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狙い

先週末に某メーカーサポートのトッププロとジャークベイト(&ミノー)談義になって、
最終的にOSPさんのルドラって良く釣れるよねーって話になった。
当然、ルドラの良さ(釣れる理由)って何なの?って話になって、飛距離とか潜行深度とか分かりやすい諸々があるけど、
一番は軌道の変化、ちょっとした変化による左右への脱軌道ではないかってことで一致した。
僅かな流れの変化であったり、ラインのふけ、ラインテンション、ちょっとしたロッドワークでルドラは無意識のうちにルアーが左右どちらかに逃げることが多い。
だからか、ルドラはジャークベイトにしては珍しくストレートリトリーブで使うアングラーが多いし、
トゥイッチよりもストロークの長いジャークや、ストップ&ゴーが一般的にも普及している。
ただ、この最大の特徴をあえてOSPさんは告知というか、宣伝文句に使っていない。使ってるのを見たことがない。
今日の内容、書くかどうか凄く迷ったんだけど、昨年秋から今年春にX-80jrをテストしている最中にこの葛藤が凄くあった。
X-80jrはソルトルアーとしてはあり得ないくらいのスーパースローシンキングに設定されてる。
純正で付いてるフック(がまRB-MH)を、RB-Mショートシャンクにするとほぼサスペンドになるくらいスーパースローシンキング。
飛距離と特に『直進安定性』を高めるだけだったら、あと0.5~0.8gくらいフロントウェイトを重たくするほうが良いのはテスト段階から分かってたんだけど、
あえて現在の仕様で製品化された。
その理由はルドラが釣れる理由と同じく、左右への脱軌道をより出したかったから。
ただX-80jrもルドラと同じくこの部分はどこにも書かれてないし、僕もずっと書かずにいた。
なぜかというと、釣獲力を高めるために意図的にやっていても、『脱軌道=バランスの悪いルアー』と評価されてきたルアーを少なからず見てきたし、
そんな違いを気にしないアングラーでも釣果の違いを感じられるものが良いルアーだと思ってるから。
ルドラの軌道変化は潜行深度(2m弱)が深いためラインの動きでしか感じられないけど、
X-80jrの軌道変化は潜行深度(0.8~1.0m)が浅いため目で確認できるレベル。
着水点から手元に戻ってくる地点は一直線上だけど、その間に左右へと何度か行き来するはずです。
書かないつもりだったけど、誰も気付いてくれないから自己申告(笑)
ちなみにトゥルーチューンをした上での左右への脱軌道なので、いきなり真っ直ぐ泳がないってのとはちょっと違います。
ここらへんのニュアンスが伝え難いのも、今日まで書かなかった理由の一つ。
製品発売後、直進安定性のみを高めるためにフロントウェイト下に0.8gのウェイトをはめ込んだ(穴あけてウェイトボールをグルーガンで穴埋めしながら接着)タイプも自作でいくつか作って、
何の問題もなくアクションするけど、結局オリジナルの釣果に勝てないから(飛距離もそこまで伸びない)ほとんど出番なし(笑)
もし気付いてて、使ってくれてるアングラーの方が居たら僕は凄く嬉しいです。

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