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  1. フックの『いろは』

ジャークベイトのフック

春先に6℃を超えたあたりからジャークベイトで魚を狙い出すと毎年、毎年、毎年思うことがあるんです。
『全くルアー口の中入ってなくない?』

この時期のジャークベイトってフックが口の中に掛かっている確率って半分以下な気がします。

もちろん100mm前後のルアーに#6のフックが3つ付いているので『口の中に入る前に外に引っ掛かってしまう』のは否定できないんですが、とはいえ他のシーズンにジャークベイトを使っても流石にここまで外に掛かっていることは無いのが、25年以上バスフィッシングをやってきての経験です。
口を開いていないとは言わないけど、口の開き方が小さかったり、吸い込みが弱かったり、そのタイミングがずれたりしているのではないかと思います。
なので、私はこの時期のフックにはいつも以上に気を使います。

純正フックのまま使わないルアーたち。

錆びていたり、フックポイントが曲がったり飛んだりしていたらもちろん交換するんですが、ルアーによっては最初から交換します。
逆にリレンジみたいに私が使うフックが最初から付いている様なルアーはもちろんそのまま。
今現在、そんな私がジャークベイトに使うフックは2タイプのみです。

左からRB-M(がまかつ)、スピア21SS、スピア20SS(BKK)

私が使うのは画像の両端の2つ。
がまかつ社のRB-Mと、サポートを頂いているBKK社のスピア20SSの2種です。
ちょっとだけ補足すると、BKK社のバスメインのトリプルフックは2種類あってスピアの21SS(普通軸)と20SS(細軸)がそれに該当します。同形状の線径(太さ)違いです。
あとはファングスって有名なフックがあるんだけどあれは基本ソルト用です。

これは私のトリプルフックBOXなんだけど、青パケが普通軸の21SS、金パケが細軸の20SS。

その細軸のスピア20SSは本来、小型のミノーやシャッドみたいなスピニングやベイトフィネスで使うルアー用なんですが、私のワガママを反映させて頂いて#6と#4といったそれこそジャークベイトに使う番手までがラインナップされています。
癖の無いオーソドックスなラウンドベンドに細軸ミドル番手ってかなり少なくて、現状ワンテンに純正と同じ#6を乗せても沈まない(むしろ浮く)唯一のフックだと思います。

左ががまかつ社RB-Mの#6、右がスピア20SSの#6。ほとんど同じ線径。わずかにスピア20SSの方が細い。

スピア20SSの#6がラインナップに加わるまでは私自身、ジャークベイトにはずっとがまかつRB-Mを使っていました。今もそのまま付いて使っているルアーも沢山ある。

スピア20SS。ちょっと開いてますね。

こちらはRB-M。こちらもちょっと開いてますね。

画像はどちらも魚で開いてしまったんですが(もちろんキャッチはできる)、当然ここがトレードオフになる。
ただ過去に針が伸びてバラしたことなんてないし、ファイト中に複数本が掛かるようなジャークベイトでは一本に全負荷がかかることなんてほとんど無いから私は刺さりとフック重量を優先しています。

ちなみにこの伸びることのメリットもあって、根掛りの際に一本だけであれば12lbでも伸ばして外すことが出来るのもこの二種です。
付いてるフックをそのまま使う人が少なくないかもしれませんが、過去にこの時期のジャークベイトでミスバイトを経験したことがあったり、掛かりが甘くてバラしたことがある方には是非、メインジャークベイト数個だけでも是非交換してみて下さい。

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