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  1. エクスプライド&ゾディアス

エクスプライド 165ML+

今日の夕方からフィッシングショー横浜が開催されましたよね。明日、明後日の土日に行く方も多いと思います。
そんな方に向けて、先日のゾディアスのスピニンググラス・260ML-Gに次いで私が皆さんに触っていただきたいロッドです。

先日のゾディアス260ML-Gが比較的少ないプロト数で仕上がったのに比べ、最後の最後まで揉めていたロッドが本日のロッドです。
なんってことはないエクスプライドのジャークベイト用ロッドなんですが、グラススピニングの何倍という数のプロトが作られ、一時迷走したロッドでもあります(笑)
このロッドに関しては、私一人だけではなく今期からB.A.S.Sのエリートシリーズに参戦する深江真一プロと一緒にテストを繰り返しました。
今期の追加モデルに関して、補足でいいますと・・・
深江プロ
エクスプライド169H、165ML+
ゾディアス175MH、178XH
杉戸船長
エクスプライド176H-SB
黒田
エクスプライド165ML+、262UL-S
ゾディアス260ML-G
みたいな感じでテストをしておりました。

深江さんと私は古巣がメガバスという共通点があります。
そして、その時に一緒にテスト&愛用していたのが旧オロチX4シリーズにラインナップされていたワンテンスティック(深江プロプロデュース)という6.5ftのMアクションのジャークベイトロッドでした。
私はこのロッドに関しては非常に愛用していたので、予備を含めて三本は常備しているほどの溺愛ロッドだったので、
私がシマノに移籍後、既にワンテンスティックが廃盤になっていたこともあり、早速やろうととんとん拍子に試作されたロッドです。

X4ワンテンスティックをはじめ、今回の165ML+も特段目新しい手法で作られたロッドではありません。
むしろパラボリックアクション(胴調子)で、ある程度重量があったほうが良いため、ある意味むかーしむかしのロッドアクションです。
ただX4ワンテンスティックに関しては重たすぎる(なんと135g前後!)ので、パラボリックアクションである程度軽量化をしてみることと、
加えてX4ワンテンスティックはワンテンスティックという名ではありますが、快適に使用できるのはワンテンを下限に、マックス130mmクラス(ルドラとか)だったので(つまり硬めのセッティングだった)
ど真ん中ストライクをワンテンに据えて、下限では90㎜前後のジャークベイトまでしっかりとこなせるような仕様でプロト品は作成されていきました。

そして何よりも大切なリアグリップの長さ。
画像は上からエクスプライド166M、ゾディアス166M、エクスプライド165ML+の順ですが、両166Mに比べ約1インチ短くなっています。(グリップエンド位置は同じです)
リアグリップをショート化することは、ジャーク時の袖周り、手首周りへの絡みが軽減されるために必須なのですが、これ以上短くするとダブルハンドルで投げることが困難になるため、これくらいがベストなレングスだと思います。
さてさて軽量化はというと、製品版の165ML+の自重は105g!
だいぶ軽量化されましたが、むしろこれでもジャークベイト用ロッドとしてあえて重量増をさせています。
本来、エクスプライドの同クラスである166Mや166MLはフルカーボン(100%)で作成されています。これはシマノの高価格帯ロッドももちろん同じです。
しかし、エクスプライド165ML+だけは10%弱グラスが使用されています。しかも特定の箇所だけにではなく全体にまんべんなく使用されているのも特徴です。
なんでこんなことをする必要があったかというと、軽量化すればするほど当然ブランクの戻りは早くなり、シャープなロッドが出来上がります。
しかし、ジャークベイトロッドには適度なダルさが必要で、むしろそれを利用して手首に負担なくジャークが可能になります。
そのためフルカーボンにしてしまうと、いくらパラボリックなテーパーにしてもシャープさが出てしまうため、あえて重量増で粘りのあるグラス素材が混ぜ込まれています。

更に同じ理由でガイドもティップセクションには大型なものを採用しています。(上が166M、下が165ML+)
あえて軽量化、シャープ感とは真逆の方向にセッティングすることで105gというそれなりの軽量さでありながら、ジャークベイトに最適なロッドに仕上がっていると思います。
そしてブランクスの追従性能が高いのでフッキングやファイトが楽なのも特徴です。一本フックが魚に当たればなんとかするくらいの感覚で作りこみました。

深江プロが昨年四月のFLWツアー、カンバーランド戦でジャークベイト(リレンジ110)で上位入賞したときのロッドもこのロッドのプロトでした。


私の中ではジャークベイトのほかに、スーパーフルークやサカマタシャッドなんかのソフトジャークベイト、ロッドワークを必要とするトップウォーターにはマストでこのロッドを使用しています。
ただスピナーベイトだったり、クランクベイトにはほとんど使用しない(向いていない)し、ボトムを感じるようなソフトベイトには全く向かないと思います(笑)
番手だけ見たら汎用性高そうだなぁ。とか、ベイトフィネスかな?と思われるかもしれませんが、非常に用途の狭い、わがままなロッドです(笑)
ただ現在、国内でもトップクラスにジャークベイトだけを意識して、試行錯誤の末に完成したロッドだと断言できるロッドです。
別に過度に軽くないです。感度が良いわけでもありません。特殊な製法で作られたわけでも、イマドキなテーパーでもありません。コンセプト的にコケる可能性も十分あります。
ただ現場で深江プロと共に、ルアーと魚にだけ答えを聞いて仕上がったロッドです。
途中、当然意見の対立もありましたが(笑)そのお陰でジャークベイトにはこれ一択なロッドだと思います。
明日、明後日のフィッシングショーでゾディアス260ML-Gと並んで是非、触ってみてください。

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