試合は昨日までで終わっていますが、引き続き3日間ほど桧原湖に滞在して居残り練習とプロトテストを行っている最中です。
いつも通り、試合翌日の詳細記事をUPしていきたいと思います。
まず最初に今大会、特段目新しいことはしていません。
自分らしさとか微塵もなく、既出の定番化したパターンを必死に行った3日間でした。
ウェイトも毎日中位で、最終成績は23位。
平凡も平凡。
過去の自身の成績を見ても、この初秋の桧原湖戦は2/3くらい予選落ちで、直近も3年間予選落ちだったと記憶しています。
特にライブスコープ登場以降は『マイクロホバスト』と呼ばれる1〜2インチルアーを用いたシューティングテクニックが必須となっています。
シャローゲームやベイトタックルをメインにすることが多い私にとっては非常にハードルが高く、やる前から苦手意識を持っていたのが本音です。
ただ昨年の予選落ち以降、もうこのメソッドから逃げることは出来ないと痛感して昨年試合終わりに居残りで2日間、今年のプリプラ5日半、直前プラ2日間の計10日弱のうちほぼ全てをこのメソッドの練習に充てました。
・後発で習得してもメリットは薄いこと
・今年から3匹リミットで上位にはビッグフィッシュが不可欠なこと
・自身の得意分野ではないこと
等々、やらない理由を探せばいくつも見つかりましたが、ただそれではこれまでと変わらないので、どんな結果になったとしても今大会は『マイクロホバストメインに戦ってみよう』と挑みました。
1試合を捨てる事になるけど、練習だけでなく試合でやってみないと学べない。
マイクロホバストに関しては今となっては探せば文字や動画の情報はいくらでも出てきます。
ただ読んで見て分かった気になるのと、実際に自身が感じて積み上げていくのとでは雲泥の差があって、世に出てないことや、自分の中でしか処理できない感覚も沢山ありました。(実際にはどの釣りもそう)
戦前からこのメソッドの名手には間違いなく及ばないけど、集中して頑張っていけばなんとか形になるかなくらいの手答えで練習最終日は終えました。
苦手なジャンルだけど、分からないこと知らないことが少しづつ分かるようになっていくのはそれはそれで楽しくて、苦しみながら試行錯誤したトータル10日間だったように思います。
この釣りがちょっと出来るようになったからといってまた今年も予選落ちかもしれないし、それなりに戦えるかもしれないし、そこは分からないけどまずは『今年はコレだけで戦ってみる』ってことだけを決めて試合に挑んでみました。
試合の戦い方としては完全に(分かって)間違えていて、本来はもっとフレキシブルに状況を見ながら判断するべきです。
戦前からやることを決めるとか最も悪手です。特に3日間と長丁場になるTOP50シリーズなら尚更です。
ただ試合で試す事に意味があるんですよね。出来る気になっているだけなのか、本当に出来るのかはそうしないと分からない。
練習で一秒もシャローをチェックしなかった&ほとんどベイトタックルを握らなかったのも初めてだったように思います。
試合3日間は粛々と集中して魚を狙いました。
メインとしたエリアも早稲沢沖を中心に定番エリア。
初日は10匹くらいキャッチ、2日目が一番キツくて7.8匹、最終日は天気が崩れた事で釣り易く感じて時間短い中、10匹くらい。
状況判断とかは皆無で、とにかく魚探に映る魚(バス&ワカサギ)に色々試していく作業を繰り返しました。
29→25→23と僅かづつ順位を上げて最終順位は23位でした。
なんとかTOP50で予選通過出来るくらいのスキルには育っていた一方で、おそらく私には2400gくらい(800g平均)が現状だと何度やっても限界だとも感じました。
この釣りを更に磨いて上位争い出来るようなイメージは一切湧きません。それが率直な感想です。
苦手なことだけを練習しながら釣りをした桧原湖は、今までとは全然違った景色に感じられて、なんとなく2009年にTOP50シリーズに初エントリーして、行くフィールド全て初場所だった初年度の頃を思い出しました。
コレで良いのか?どれくらい釣れるのか?何も分からない感覚でした。
30歳も後半になり、苦手や嫌と感じることを頑張ってまで行う機会ってめっきり減ったように思います。
言い訳付けてやらない。たぶん逃げても死なないです。誰かに怒られることもありません。
でも改めてこうやって自身で決めて向き合うこともいつかは役に立つのかもしれないです。
好きな釣りだけで玉砕覚悟で勝負する。
苦手でも頑張ってなんとか形にする。
どちらが偉いとか、カッコいいorダサいとかは無いし、それはあったとしても個人の趣向の範疇です。
ただ今まで選ばなかった後者を選んだ今大会は、得意や好きで勝負する試合とはまた違った面白さがありました。
最終戦は来月、北浦で開催されます。
今試合の分まで気合い入れて頑張ってきます。
今大会も応援頂きました皆さま、手厚いサポートでご協力頂来ましたスポンサー各社さまありがとうございました。
メインタックル
○マイクロホバスト用(全く同じタックルを2セット用意)
・エクスプライド259SUL-S/シマノ
・ステラC2500SXG/シマノ
・エリアトラウトインフィニティ0.2号/バリバス+Vハード1号(リーダー)/サンライン
・ワーム色々
○ポッパー用
・エクスプライド266L/シマノ
・コンプレックスXR2500SHG/シマノ
・プロトPE0.4号/シマノ+ナノダックス1.2号(リーダー)/サンヨーナイロン
・ベビーポッパー/ラッキークラフト
ボート チャージャー210エリート/チャージャーボート(SDG Marine)
魚探&エレキ GPSMAP8416XSV、1223XSV、7410XSV(フロント)、GPSMAP8410XSV×2(リア)、フォース(エレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム(ボブズマシンジャパン)