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TOP50最終戦を前に!

本日、茨城県から福島県は桧原湖に移動してきました。
明日、明後日の二日間、公式練習(直前練習)を経て金土日の三日間でTOP50最終戦がまかつCUPが開催されます。

JB/NBC公式HPより。

そんな本日は少しでも最終戦が盛り上がれば、皆さんに注目して頂ければと思いブログを書きます。
今大会の見どころや、もし私があの選手なら〜と若干の脚色を加えながらの内容です(笑)

JB/NBC公式HPより。

最終戦の舞台桧原湖は、東北に位置する標高800mにある湖です。スモールとラージが混在。優先種は圧倒的にスモール。
東北でこの標高は静岡の平野部に住んでいる私からしたらもう既に『完全な冬』です。余裕の一日防寒。
昨年の TOP50桧原湖戦の覇者は藤田京弥プロ。
その後、賛否が議論されるほど衝撃的だったマイクロワームのホバストを用いた圧勝でした。

今回の単戦だけを見ると、やはり1番の見どころは藤田京弥プロの桧原湖2連覇だと思います。
彼は前試合(霞ヶ浦戦)をアメリカトーナメントの参戦の為欠場しており、二試合ぶりのTOP50戦です。
来季はB.A.S.Sエリートシリーズに参戦のためTOP50参戦は難しいと思うので、TOP50トーナメントでの彼はしばらく見納めかもしれません。それだけに勝つのかどうかは非常に気になるところ。

ただこの1年間、他選手は皆んな昨年の教訓から様々な修練をしてきたはずなので藤田京弥プロのスキルと渡り合えるのか、他の手段がまた新たに生まれるのか、はたまた意外に皆んながライブスコープで試行錯誤し過ぎて一周回って普通の釣りで優勝者が出るのか、そんなところも気になるところです。

JB/NBC公式HPより。

そして毎年のことながらややこしく?佳境なのが年間ランキング。
暫定首位は小森さんが走ってます。2位の江尻プロが12P差、3位の今泉プロが16P差。

TOP50ではプロ野球のペナントレースのマジックを文字って最終戦時に『マジック◯◯』なんて言われたりするんですが、小森さんはマジック12位が点灯しています。
つまり2位の江尻プロが例え優勝したとしても小森さんが12位以上であれば自力優勝です。
そして小森さんは桧原湖がホームレイクでもあります。

もちろん暫定順位が上であればあるほど逆転できる可能性は高いです。
ただもし私が小森さんの立場であれば、この上位のメンバーを見た時に凄くやり難いと思うかなぁってメンバーです。

というのも、2位の江尻プロや3位の今泉プロはゲーリーやエンジンでスポンサーが同じであったりもして、小森さんがすごく仲の良い二人。逆に言えばどんな感じの釣りをするかなんかもある程度想定できるような気がします。
ただもし私が同じ立場だと想像した場合に、キツいのは5位に吉川永遠プロ、6位に青木唯プロが居るんですよね。
特に青木プロは上記した藤田京弥プロと並んで今大会優勝する可能性の高いプロです。
TOP50の一つ下のマスターズシリーズのスモール戦は2年連続で優勝しています。

JB/NBC公式HPより。

特に青木プロは今年河口湖のプロ戦7試合全て優勝していて、直近のマスターズも2連勝(三瀬谷、野尻)と、凄い勢いで突っ込んでくるはず。
小森さんとの点差は25点と大きいけど、青木プロは満点(優勝)とる可能性はあるから頭にはチラつきそう。

暫定4位黒田シャロー×ライブスコープ、5位吉川プロサイト×ライブスコープ、6位青木プロ世界一のライブスコープと、小森さんとはスタイルが違う選手が並んでるからスコアが読みにくいはず(=これくらいなら負けないとかが読みにくい)。
加えて6位までの私以外は全員20代で全力でぶつかってくるので、皆んなが小森さんを引き摺り下ろしてやるって気持ちでくるだろうからそれを正面で受けるには並の精神力では闘えないはず。

JB/NBC公式HPより。

ただそれでも小森さんに圧倒的にアドバンテージがあると私は思っていて、まず何よりも小森さんは他のどの選手よりもこのレースを戦ってきた経験値を持っている選手であり、最後まで勝ち切ったことが3回もある選手。誰よりもこのプレッシャーだったり、キツさを乗り越えたことのあるプロ。

ただ昨年、最終戦で藤田京弥プロに逆転負けをした感覚は残っているだろうし(点差も非常に似ている)、小森さんが年間優勝を最後にとったのは2012年。ちょうど10年前。
毎年のように優勝争いして勝ちきれない感覚はあるのかもしれない。
小森さんにとって昨年のVS藤田京弥プロもなかなか骨の折れる勝負だったと思うけど、今年のVS若手イケイケ軍団も昨年以上に骨の折れる勝負になると思います。
どちらにしても毎年のようにこの位置にいる小森さんは本当に凄い。

トータルして。もしオッズがあるなら小森さんが間違いなく一番人気なのは揺るがないけど、際どい点差&イケイケの若手プロたちに、絶対はない面白い最終戦になると思います。
もし初日、上記した若手プロの誰かがダントツのトップウェイトとか出したら現場はヒリヒリし出すと思います(笑)

私はそんな今年も面白い最終戦を特等席で三日間観ながら、また面白いドラマがあれば大会後に皆さんにお伝えします。
最終戦の行方。年間優勝の行方。一人でも多くの人が楽しみに、気にして貰えましたら幸いです。

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