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~Rigel 21~

只今、サメウラダムへ向け準備の真っ只中です。明日の夕方出発します。
さて3月末に一日限定で発売したオリジナルスピンテールのリゲルですが、
販売可能個数に限界があったため一日限定にしたのですが、僕は内心、
『個人のネット限定だし10個とか20個しか売れないんじゃないの・・・』
と思っていたのですが、予想以上の販売個数に僕が一番ビックリしています・・・(といっても百数十個レベルですが・・・)
ご購入頂いた方々、本当にありがとうございました。

3月末にも書いたんですがリゲル25gは完全にディープレンジを攻略するため、僕のエゴから形になったルアーです。
水深のある場所で、浅いレンジに浮いている個体ではなく、その一段もしくは二段下に居る、
個体数は少ないけど間違いなくデカイ個体を狙って釣るための動きをしています。
具体的にはボディーのバイブレーションは極力ゼロにして、ある意味おとなしいアクション(けど手元にはバイブレーションが伝わってくる)
暴れさせるのは簡単だったんですが、せっかくディープレンジを狙っても暴れさせてアピールを強くすると、
浅いレンジに居る小さい個体が気付いて先に喰ってしまうので、あえておさえたアクションにしてあります。(これは湾ベイト29gと同じ)

前にアスリートミノー7で書いたときの言い方をすれば『平均して80点のルアー』でなく、『特定の条件で100点のルアー』を狙っています。
ただこの使い方は難易度も高く、使いどころも非常に狭いので正直、商売のための商品としては微妙です。
一月末頃にブログで『予定していた最終金型をボツにして、一つ前の金型で製作することに・・・』と決めたのはこの部分のことで、
その時の最終プロトは、ボディーもバイブレーションするくらいのアピール型で浅いフラットで横に引くことも考えられていたものだったのですが、
『売れるかどうかも分からないのに使いやすいという理由だけで選択するのはどうだろうか・・・?』
と疑問に思い、周りの意見も聞かず僕の独断で型を一つ戻してまでもディープバーチカル用としてリゲル25gの完成に至りました。


今回発売のリゲル21g。
ただ、25gを買ってくださった方にも横に引く方が非常に多いので、正直僕の中ではモヤモヤした部分があったのも事実でした。
内心では『横引き用なら、専用で作ればもっと良くなるのに・・・』と思っていたんです。
で、ちょうどカラーバージョンアップでの量産の話が来たときだったので、
『今度は、一月の段階で最終プロトだったフラット対応モデルの方で作りませんか??』
となり(本音は25gのパールホワイトだけで10個以上僕の元にあるので、とりあえず今年分は確保できたかなと思い・・・)、
新しく作るのはフラット対応モデルとなりました。

ですので、同じリゲルの名前ですが全く違うルアーであると思ってください。
単純に25g→21gで軽くなったから浅いレンジのフラット対応??ってレベルではありません。
まずディープレンジでデカイ個体を釣るためにボディーバイブレーションはなしで、と先の25gの説明に書きましたが、
逆に言えばシャローでとにかく釣りまくるならボディはバイブレーションしたほうが(アピールしたほうが)いいってことになります。
で、一番動きに影響を与えるのは間違いなくブレード。
過去に何度も書いたけど、ディープで一点の水を動かす(僕はトルクの有ると表現)ブレードはベイトブレスの3番を超えるものはないと断言できます。
このブレードはカップが深いので、ブレードの先端がほとんどブレることはなく、
狭い範囲を、力強く動かすのが特徴でアピール力はある意味弱いんですが、サイズを狙う際には非常に有効。(だから逆に25gに採用した)
逆に浅いレンジを横に引く際は、極力大きく動いて広い範囲の水を動かすブレードが理想的となる。(円軌道で動くブレード)
そのためには正直100%満足できるブレードが市場には存在せず、結局オリジナルで製作することに・・・
(現段階ではボディは完成してるんですが、このブレードの完成が月末みたいです・・・)
実は、このブレードを作るのに最近難儀していました・・・(ボディはボツになったけど一月末の段階で完成していたので)
21gになったのも単純に『浅いレンジ用=軽量』ってなったんじゃなくて、
少しでもバイブレーションさせるようにしたかったので、ボディを薄くしていったら当然軽くなっただけの話で、
全長は25gも21gも一緒。ただ上から見ると21gのほうが若干薄いです。


ブレード取り付けのアイ。左がディープ用の25g、右がフラット横引き用の21g。
最後のギミックがこちらのブレード取り付け用のアイ。
25gの場合は極力、ボディーバイブレーションをなくしたかったのでスプリットリングの取り付けられる最低限の大きさ、
たぶん、見た人は『こんなに小さいの??』ってくらいの大きさで作ったんですが、
逆に21gは少しでもバイブレーションを大きくしたかったので、強度の取れる最大限の大きさ。
たぶん、見た人は『こんなに大きいの??』ってくらい大きいです。
21g用にはただでさえ円軌道で回転するカップの浅いブレードを使って、
更にスプリットリング(&スイベル)も少しでも大きく動くようにワザと大きくしたんです。

『ブレード』『ボディの厚さ』『ブレードアイ』この三つ(ってかこれだけ違うと全部か・・・)が21gと25gの違いです。
ちなみにバラシを軽減させるシステムに関しては、前回の25g同様絶好調で機能します。
ここがリゲルの最大のウリですので・・・

ぱっと見は全く同じように見えるかもしれませんが、特性と性格は全く違う二つです。
ただ単に4g軽くなっただけでもありません。カラーリングがキレイになっただけでもありません。
どれくらい違うのか気なる方は両方持ってる方に投げ比べさせてもらってください。(僕でもいいよ)
何度も言いますが名前が同じですが、狙いは全く違う二つです。


まだブレード出来上がってないのでボディだけ・・・(汗)
ちなみに僕の場合は25g:21gでは7:3くらいで25gのほうが多用します。
基本的に僕のエゴは25gに詰まっているので・・・(怒られるかな??)
25gはもう在庫がないから(たぶんもう作られることもない・・・かも)、
僕の手持ちの約30個が最後なんですけどね・・・(汗)

21gにも僕溺愛の『パールホワイト』が無理矢理ラインナップされています。
こいつだけは25gと全く同じ塗料を無理言って使ってもらっています。
そのために、このカラーだけは別の工場で塗装されるというスーパー面倒な作業らしいですが・・・
他のホログラムカラーに見劣りしないように赤目でアイラインも引いてもらいました。
人気はどうかわからないけど、スピンテールは間違いなくパールホワイトが一番釣れるんですもの・・・

販売に関する詳しいことはコチラへ。

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