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  1. ルアーの『いろは』

ドライブビーバーを語ってみる。

先月開催されたTOP50初戦で準優勝したエグシュンさんと、5位だった私が一つだけ同じワームを使っていました。

それがOSPから昨年発売されたドライブビーバー(3.5インチ)。
サポートの関係で表には出てこないと思いますが、実はこのワーム最近TOP50選手に『エコの○○○カラー見付けたら買っといて』と言われるくらい密かなプチブーム!?が起きています。
試合後、エグシュンさんは『あまりにも釣れるからオフリミット期間(練習禁止期間)に岡山、広島中のエコドライブビーバーを買い集めた』と言っていたくらい。
私はというと、昨年エリート5で山岡さんがドライブビーバーで優勝したのは知っていたので冬の間にノーマルとエコの1パックづつ買って、早春にフットボールのトレーラーとしてそれなりには釣っていました。


確かによく釣れるものの最初はそこまで気にもとめてなくて、元々OSPのワームは使いやすく釣れるものが多いので相変わらずよく釣れるなぁと思っていたくらい。
初戦の二日目に手持ちにあった5本のエコドライブビーバー3.5を使いきり、山岡さんにお願して最終日用に貰ったのですが(ありがとうございました!)、それまでは試合で勝負ルアーになるとは思ってもいませんでした。

ドライブビーバーという名前から想像するに、間違いなくリアクションイノベーションズのスイートビーバー(画像はスモーリービーバー)のインスパイア系ワームだと思います。名前にビーバーを使うあたりが本当に潔い。
スイートビーバー自体が超名作であり北米では超ロングセラーですが、こと国内においてはほとんど全ての面においてドライブビーバーが優っていると思います。
というのも国内には南部フロリダクラスのベジテーションエリアを有するフィールドはほとんど無く(琵琶湖南湖の人工島や内湖ばかりやっている人は除く 笑)、スイートビーバーほどのすり抜けを必要とするフィールドは数少ないと思います。
国産メーカーだけでも、星の数ほどあるクロー系ワームですが、もはや完全に飽和しておりちょっとの違いで本当に釣果差が出ているのかはかなり疑問があります。
ただドライブビーバーはそんな中で明らかに立ち位置が有り、私自身も使うか分からないけど試合に向けていくつかエコモデルを準備したくらいです(笑)
クロー系ワームは大別すると二つに分けることが出来ると思います。

一つはスピードクローに始まった、ロッククローや、それこそOSPのドライブクローの様な激しく爪を動かしアピールするタイプ。

もう一つはブラッシュホグに始まり、バイズクローや、エスケープツインの様な激しくは動かないけどカバーに入れ込みやすく、着底後の水押しやズル引きで存在感を示すタイプ。
この二タイプはどちらが良いクロー系ワームというわけではなく、早いテンポでのフォーリング主体で釣りをしたいなら、主にカバー内でも目立つ前者を。
ボトム変化をズル引きで探ったり、フォールで目立ち過ぎないような誘い方をしたいなら後者を。というのがオーソドックスな私の使い分けです。多くのアングラーもそんな感じだと思います。
ただ、このドライブビーバーはどちらにも属さなくて、どちらの使い方もできる非常に画期的なワームだと思っています。

すり抜けはスイートビーバー並に抜群。ボトム着底の倒れこみや、フォーリングでの爪のアクション、存在感は強い上に、横方向にズル引きしてもしっかりアクションしてくれます。そして何より釣れる。
近年、自分の中ではクロー系ワームはある程度定番化していて、新しいものが出て試してみても何かと入れ替えるくらい必要性を感じるものってほとんどありませんでした。
それが最近、ドライブビーバーに関しては無いとちょっと不安。みたいな感じになっています。
次戦で使うかは分かりませんが、トーナメントに関わらず使いやすく近年ピカイチオススメなクローワームです。まだ使ったことの無い方は是非!

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