2020年の年末、12/29-31に一切仕事を入れなかったので過去経験したことがないくらい暇で(笑)、音楽でご飯を食べている知人(ビオラ奏者)から教えて貰った『ブルーピリオド』という漫画をKindleで全巻購入して読んでいました。
絵描きを目指す若者の物語なんですが、今発売されている8巻まででは高校&専門→大学までの内容です。高校に行きながら通う養成所?みたいな場所が8巻までは主な舞台。
とても面白い内容でした。たぶん専門的な道を選ぼうとしているor選んだ人には共感できることの多い内容だと思います。
さて、そんなブルーピリオドの内容と真逆になりますが(笑)
私は既に時間の流れ方とか使い方は日々、大きく変化していると思います。
残念ながら以前は正解だった手法が、何年も正解であり得ることは今はないと思っています。
特に時間を掛けて手に入れることが出来たスキルや知識は、時が経っても変わらず価値のあるものと思いたいのは私も同じです。
ただ残念ながらよほど獲得への難易度&価値が高いもの(日本に数人レベル)を除けばたぶん年々難易度が下がり、かかるコストも下がっています。それも急激に。
私は大学在学中に『釣りでプロになれなかった時の為に』と自学で国家資格を一つ取ったことがありました。約10ヶ月、教材&試験費用で約7万円かかりました。
本来は短大(2年)で400万とか掛けるとエレベーター式に貰える資格でした。資格有者の98%がこの短大卒パターン。たぶん今でもほぼ変わらないと思います。
ただ、今だったら本気でやれば半年&試験代数千円で取れると思います。私がやったような教材すら要らない。
理由はやっぱりYouTube。あとはブログ。
もう資格を取るための内容は全て無料で手に入る時代。
YouTubeやブログ、SNSで得られる知識や技術では本物にはなれないとしばしば言われますよね。現場至上主義。
でも、私の考えだと今の時代ならほぼ無料で全てが手に入ると思っています。
10年前どころか、数年前と比べたって時間のあり方が大きく変化してる。
そんな簡単に手に入ってもらっては困る。という私を含めた先人たちの気持ちも分かるんだけど、残念ながらそれが現実。
『そんなんじゃ本質は分からない』と言われていることもあるけど、一体本質ってなんだ?現状が分からなくても、本質は分かるのだろうか。
一番難しいのは、変化と時代の流れに抗うことって無意識にしてしまうこと。
例えばTikTokの面白さを私は分からないのだけれど(笑)、その感覚をそのままで終わらせたら結局は一緒なんですよね。TikTokをやる、やらないとかって意味じゃなくてね。
ブルーピリオドの面白かった点は、こういった熱血漫画にありがちな『努力根性至上主義』『天才にもある葛藤』といった王道ラインも描きつつ、努力や価値観の多様性にも触れていた部分。
あのスラムダンクが実写化される時代ですからね。変わって当然なんだけど、私は実写化反対だ(笑)