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  1. フックの『いろは』

ビッグベイト用BKKフック

※本日の内容は一般ユーザーさんはもちろんですが、ルアーメーカーさんや問屋さん、小売店さんに向けた内容でもあります。いつも通り長ったらしい文章で恐縮ですが、どうか最後までお付き合い下さい。

今期から同じBKKチームとなった東京湾ガイド・アンリミテッドの池上さんにアテンド頂きました。

昨日はアンリミテッドの池上さんにお願いして、BKK担当者と私の3人でフックテストを兼ねて東京湾ビッグベイトシーバスに行って参りました。
池上さんは今期からBKKチームに参加頂き、私とは以前同じくサポートを頂いているガーミンのジーフィッシング社でもご一緒させて頂いたことがあります。

ご存知の方も多いかもしれませんが、秋の東京湾ビッグベイトゲームは元々人気があったことに加え、ビッグペンシルの登場・定着により近年更に盛り上がっている釣りです。
国内ルアーメーカーとしての火付け役はメガバス・メガドッグだと思いますが毎年のように各社から追加サイズや新規ルアーが登場しています。

私は今回、デプスさんから出たばかりのヒュージペンシルを送って頂き沢山釣らせて頂きました。

このサイズのルアー(150〜200mm)はスリーフックが主流で、それでも取り付けるフックサイズは小さくて#1、大きい場合は#3/0くらいまでを用いるわけですが、従来そのサイズのフックとなるとGT用やマグロ用、大型青物となりメチャクチャに太い線径のものばかりでした。最低でも20kg、大型だと50kgを超えるような魚用だと思って下さい。

今現状、ビッグベイトで狙うランカーシーバスの平均的な重量は5kg前後(80cmくらい)だと思います。
当然、上記したような従来のフックを取り付けるとそこだけオーバーパワーでルアーは制約がつくし、何より5kgアベレージの魚やタックルだとそのフックを刺せるだけの重さが乗せられないジレンマがありました。
通常のシーバス用フックの線径で(がまかつ社のMHとかオーナー社の46相当)で#1/0以上が欲しい従来で考えると少し特殊なセッティング。

話を少し逸らさせて頂きます。
BKK社が日本でOEMではなく自社製品販売を開始したのが2017年(私がメガバス辞めた翌年くらい)で、最初はGTやマグロなどのビッグゲームと呼ばれるジャンルからの参入でした。
2020年にブラックバスを主軸にした淡水用スピア、シーバスや通常青物クラスまでを対象としたらミドルソルト用ファングスをラインナップに加わります。

淡水用がスピアシリーズ、ミドルソルト用がファングス。

自社ブランドでの発売前からかなりの数のルアーメーカーさんが使ってくれていたので、実際に使ったことの多いアングラーさんも沢山いると思います。
このスピアとファングスにはそれぞれ細軸と太軸があるのですが、スピアの太軸の方。具体的にはスピア21SSという青いパッケージのフックは30mmのルアーに2つ取り付けが可能な#18という超小型サイズから、300mmのルアーに取り付けても違和感のない#5/0までがラインナップされているシリーズです。
レギュラーシャンク長に癖の無いラウンドベンドはルアーのタイプやジャンル問わず組み合わせやすいので敢えてこの有り得ないラインナップをして貰いました。

そんなスピア21SSですが、実は一番売れているサイズは様々な魚種で使うような#8〜#4ではなく#1〜#3/0までのラインナップです。
そう。ビッグベイトゲームで使う為に多くの方が使ってくれています。
もちろんルアーメーカーさんも各社取り付けてくれていて、ビッグベイトシーバスゲーム用ルアーに取り付けて販売されているフックの半数近くがこのフックなんじゃないかと思うほどです。

淡水用スピアにはフッ素コート・スーパースライドが施されています。

ただ一つ大きな問題もあって、本来淡水用として開発販売されているスピアシリーズにはフッ素コートであるスーパースライドという処理が施されています。
淡水での使用には一切問題ないんですが、海で錆びやすいフッ素コートは一回の釣行で赤錆が浮きます。

ソルト用のファングスシリーズには防腐処理ウルトラアンチラストが施されています。

BKK社のソルト用フックにはウルトラアンチラストという防腐処理が施されていて私の感覚では世界一錆びないフックだと思います。黒くなることもないです。
大袈裟に言っているのではなく、本当に今一番錆びないフックだと断言できます。
そして、話としては当然スピア21SSの#1〜#3/0くらいのビッグベイトシーバスに使うようなサイズにだけ、このウルトラアンチラスト加工をしたものを作るべきではないか。ということになるわけです。

左が通常のスピア21SS(フッ素コート)、右が同じスピア21にウルトラアンチラストコートをしたもの。

それでやっと昨日の東京湾釣行に繋がるんですが、その最終確認をしにBKK担当者と池上さんのところにお邪魔していたわけです。

ブラックバスだったら口の中に入ったフックの刺さりだけを考えれば良いけど、ソルトではこれでも掛かって釣り上げないといけない。

これもそう。この一本を刺して曲がらないように釣り上がるフックじゃなきゃいけない。

3人で試して問題はなし。(工場数値的には既に分かっていたけど最終確認ね)
今年はもう間に合わなかったから来年のハイシーズンに向けてこのビッグベイトシーバス用のフックは販売されます。(相変わらずの4〜5本で上代500円で展開予定です)

ここからはルアーメーカーさまや問屋、小売店さまに向けてです。
一般的には知られていませんが、ルアーを作る時に一番厄介なのがフック調達かと思います。(ロッドだとガイド調達ですね)
ルアーは作れるけど取り付けるフックが足りなくて生産数を減らしたり、発売日が遅れたりなんて日常茶飯事かと思います。
一番大切なフックを決めてからルアー開発を始めるメーカーもかなり多いし、それくらい厄介なのがフックです。

このビッグベイトシーバスゲーム対応フックですがBKKとしてプロパー販売もしますが、同時にOEMフックとしてメーカー各社にも供給させて頂けるように準備を進めています。値段や納期は噂で流れている通りです(笑)今からなら来年間違いなく間に合う。ここはOKだけど、ここはダメ。とかはもちろんないし、このフックだけ代用効かないから使いたいとかでももちろんOKです。
既にお取引頂いているメーカーさんも。まだの会社さんも。皆んなが使えるフックになれば良いなぁと個人的には思っています。

BKK担当者をご存知の方はそのままお問合せ頂くのが一番早いし、場合によっては私にでも構いません。
フックがないことで釣りに行けない、ルアーが手に入らない、で一番残念なのは釣り人なので来年に向けて少しでも改善できれば幸いですよね。

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