まず最初に今日の結果から。
キビレ一枚、660g、94人中29位。
ここから先はたぶん長くなります。僕のことを気にしてくれてる方だけ読んで下さい。
昨年の浜名湖オープントーナメント初戦。
余裕で優勝と思って帰ってきたら、まさかの僅差でワインドのマゴチに惜敗。
続く第二戦。初戦から続くワインドマゴチパターンをほぼ全ての参加者が行う中、
初戦の悔しさから、僕は自分のスタイルを押し通して優勝することができました。
今、冷静になって考えればこの優勝で僕は満足し、天狗になったんだと思います。
初戦の準優勝、二戦の優勝なんかハッキリ言って関係なくて、
ただワインドという釣りが本当に凄いのであれば、
その後に実際に自分が行うかどうかは別として、自分自身で研究して使ってみる必要があったのに、
僕はリベンジできた達成感と自分自身の怠慢でその努力をすることなく昨シーズンを終えました。
言い方は悪いですが、内心では『ワインドなんて・・・』って思っていたと思います。
今回のHOT2012年初戦。プラを進めるにつれキビレを狙うことが非常に重要だと再確認し、
その手段としてワインドが最も効果的だということは誰でも分かることでした。
僕自身も練習を進めるにつれ、キビレ以外は狙って釣ることが非常に難しいのはすぐに気付き、
付け焼き刃的に短時間ですがワインドの練習をしました。(実際には付け焼き刃にもなっていない)
今日の本番当日、まだ真冬の1月や2月からこの大会のためにワインドで釣り込んでいる選手に、
全く釣れない僕を横目に、目の前でボコボコに釣られ続け、自分の考えの甘さを痛感しました。
昨年、自分がそこまで苦しめられたんなら尚更、その時その理解を深めておく必要があったんです。
本来、使うかどうかはそのうえで判断するべきなんです。
恥ずかしくても、こっそり黙って練習して、理解しておかなくちゃダメなんです。
そのプロセスをしっかりと行えなかった昨年の自分の責任です。
今日は一つとても良い勉強になりました。
もっともっと強くなりたいんなら、ただ目の前の結果にとらわれるだけでなく、
その中にある本質を見抜いて、足りないのであれば何かに応用できるよう習得しておく必要があったんです。
今回は準備も、気持ちも、覚悟も、全てが欠けていたんだと思います。