ~直前プラまで一度も無かったピーカン無風で、この約1か月19~22℃だった水温がシャローでは24℃まで上がってた。
1か月ぶりにちょっと夏に逆戻りしたような感覚だった。ただここらへんも全て想像や予測の話。事実は魚にしか分からない。
最終戦に向けて気負い過ぎた自分の内面的な問題かな?とも考えたけど、佐々プロや小林プロも予選落ちをしてたぶんあのタイプの魚を狙った選手は全滅したように思う。試合後3人で答え合わせしたけど『居るけど喰わなくなったのでは』という認識だった。
これで私の最終戦は終わった。
昨年はほとんど何の意識もなく全5戦を戦いました。
一戦一戦ベストを尽くして、その先に結果的にあるものが年間順位というものであるという考え方でした。
ただ、昨年自分よりも年間上位だった選手の姿勢や姿を見て考えや意識を改めました。
『欲しくて(狙って)獲らないと意味が無いんだな』というように考えるようになりました。
今年、第3戦終了時に点差はあったものの確か暫定4位につけ『今年はしっかり挑戦しよう』と強く意識しました。
実は前回の第4戦桧原湖はスケジュールを調整しまくって、練習を2回に分けて行い直前プラ含めてトータル13日間の練習をして臨みました。
暫定順位は4位のままだったけど上位との点差は詰まり、年間優勝の可能性がある状態で最終戦を迎えました。
最終戦の練習日数はJB霞ケ浦と直前練習含め12日間。
今年の桧原湖も、霞ケ浦も私のトーナメント人生20数年の中でぶっちぎり最長の練習期間です。
周りにリスケをお願いしたり、睡眠時間を削って作った練習量も、必ずしも報われる訳ではありません。
どんなに綺麗に書きたくても今は徒労感は拭えません。
2026年シーズン。最終年間成績は7位でした。
姿勢を正し、目指した順位とは残念ながら大きな開きがあります。
小さい頃から大概1回では上手くいかなくて何をするにももの凄く時間が掛かるタイプの人間なので、失敗し試行錯誤をして再挑戦を何度も繰り返してやっと一つクリアするという人生です。
上手くいかないことには慣れているし、試行錯誤してやっと達成することにも慣れています。
また自分なりのやり方で試行錯誤しながらイチから挑戦です。
今大会の冠スポンサーはSDGマリン。
2019年に野村俊介プロ、福島健プロの契約から始まり、翌2020年に私は加わらせて頂きました。
2020年のコロナ禍。代表の柏木さんと夕食を食べながら『いつかはレーシングチームみたいにSDGファクトリーチーム』なんて話を笑いながらしていて、今では多くのメンバーが同じシャツを着ています。
その中には今大会優勝の早野剛史プロ、2年連続年間優勝の青木大介プロももちろん居ます。
これだけの様々なカラーのプロが居るのに何故かこのメンバーは喧嘩や仲違いを起こしません。たまに私と野村さんがチップとデールをするくらい(笑)
普通ならあり得ないんですが、それもこれも柏木さんが統率を取っているからに他なりません。柏木さん怒ったらちょーこえーけどだからこそ統率が取れているのは間違いなく、冷静に考えてこのメンバーが集まるのはSDGじゃなきゃ無理です。大会の時に皆で一回一緒に飯食べるんですからね(笑)
今シーズンのレギュラー戦もこれが最後です。
現在、様々な面で私はトッププロの中でもトップクラスに手厚いサポートを頂いています。
本来は問題児の私を、上手く飼いならしてくれている各社さまに心の底から感謝するとともに、今シーズンも何一つ不自由なく戦わせて頂けたことに感謝申し上げます。
また日頃から私の発信をご覧頂いている皆さん、応援してくれる皆さんにも御礼申し上げます。













