本格的なブラックバスシーズンも終わり、年内は本気釣りに行くこともなさそうなので、
シーズン中、不満がありながらも時間的に修理不可能で騙し騙し使ってきたロッドに手をつけております。
一つはリールシートのネジ部が割れ、強く締め込めなくなっていたロッド。
そしてもう一つは、製品状態でのガイド位置に不満を感じていたロッド。
勝手にごめんなさい・・・
個人的にブランクスは問題なく、十分使い込めるレベルではあると思うのだが、
テーパーと、ガイド位置&サイズの関係が非常に不釣合いな感じがし、いつも使いながら疑問を感じていた。
メインに使いながらも、少々不満のあった二本のロッドのガイドを全て外し、
テーパーと硬さに合わせガイドの数、サイズ、位置を変えてみた。
僕個人として思うのは、ロッドのように趣向が良し悪しに大きく影響するものは、
全てを数値で表せるほど簡単なものでもなく(もちろん基準はあるけど)、
試行錯誤しないと全く使いにくいものが生まれることは多々あるように思う。
基本的にロッドの長さに対してガイドの個数やサイズ、位置はある程度基準はあるが、
ロッドの硬さや、使うラインの太さの違いだけでなく、テーパーによっても最適なガイドのサイズ、位置は大きく変わる。
特にテーパーというものは、スペックの中でも比較的軽視されている気がするが、
ガイドの位置を決める上では最も大切なファクターではないだろうか。
特にテーパーのきついロッドほどガイドセッティングは重要で難しいと思う。
ロッドというと9割近くがブランクスが注目されるが、
単純に感度を上げたければガイドを小さくして、塗装を薄くするだけでだいぶ変化するし、
トルクを出したければ、バットを曲がるロッドにするだけで大きく変わる。
話は変わるが今では死語となってしまった『ボロン』。
当時のガイド、リールシート、厚い表面塗装が現代に比べ重たく、扱い難いだけで、
ブランクスとしては金属繊維特有の粘りもあり非常に良いブランクスが多いと思う。
どこかが『次世代ボロン』みたいな感じで商品を作る日は来るのでしょうか??(高いから無理かな?)