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TOP50第2戦東レソラロームCUP 弥栄ダム

一昨日まで開催されていたTOP50第2戦東レソラロームCUP。
会場は広島県と山口県の県境にある弥栄ダム。

新緑豊かな季節&フィールドです。

弥栄ダムでのトップカテゴリー開催はこの10年で今回が4回目のはず。
2017年6月
2021年10月
2022年6月
そして今回となりました。

この6月の開催は過去に2度行われていますが、前回2022年は大減水の中開催。
今回はフル満水の中での開催だった為、どちらかというと2017年に似ているのかな?という感じでプリプラは行いました。
2017年は青木さんがムシ提灯で優勝した試合(満水だからオーバーハングだらけ)、私はハネ&ムシで4位でした。

弥栄ダム戦の度に使うこの画像。

今回改めてこの弥栄ダムの形状、そしてレンタルボート店(会場)の立地がこの試合を面白く(選手からしたら難しく)しているなと再認識しました。
弥栄ダムは大きく
・小瀬川(会場から上流側)
・美和
・下流(本湖)
の3つに分けられ、その3つ又のインターセクションに会場があります。

つまり朝からどの選手がどっちに行ったのか。
どれくらいの人数がどちら方面に行ったのか。
を、全員である程度共有することになります。
加えて動力がエレキだけであり、その最初に選択したエリアである程度(もしくは全時間)を費やすことになります。
一日で3エリア全てをしっかり釣りするのは無理です。
さてそんな3エリアですが、大まかな特徴は以下。毎回こんな感じです。

・小瀬川→季節的にも毎回一番人気。サイズも数も居る。
・美和→唯一濁ってる。数は沢山釣れる。サイズUPが難しい。
・下流→魚も人も少ない。ただ前回の優勝&黒田がいつもメインとするエリア

朝のフライトである程度、誰がどんな戦略か分かっちゃう。

そして初日朝の散らばり具合はこんな感じだったと思います。

・小瀬川→70%
・美和→25%
・下流→5%

下流は相変わらず超絶不人気。そしていつもより小瀬川が多め。
前回も下流はこんな感じでした。
ただ、今回の優勝山岡選手は終始下流メイン。前回の私も下流のみ。
ただそれでも今大会、最終日決勝朝から下流に向かったのは全30名中、山岡さんと私の2人だけでした。
確か前回大会もそうだったと思います。
『毎回優勝者や入賞者が出るのに何故?』とコレだけ見たら思うかもしれませんが、それくらいプアで魚が乏しいです。

プリプラでは色々な釣り方でそれなりに釣っていました。これはレインボーシャッドのピクピクで2キロくらい。

さて、ちょっとだけ話を戻してプリプラは5月半ばに3日間で一筋/日でちょうど3日間掛けて全域を周りました。
まだまだベッドもあったし、アフターで痩せてボケっとしているやつも居たし、プリスポーンもいました。
なんとなくの雰囲気を感じながら、新しい崩落やストラクチャーをチェックしながら。

水位やコンディションは冒頭で書いたよう2017年に似ているのかな?ってザクッとした感覚で終えました。
当然、オフリミット中も2017年を思い出しながら準備&妄想をしたのですが、結果としてその時より『季節は進んでいた』というのが私の判断です。
つまり『夏に近付いていた』って私は判断しました。
当然、しっかりしたバックウォーターのある小瀬川筋はより魚は多くなるし、選手も増えるだろうと。

直前プラ初日にキャッチした2キロクラス。コレを軽視したのが私の落ち度だった。

直前プラ初日。
小瀬川や美和からチェックをする選手が多い中、私は下流からチェック開始。これもいつものことです。今までも不人気な下流で戦ってきましたからね。
下流のとあるワンドで稚鮎ボールが無数にあって、ボイルが起きます。握ってたバドを投げたら50UPが5、6匹で取り合い。キャッチしたのが画像の魚。
たぶんこの魚に今大会、一番最初に遭遇したのは私でした。(一番最初に降りましたからね)
二週間のオフリミットでノープレッシャー。この時点で簡単に釣れて、同時に『これは無いな』と切りました。
周りをグルッと肉眼&魚探で見て回るもおおよそ居るのは15〜20匹ほど。
簡単に見つけられるだけに『試合までに皆んなに半分は釣られて(自分も既に1匹倒してますからね)、残り半分は天才になって試合で狙っても一日0か1匹だろうな』と即座に判断しました。
下流の魚の薄さは誰よりも知ってるからいくら食べ物があっても3日間戦えるほど魚が供給されるとは思えない。

ちなみにライブスコープだとこんな感じに映ります。黄色丸が稚鮎、赤丸が狙うバス。アベレージ1500gクラス。

ライブスコープ横(パース)モードで見るとこんな感じ。同じく黄色丸が稚鮎、赤丸がバス。 

当たり前ですが、ライブスコープはシューティングをするだけの道具じゃないです。
素早く状況判断をして、魚の生態を詳しく知るためのツール。

さて、この魚は居なかったことにして他を探すもこの日まともなのはオーバーハングに浮いてたアフターの50クラスをムシ(モッサ改)で1匹キャッチしたのみ(エリアは小瀬川)。
これまた試合までは絶対に居てくれないであろう魚。
何ヶ所か下流で魚が浮いてくる立木やブッシュ、岬はあったけど2022年に比べると数も少なく難易度も高い(前回と違い皆んなに狙われてる)。
直前プラ初日はかなり不安なまま終えました。

直前プラ二日目。
この日は美和をチェック。
ライトリグをしたら比較的簡単にノンキーからギリキーパーが釣れるんだけど300gくらいが中心。
リミット3匹に変更となった今年はこれやって入れ替えを繰り返しても偶然グッドサイズが混ざらないとキロちょいちょいがMAX。
そんな中、以前スピナーベイトとチャターで良いサイズまでがコンスタントに釣れたことを思い出して美和で巻いてみると風があればライトリグより良いサイズがそれなりに釣れることを発見。

良いサイズって500gとかなんだけど、300gか500gかはかなり違う。これも大切な違い。ルアーはDゾーンフライTG。

チャターとスピナベをローテして点が取れる(40位以上)くらいまでのウェイトは簡単にいきそう。もちろんこれじゃ勝負にならないけど最悪にはならないかも。
この日の残りは初日午後に半分チェックした小瀬川上流の残りをチェックして、最後は件の下流の稚鮎の群れに着く魚をチェックしに。
予想外に残ってたけど、予想通り数、難易度とも難しくなっていて試合では後半挑戦しようと決めてプラは終了。

今年は前日がオフリミットなので余裕を持って準備できるのは助かる。

色々想定しながら準備をして初日がスタートです。

初日スタート。弥栄ダム戦で初めてスタート後、美和から釣り開始。

初日は予定通り美和のスピナベ&チャターからスタート。
9時までの開始1時間半で4匹キャッチして350〜450gで揃ったので(点は付くはず)、一気に下流展開へ。
稚鮎ボール含め、立木やレイダウンに上がってくる魚を順々に狙うも色々試すも喰わせられず(汗)
興味を示すし、鼻先まで来るんだけど最後が喰わない。
で気付けば5時間ノーバイトで、ラスト30分だけ帰りながら美和に入って2匹キャッチするも入れ替えならず。

9時の時点でライブウェルに居た、3匹1220gで34位スタート(汗)

もちろんやってみないと分からなかったけど、もしこの日朝から下流勝負してたらノーフィッシュの可能性もかなり高かったと思います(汗)
今となっては朝から勝負にいかなかったことが良かったのか、勝負にいってたら釣り方見えてたのかは分からないけど34位17Pは色々考えさせられる内容でした。
下流組は山岡さんが2位スタートだから『あの稚鮎ボイル狙ってるんだろうな』って思いつつ、2日目以降も山岡さんなら倒せるのかな?既にめっちゃむずいのに。といった感じでした。

そしてなんとか順位を上げたい大会2日目。
この日も美和からスタート。
この日は初日以上に反応が良くて(若干ローライトだった)、スピナベでギリキーパーが2発(たぶん2匹で500gとか)とチャターで800gをキャッチして、ちょっと考えたけど8時には下流へ。
時間が早ければ喰うのかもしれないし、何よりローライトで初日より喰いそう。
で、初日の延長線で色々試すもことごとくダメ(涙)
唯一、ワンド奥でプカーと浮いていた痩せてるアフターを見付けてモッサの提灯でキャッチ850g。こんな魚ほとんど居ない。
ラッキーだった。
その他、立木にスクーパーフロッグのダウンショットを落とすとキーパーが簡単に釣れるスポットを見付けて残っていた250gを350gくらいに入れ替え。
地味な作業だけどちょっとでもウェイトUPを目指して必死に釣っていった2日目でした。

余談ですが優勝した山岡さんもこの日キツかったはず。
昼前くらいにスレ違った際に話たら私の800g2匹にビックリしていたし、その時点ではギリキーパーだけって言ってた。
予想通りあの魚はキツかったはずなんだけど、たぶんこの日のローライトのお陰で昼前くらいからたぶんあのタイプの魚(下流の稚鮎喰い)は増えたんだと思う。(予想です。違うかも)
ただ3日目は明らかに激増してたから間違いなく増加傾向だったんだと思う。

2日目は800gオーバー2匹が効いて2065g、単日16位で予選を22位通過。

気合いで生き残れた大会3日目決勝は大雨予報。
状況も変わるはず。
もう落ちても30位までだから下流だけで勝負。

大会最終日は朝の時点で既に50cm増水してた。

最終日は予選通過した30人のフライト。
順位順でのフライトなので私は22番フライト。
全員がどこに行ったか分かる。下流には山岡さんだけ。それを私が追いかけてスタート。

この日、山岡さんがメインとしていたワンドには私は基本近寄らず。
内心メチャクチャやりたかったけど、2022年私が同フィールドで勝った際に全く逆の感じだったけど山岡さんは私が狙っている沖の魚には一切手を出さなかった。
ルールには書かれていないけど、暗黙の紳士協定は私は山岡さんとの間にあるし朝から遠目から見ても2回くらいネットを出してたから『絶対優勝だろうな』ってのは最終日の朝からヒシヒシと感じていました。

で、そんなことは良いから自分のこと。
数少ないチャンスをものにすべく、とにかく丁寧に釣って行って前日見付けた下流のキーパー立木でキーパーギリギリだけど2匹。
なんとか駆けずり回ってこの日のチャンスは2回。
どちらもハドルスイマー2インチのスイベルキャロで(やはりこの日は浮きやすかった)で、片方はジャンプでフックオフ(涙)同クラスのもう1発はキャッチ。1500gくらいでした。

最終日は2058gで単日8位。総合は17位で第二戦は終了。

結果は山岡さんの横綱相撲でした。でも他選手たちの他エリアでの立ち回りも半端なく凄い!

大会スタート前、自分がイメージしていたモノからするとその通りの内容、順位くらいだったと思います。
3日間やれれば1発2発くらいは下流でビッグサイズが入る。でもそれしかやらないとゼロになりそう。そんな感じでした。そしてそうなった。
終始、勝負に行っていればもっと釣れていたのかもしれないし、メンタル壊れて予選落ちだったかもしれない。
結局、今の段階では良く分からないです。
この上手く覚悟が決められなかった一戦がどこかで役立ったときにこの試合がやっと意味を持つ気がします。
今の段階では『なんか普通に縮こまった試合だったな』そんな試合でした。正直なところ。

最後になりますが、今大会もサポートメーカー各社には多大なるサポートを頂きました。
応援頂きました皆さま、会場にお越し頂きました皆さま、そして競ってくれた選手全員にも感謝です。

メインタックル

○スピナーベイト用
・エクスプライド165ML-G/シマノ
・プロトリール/シマノ
・マスティフ10lb/シマノ
・DゾーンフライTG/エバーグリーン

○チャターベイト用
・エクスプライドプロト/シマノ
・22メタニウムシャローエディション/シマノ
・マスティフ12lb/シマノ
・スーパーブレイクブレード1/4ozアントブレード仕様/ジャッカル
・サカマタシャッド4インチ/デプス

○ムシ用
・エクスプライド265ML/シマノ
・プロトリール/シマノ
・ハードブル0.6号/シマノ
・Vハード2号/サンライン
・モッサ改/スミス

○ダウンショット用
・エクスプライド263L-S/シマノ
・プロトリール/シマノ
・ピットブル8+0.6号/シマノ
・Vハード1.75号/サンライン
・スクーパーフロッグ改/ボトムアップ

○スイベルキャロ用
・エクスプライド268UL-S/シマノ
・ヴァンキッシュ2500S/シマノ
・シューター4lb/サンライン
・ハドルスイマー2インチ/イマカツ

魚探&エレキ GPSMAP8416XSV、1222XSV、ライブスコーププラス、ライブスコープXR
フォース(フロントエレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム/インパルスリチウム

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