この時期はどうしても新製品紹介記事が増えてしまって、あまりにもブログ上で商売商売するのは嫌なので他記事で薄めているつもりなんですが、いかんせん今期は監修したり開発に携わったモデルが多くて本当に申し訳ありません。
そんな今日はエクスプライドに2020年追加される機種についてです。
20ゾディアスに話題を持っていかれていますが、やはり私のメインシリーズはエクスプライド。それは今年も変わりません。
今年追加されるのは4機種。エクスプライドはだいたい毎年3〜5機種が追加ラインナップされています。
・165MH-LM
・175H-SB/2
・266L-LM
・267L+
の4機種。
内、165MH-LMと266L-LMを私が監修させて頂きました。267L+は琵琶湖ガイドの冨本さんがミドスト用に監修。
横浜の釣りフェスティバルでは、私が担当した2機種のラインナップを『絶対黒田さんが作りましたよね(笑)』と仰ってくれた方も結構居てビックリしました(笑)
見るからに私が好きそうな番手ですかね。
今日はあまり詳しく解説するつもりはなくて(笑)
今年の追加機種は自身が携わった2本に、267L+をシマノにはオーダーしました。
ちなみに私がシマノと契約して今年で4年目です。
以前(5年くらい前かな?)、ブログ上で書いたことがありますが正味、私の釣行回数や蓄積知識でいくとロッド開発は年間2〜3本に携わるのが限界。(良いものにしようとしたらね)
しかもそれも開発期間が1年の間にというよりは、複数年かけてその年毎にアウトプットできる機種数の話です。
現に移籍後、翌年リリースされたエクスプライドの追加機種から携わったアイテムがラインナップされていますが、
2018年 165ML+、262UL-S →1年半開発
2019年 264SUL-S、268UL-S →2年半開発
2020年 165MH-LM →3年半開発、266L-LM→1年開発
が掛かっています。
もちろん何をもって『開発期間』と呼ぶかで変わってきてしまうので、この表記はあくまでも『ファーストプロト作成→製品発売』の期間です。でないと『構想10年』とか言い出す人居るから(笑)
もちろん釣行日数、開発知識、量産知識(非定番のパーツとか納期)なんかによって違いは出ますが、たまに数ヶ月で1シリーズ全てをプロデュースしているプロやメーカーさんを見ると心底凄いなぁと思います。
もちろん私がこんなしっかり時間が掛けられるのもシマノ製品のライフサイクルの長さと、開発スタッフの技術力、試作レスポンスの良さのお陰でもあります。
そういえばショーではシマノ×ジャッカル、ポイズンシリーズ全体の試作本数は4000本超えてるって言ってました。たぶんシリーズ歴代合計で200機種くらいのはずなので95%はボツってことですね(汗)
話が逸れまくりましたが(汗)
後日、開発内容含めて詳しく解説しますので大体の使い方だけ。
・165MH-LM
低弾性カーボン使用。シングルフック&太軸トレブルスペシャル。
スピナーベイトやバズベイト、チャターベイトなんかのシングルフック系ルアーとバドやハネモノ、ちょっとしたビッグベイトなんかをショート〜ミドルキャストで扱う為のロッド。
今まで6ft後半くらいからしか選択肢が無かったので霞ヶ浦水系やリバー、リザーバーでのキャスト数の多いフィールド用。
1.5ozくらいまで背負えるのでちょいビッグベイトは大丈夫。
・266L-LM
低弾性カーボン使用。PE、モノフィラどちらもいけるミノー、シャッド用ロッド。
同じ用途に用いるゾディアス260ML-GはPEでの巻きに向いていたけどこちらはモノフィラもOKで且つ、ロッドワーク系も十分いける。小型トップとかにもかなり向いてる。
たぶんシマノ初のスピニングLM(ローモジュラス)。