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  1. ラインの『いろは』

今流行りのPEラインを比べてみる。

今年シマノから驚異的な価格設定のPEラインが発売となりました。

4、8、12本撚の3タイプのあるピットブルシリーズ。(と、マーキング付きのタナトルシリーズ)
四月頃からこの3タイプを、今まで愛用していたPEラインや、市場で支持されているPEラインと使い比べてきました。
今まで私が良く使うPEラインは4本撚りはPEエギULT、8本撚りはG-SOULアップグレードでした。
その他にもプレミアムWX8(ヨツアミ )や、アバニシリーズ(バリバス)といった5000円オーバー(100m)のハイスペックPEラインを巻いてあるスプールもいくつかありますが、
あえて今回は同価格帯、同グレードの中でも人気があり、皆んなが比較しやすいもののみと比べできました。

じゃないとプレミアムWX8とかメチャ飛距離出るから卑怯だしね(笑)高いだけあります。
さて、加えてお伝えしなければいけない前提条件もあります。
ピットブル3タイプ、エギULT、アップグレード、ハイグレードPEのうち、ピットブル3タイプとエギULTはサポート品及び頂き物です。
ご存知の通り、だからといって贔屓することは私の性格上一切ありませんが、言わないと卑怯?な気もするので記します。極めてフラットに比較しています。
もちろん好みもありますが、私が感じたこと素直に表にしてみました。

この表見たら今日の内容終わりなんですが(笑)、ちょっとだけ補足説明します。
まずPEラインにおいて高価≠高性能だと思っています。高いから全てにおいて良い訳ではありません。
必然的に4本撚りに比べ、8本撚りは高く、最近出始めた12本撚りは更に高い傾向です。
私は安価な4本撚りが好きです。
理由は滑らかでないためにリーダーとの結束強度が出しやすく、多少雑に扱って傷が入ってもすぐに切れたりしないから。

この点に関してはPEエギULTはもちろんだったんですが、ピットブル4も同様で画像のように一本途中で切れて(右側)3本とかになっているであろう状態でも普通にナイスサイズのシーバスをキャッチできました。
PEエギULTとピットブル4は甲乙つけ難いですが、価格であれば間違いなくピットブル、耐久性であれば僅かにPEエギULTかな?といった具合でした。
ちなみに私の個人的な感覚としては同クラスの1000円ちょいが売価のMAXビートやラピノヴァと比べると、圧倒的にピットブル4とPEエギULTは強度と耐久性の面で優っていると思います。比べ物になんないです。
8本撚りに関しては飛距離だけを見ればやはりアップグレードが一歩抜きに出ていると思います。
ただ同時に滑らかなために結束強度は出し難いラインのイメージなのと、一番伸びている感覚もするラインです。

とは言えロングロッドでのロングキャスト&ストレートリトリーブであればこのラインの人気は衰えないと思います。
それに比べればやはりピットブル8もハイグレードPEも若干硬いし、飛距離は落ちる感じ。
ピットブル8とアップグレードの価格差1000円弱を皆さんがどう思うかかもしれません。
最後にピットブル12本撚りです。
正直な感覚としては12本撚りには、4本撚りから8本撚りへ進化した時ほどの感動はありませんでした。
もちろんしなやかだし、強度も強いのは体感できるんですが、パッと触っただけではアップグレードなのか、ピットブル12なのか分からない時もあります。
ただ12本撚りに関しては二銘柄しか使った事がないので(そもそもまだラインナップがほとんど無い)、12本撚り同士の比較ができないので4本、8本撚りに比べてちょっとアバウトです。
ということで、結論としては相変わらずアップグレードは売れ続けると思いますが、ピットブルに関しては全モデル一切他のPEに比べて遜色なくむしろ価格安い分アドバンテージがあると思います。
ブラックバスの沈める場合はPEエギULTを使う場面もあると思いますが、ソルトにおいては4本撚りはオールピットブルにしようと思います。

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