昨年も同時期に書きましたが、春は巻物系ルアーの活躍し易い季節だと思います。
当然、グラスロッドの活躍するシチュエーションも増える季節です。
特に春は同じタイプのルアーの中でも、比較的タイトアクションのルアーが効果的なことが多いかと思います。
当然、そういったタイトアクションルアーとしなやかなグラスロッドは相性が良く、バイトの浅さ云々を除いたとしてもアドバンテージがあるのがグラスロッドだと思います。
※昨年春のグラスロッド使い分けはこちら！
グラスロッドと一言に言っても何種類もあるのですが、やはり春に活躍するのはグラス率の高いモデルや、ピュアグラスと呼ばれるグラス素材のみで作られている、よりしなやかさが際立ったモデルだと思います。
私が主に愛用しているシマノロッドはエクスプライド 、ゾディアスの2シリーズですが、
現行エクスプライドには3機種、ゾディアスには5機種のグラスコンポジットロッドがラインナップされています。（スピニング除く）
番手こそML、M、MHと非常に似通っていますが、
エクスプライドのグラスはカーボン量の多いグラス（具体的には7割以上が主）で、軽さの際立った通年使いドコロのあるグラスコンポジットロッド。
一方のゾディアスのグラスはグラス素材をメインとした、非常にしなやかでグラスっぽいグラスコンポジットロッドです。
そんな理由から春に活躍するのはやはりゾディアスのグラスが多くなります。
昨年、同時期の内容でも書きましたがゾディアスには166ML-G（66ML）と、170M-G（70M）という春のシャローゲームで活躍するの二本がラインナップされています。
166ML-Gは7～10gのクランクにこれでもかっ！ってくらいマッチしたロッドで、MAXでディープX100くらいまで。
私の中ではRC0.7クラスからラパラDT6とかワイルドハンチまでを主に使うロッドです。
一方の170M-Gは14～21gのクランクやバイブレーションに非常にマッチしたロッド。
場合によっては画像のストライクキング6XDやマッドペッパーマグナムまで背負うことが可能です。
私の中ではRC2.5とかのシャロークランクからディープX200やファットペッパー、Bスイッチャー4.0といったミドル＆ディープクランクが守備範囲です。
実はこの真ん中（ワイルドハンチ、ディープX100なんかのミドル）にストライクなロッドが昨年ラインナップには無く、
廃盤モデルでありながら旧エクスプライド1610ML-CR（このモデルはエクスプライドながらグラス量が多く、よりグラスっぽさの強いモデルでした）を愛用していました。
クランク用のグラスを二本もデッキに並べるのはバスボートなら可能ですが、アルミボートや知り合いに同船させていただく際にはちょっと難しいので、そんな際にも旧エクスプライド 1610ML-CRは出番でした。
つまりはこのロッド、春先に潰しが利くグラスコンポジットロッドとして積んでいました。
昨年、非常に好評なゾディアスグラスシリーズに追加機種を加えるという議論が生まれた際、
その間を埋めるべく166ML-Gを硬くするのか、170M-Gを柔らかくするのかが議論されました。
私はワイヤーベイトにも使いたかったのと、ショートキャストの精度優先で166ML-Gの硬いverを希望でしたが・・・
結果的に2018年、170ML-Gという170M-Gの柔らかいverがラインナップに加わりました。
製品版が届き、最近このロッドを旧エクスプライド 1610ML-CRのように潰しが利く中間ロッドとして使ってるんですが、
悔しいことにこのロッドがめちゃくちゃ良い！（笑）
これ多分166ML-Gを硬くしたverを製品にしなくて正解だったと思います（笑）
さすがに166ML-GのようにRC0.7やDTNからは投げられないけど、スピードトラップ1/8はノーストレスで投げられるし、
逆に重たい側はBスイッチャー4.0、ディープX200クラスは余裕でした。長さを活かして負担なく巻ける感じです。
昨年私はPEシーバス用にばっかり使っていたけど（笑）
※上はプロトモデルです。
今春、二本グラスロッドをデッキに載せられるなら昨年同様166ML-Gと170M-Gを載せると思います。
ただ一本だけならほとんど170ML-Gを載せると思います。
そしてハイシーズンになったらエクスプライドのグラスシリーズの出番です。
グラスロッドアレルギーのある方（笑）にはゾディアス170ML-Gから試してみることをオススメします。
しっかし、低価格帯でここまでニッチな機種を作り込むシマノがロッドのハードルを高くしている気がします（笑）
現状、私はエクスプライドとゾディアスに一切不満ありません（笑）
