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  1. エクスプライド&ゾディアス

ゾディアス166ML-G

今期、ゾディアスのラインナップに加わったグラスコンポジットの三本(66ML、70M、76MH)。
66MLと70Mは結構使っているので、特にお気に入りな66ML-Gについて今日は突っ込んで書きたいと思います。

まずグラスコンポジットというからにはもちろんグラスとカーボンを合わせて作られたロッドです。グラスだけのロッドではないです。
ただ世に沢山あるグラコンと呼ばれる中には実はほとんどがカーボン(20%だけグラスとか)だったり、ティップだけグラス(ベリーから下はカーボン)だったり一言にグラコンと言っても様々あります。
今回のゾディアスグラス三兄弟は、ほぼグラスです。機種にもよりますが確か70%くらいグラスで残りはカーボン。実際にカーボン部分はグリップ内&バットのみなので曲がる部分はほぼグラスと思って下さい。
ここまでの前提条件、予備知識を元にメリット、デメリットを書き記したいと思います。
1、重量
まずグラスは重たい(カーボンに比べ)です。近年非常に軽いグラコンも沢山出ていますが、その全てがカーボン>グラスの割合で構成されているロッドです。
前記の通りゾディアスグラコン三兄弟はカーボン<グラスです。なので僕はこのロッド、重いとは思っていませんが、非常に軽いとも思っていません。
グラコンの名前を冠してもっと軽いロッド(カーボン>グラスの)は存在するので、新技術を使った激軽グラスロッドではないと思って下さい。
ただグリップ長、重量バランスは非常に優れたロッドなので軽く感じやすいロッドだと思います。
参考程度に同スペックカーボンロッドに比べ20%前後重量UPしています。
2、ルアーアクション
さて同スペックなのに重量があるグラコンをわざわざ使う必要があるのかと言うと、メリットは確実にあります。
僕が思う最大のメリットはやっぱりルアーアクションとルアーの適応スピードの幅広さかなと思います。
66ML-Gは僕の中でシャロークランク系をメインに扱う機種ですが、早春に有効なワイドウォブ系クランク(スプリガンとかワートとか)を『ゆっくり巻く』メソッドではティップまで張りのあるカーボンロッドではルアーのスイミングスピードにも人間側が感じ取れるスピードにも限界があります。
しなやかで柔らかいグラコンロッドだからこそゆっくりでもルアーが動くし、人間側もティップの動き、手元に伝わる振動を感知しやすく有効に使うことができます。
もう一つ有効なのはバルサBリスペクト系クランクに代表されるタイト&ハイピッチクランクを使う際。ティップに遊びが少ないカーボンロッドで使用した際に最も悪影響が出るのがこれ系のクランクで、ルアー側に強く引っ張る力が無い分、ティップが硬いとそもそもルアー泳がなくなってしまいます。
無理くりな表現だとタイトアクションのシャッドをHアクションのジグロッドで投げると全く泳がなくなってしまう感覚と同じです。
ハイシーズンになったらワイドウォブクランクをスローリトリーブさせることはあんまり無いのですが、どちらのメソッド、クランクタイプも15℃以下(11~4月)には有効な使い方なので特に春には必要なのがこの手のロッドです。
3、フッキング率
グラコン=ノリが良い。ということになっていますが、カーボンロッドばかりからだと慣れるまではかなりミスします。僕も過去にそんな経験があります。
全体に曲がるのでフッキング時には当然負荷のピーク値が出ません。だからラインが切れにくいし、刺さったフックが外れ難いのですが、逆に言えばなかなか最初はフックが刺さりません。
これはかなり重要で、きっちり最初にフッキングして掛けるタイプのアングラーにはなかなかしっかりフッキングしてなくてホントバラします。特に早春は口を半開きや閉じたままバイトしてくるバイトがかなり多いため、口の周りの硬いところに掛けければいけないことも少なくなく、フッキングしたからと思っているとミスし易く、逆にフッキングが半信半疑でも巻いていれば勝手に深く掛かってしまっているのが166ML-Gです。
フッキングストロークはショートだけど、リールを巻き続けてグリグリとフックを刺すタイプのフッキングをするアングラーにはとても適しています。
この欠点を補うために冒頭の3タイプの内の1つであるティップ部だけグラスのグラコンが存在するんですが、確かにフッキングはテーパーの可変部(グラス→カーボンに変わる部分)でしっかりできるんですが、あまりに変化率が大きいためハードボトムなんかをボトムノックし続けているとティップだけは入りっぱなし、ベリーより下は入らないっぱなしで何をしているか判りにくくスタック率が激増します。
このティップのみグラスタイプのグラコンロッドは一時期僕も超多用していましたが(メガバス、オロチXXのF4-68XXGがこれに該当します)、非常に面白いし良いロッドの一方、ボトムノックへの対応能力の低さから現在は使っていないタイプのグラコンです。

※画像は2013年頃のやつ。
スーパー長々、書きたいことを書いてきましたが(笑)、ゾディアス166ML-Gはつまり本格派シャロークランキングロッドです。
シャロークランク、ギリシャロークランクアクションのミノー(X-80とか、リップライザー110)までがメインのロッドです。
他に代えられない性能とメリットは備わっていますが、汎用性の低さ、デメリットも当然あります。
ただ、こんだけシャロークランクをやり込める専用ロッドがこの価格帯というのは恐ろしい時代でもあります。
次回は170M-Gについて!

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