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TOP50初戦 ゲーリー インターナショナルCUP

さてさて鉄は熱いうちに打て。ということで、早速昨日まで行われていたJB TOP50初戦ゲーリー インターナショナルCUPの内容を詳しく記していきたいと思います。
クタクタなので誤字脱字等ありましたらごめんなさい。先に謝っておきます(笑)

魚を釣ること自体はそんなに難しくなかった練習。

練習は約一週間。前半は三寒四温でいくと四温のタイミング。後半は三寒のタイミング。
水温は9〜12℃。エリアや日によって違いはあるものの確実に春を意識している魚は十分居るような感じでした。
今大会というか、今シーズンに向けてシーズンオフ中のほぼ全てのプライベートフィッシングをとある練習に充てていました。
そう。ライブスコープを使いこなすための練習です。

今期からサポートを頂き本格導入のガーミン 、ライブスコープ 。

狙う魚自体をライブスコープで映すというのはもちろんですが、水中の状況変化や自分が認識している状況と狂っていないか、そういった情報収集としても非常に重宝するライブスコープ 。
実際に練習を始めてすぐに、ある程度の魚のポジションや季節感を読み取る事ができました。

暖かい日はジャークベイトでもナイスサイズが釣れたりしました。

さて、今回に限らず七色ダムで試合をする際にはまず第一に大きな決断をする必要があります。
それはサイトフィッシングをするか否かという決断です。
ジンクリアな七色ダムはサイトフィッシングがキーになることは誰もが知るところです。一方、サイトの手練れが沢山なのもTOP50シリーズです。昨年、一昨年の七色ダム戦でもそうでしたが私は否サイト組です。サイトフィッシングでの勝算がほぼゼロのため仕方なくほかの手段で対抗できる方法を探すことがいつも七色ダムで行なっている練習でもあります。

練習では定番のミドストが一番魚をキャッチ。

七色ダムのシーズナル的なセオリーズとしては全域に居るメインベイトであろう鮎の稚魚がボールになっていたりするエリアで、同サイズを用いたミドストを行えばコンスタントにキーパーから1キロフィッシュまではキャッチできていましたが、ほとんど全選手が掴んでいたパターンの一つだったと思います。
うまくいけば3キロくらいまでは安定して釣れるパターンでしたが、分かりやすいだけにプレッシャーにも弱くキッカーが入る確率が低いのであくまでもベースにしかならないだろうなぁといった感覚でした。
当然、練習の多くの時間をキッカーや自分だけが可能なパターンの模索に使いましたが、昨年一昨年の夏の七色ダムでメインにしたようなパターンを含め色々と試すもイマイチ良い手ごたえは無く時間だけが過ぎていきました。

ミドストのメインルアーはハドルスイマー4インチ。

ミドストにはハドルスイマー4インチのヒレを全てカットして使用。ジグヘッドではなくジグヘッド用フックをセットして別に腹部にネイルシンカーを挿入。スローにミドストしても水平姿勢とレンジコントロールをしやすくするため。
そうこうしているうちに前半の四温が終わり、後半の三寒のタイミングに。魚も冷え込みとプレッシャーでどんどん釣れにくくなって大して良いパターンを掴むこともできないまま試合が迫ってきてしまいました。

とにかく釣り方はもちろん、タックルも使いやすい組み合わせを見つけるため湖上でも取っ替え引っ替え。

結論から言うと今大会状況を追えていたとは思っていません。大会結果からウェイトを見ると爆発的な選手も居ましたがそれはごくごく一部。数名を除けば2キロどころかリミットメイクすらままならない非常に難しいタイミングでした。練習からのプレッシャーの蓄積ももちろんあったと思います。
そして結果、私が3位に入賞できたきっかけは練習序盤で釣れた一匹のお陰でした。

練習中に釣った62cm3500gくらい。珍しくメジャー当てました(笑)

使用したのはブルフラット4.8インチの2.7gライトテキサス。

正直に言えば練習中の試行錯誤で釣れた、ただのラッキーフィッシュです。この手の魚は追いかけても再現性が低すぎて危ないだけだし試合でつかうべきパターンではありません。
もちろん試合を迎えるにあたり念のためタックルは積むけど、頭の片隅にあるレベルの釣りでした。
とりあえず勝負パターンは見つからなかったからきっちりマジョリティなパターンで釣ってその後のウェイトUPは試合中に成り行きで考えよう。そんな感じでした。

初日会場へ向かう最中。積んでるロッドの多さが見えてないのがよく分かる(笑)

そんな中、毎朝氷点下まで下がっていた三寒四温の三寒のタイミングも終わり大会三日間はかなり暖かくなる予報。
それなりに釣れるだろうと思いつつ初日はスタート。

が!ですね。皆さんご想像の通り初日からマジで釣れない。
メインに考えていたミドストからスタートするも10時までの三時間やって900gが一本のみ。
流石に危なさを感じ、ちょっと深いレンジまで越冬明けのキーパーでも良いから揃えようとダウンショットを落とすも四時間やってキーパーが二匹だけ。三匹合計約1500g。
その後、必死の努力虚しく結局そのままウェイン。
帰着前は完全に初戦の初日から5点(参加点41位以下)だと思っていました。

まだマシな900g・・・

ところが厳しかったのはみんな同じだったようで、1500gちょっとでまさかのちょうど真ん中の25位。一方で上位は6キロ超えと上位入賞は絶望的ながら、まだ首の皮一枚で予選落ち確定ではないことに少しだけホッとした初日でした。

とはいえ二日目すでにやることが無い(汗)
朝からキーパーを掻き集めて予選を通ることを目標にしようかとも考えましたが、とにかく守備力が低い私。キーパーが揃う保証も無し。
頭の片隅にしまっていたブルフラットの魚を呼び覚ますくらいしか方法が無く、キーパー取りとブルフラットのカバー撃ちを交互に行うことに。

余談ですが、全く釣れる自信がないのに一日が始まる二日目の朝と三日目の朝は本当に起きるのが早くて(笑)
目覚ましより一時間以上早く起きたのに不安でもう寝れなくて渋々起きる。みたいな感じでした(笑)
リズムが良い試合ってスコーンッと寝て目覚ましまでグッスリ!って感じなので本当に胃が痛い試合でした。

ラッキーだったのは二日目。
朝、ブルフラットのカバー撃ちからスタート。
ブルフラットの魚を始め、練習でカバー撃ちで釣れたのは主にレイダウンだったんですがレイダウンだったらなんでも良かったわけではなくある程度条件が必要でした。

規模やゴージャスさで3段階くらいに分けて40箇所くらいをGPSにマーキングと手書きでメモ。

倒れてから時間が経って主だった幹しかないようなレイダウンではなく、まだここ最近倒れたばかりで先端付近が枝や葉っぱで傘になっているようなレイダウンが良く、特にその傘部分が2〜4m付近にあることが一つの条件でした。
ここでもライブスコープが大活躍で、練習ではレイダウンのトップが何メーターで、その下は何メーターまで覆い被さっているのか。
大会当日はそのレイダウン付近にベイトは居るか?もしくはバスは入っているのか?入っているなら何メーターにどれくらい居るのか?が20m離れた場所から一目で分かりました。もちろん生命感が高ければ精度を高めて時間もかけます。

当日に話を戻して。本当にラッキーなことに開始一時間でこの日のキーフィッシュをキャッチします。
二箇所目で60UPの3キロフィッシュをブルフラット4.8インチのライトテキサスでキャッチ。叫んで手がプルプルだったのを今でも覚えています(笑)
特にカバーから出したら針が全部見えてかなりの薄掛りなのが分かったのでラインは太かったけどかなり時間をかけながらやりとりをしました。
そっからリズムに乗るかと思いきや、永遠打てどお昼まで四時間ノーバイト(汗)
昼からはなんとかキーパーを集めにいくも、一匹ギリキーパーがキャッチできただけで二匹3300gでウェイン(汗)
これってただラッキーに事故っただけなんじゃないかと、順位を11位に上げたのに不安しかないまま予選を通過。

3100gのキッカー。これでもビッグフィッシュ賞にならないって七色もTOP50も本当に凄い。

最終日はスピニングを三本降ろして(笑)ブルフラット用にもう一本追加してスタート。
日に日に水温は上がっているのに、プレッシャーもあって全く釣れる雰囲気にならない七色ダム。
予選11位とは言えトップとは7,5キロ差、お立ち台で2キロ差と途方も無い差。逆に下は詰まっているけど最終日ノーフィッシュで落ちても20位くらいまでだろうと。であればテキサスやり切ろうと。決意のスタート。

だったんですが(笑)人数が少なくなる最終日は受付も朝のミーティングも早く終わるのでスタートも20分近く早くなるんですよね。
いつもより早く釣りが開始できたこの日。朝一箇所目のライブスコープに練習で散々釣っていたベイトの感じとバスの映像が映る。急いでミドストタックルで開始30分で500gちょいのキーパーを二連続キャッチ!なんか良い感じ。
そこからはレイダウンをランガンしてひたすらブルフラット撃ち。前日の薄掛り対策としてこの日はブルフラット3.8インチを用いたちょっとライトなやつも多投。
一発目は比較的早くて8時過ぎ1400g。連発したのは10時以降。急に暑くなったタイミング。
前日3キロオーバーをキャッチした全く同じスポットから2キロフィッシュ!調子に乗って行動範囲を広げて今までやっていなった中流域のレイダウン先端からこの日最大の2キロオーバー。
最終日にしてやっとリミットメイクして帰着でした。

6キロくらいだと思っていたら7キロオーバー!

最終日は苦しんだ選手が多く大きく捲り最終結果は3位。
上の二人は更にそこから5キロ近く差があったので完全に上出来な3位入賞でした。

さて長々と書いてきましたが、ここまで読んで頂いて分かるかと思います。完全に気持ちで釣った後半でした。
コンディションとか状況とかは正確に掴めていたとは思えないし、あの魚が沢山いる七色で三日間でキャッチできたのは合計10匹。こんな試合もあるんですね。
今シーズンのオフは良いことも悪いことも色々あったのですが、周りの若い子たちに鼓舞されるようなことが増え、負けないぞ!!という気持ちで臨んだ試合でもありました。
そして気持ちが切れなかったのも、いつも応援してくれる皆さま、スポンサー各社さま、地元のみんなと家族のお陰でもあります。
次戦も頑張りたいと思います!!

メインタックル
○ブルフラット4.8インチ用
・バンタム170MH/シマノ
・メタニウム MGL XG/シマノ
・シューター18lb/サンライン

○ブルフラット3.8インチ用
・バンタム168MH/シマノ
・アルデバランMGL 31 HG/シマノ
・シューター16lb/サンライン

○ミドスト用
・プロトロッド/シマノ
・ステラ2500S/シマノ
・シューター3lb/サンライン

○魚探
ガーミン GPSMAP1222XSV、GPSMAP7410XSV

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