同世代のトーナメンター達や、業界内の先輩方とお話をしていると、しばしば契約の話になったり、スポンサーメーカーの話になる。
立場によって結論は違うけど、結果いつも『鶏が先か、卵が先か』ってことになる。
要するに、してくれたからするのか、やったからしてくれるのか。
ただ、自分の周りを見渡すと個人がやったからメーカーがしてくれる割合の方が圧倒的に多いような気がする。
もちろん個人がやるための最低限のモノは必要だけど、ある程度以上のコト、モノは個人がやったからメーカーがしてくれるのパターンが今はほとんどだと思う。
昔に比べ、色々なものが飽和状態だから必然的に個人が先。そんなケースが多い。
逆にメーカーがくれるものはもちろんオカネってのもあるけど、一番はチャンスだと思う。
現在の飽和状態だとこのチャンスが非常に大切。多くの若者が一番欲しいものだと思う。(僕も(笑))
一回目のチャンスをものにすれば、必然的に二回目のチャンスは近いうちに回ってくるし、ものにできなければその逆。
もちろん、一回目のチャンスはなかなか回ってこない。飽和状態なんだから待ってるだけではまず回ってこないのは簡単に想像できる。
ただ、今の時代だとやれる事は山ほどある。
雑誌しか情報伝達手段が無かった数年前?十数年前?に比べて見てもらう手段は沢山あるし、
もちろん文章と画像だけでなく、今なら誰でも簡単に映像がiPhoneやGoProで撮れる。どっちもロッドやリールよりも安く買える。
個人もメーカーも釣りを遊びじゃなくて、ご飯を食べる手段として行ってるんだから、当然リアルな部分もある。
ガイドさんはお客様さんが来なければガイドできないし、メーカーはルアーが売れなければメーカーでなくなる。
最低限以上のことをメーカーにしてもらうには、させるにはメーカーをメーカーにしないといけない。それをできた個人が個人になれる。
だからといって僕はだけど、嘘っぽ過ぎるほどメーカーのアイテムの宣伝をする必要はないと思う。
場合によっては、自分がそのメーカー内で好きなルアーのあんまり売れてない(けど釣れる)カラーを一色使いまくるとかでも良いと思う。
本当に自分に力と影響力が有って、そのカラーだけ問屋から在庫が無くなり、メーカーからも欠品すればその異常値は絶対関係者は見てるはず。
してくれたからする。そんな個人のシグネイチャーモデルってだけで売ることができるのは極々一部のプロだけ。
特にフィールドを限定すると、誰か有名なプロやガイドと同じルアーや釣り方をしていると安心感があると思う。
少しテクニカルなジャンルなのに、個人の影響力の強さで一般に浸透したルアーもある(フロッグとか?S字とか?)
任されたアイテムは、義務じゃなくてチャンス。
今の時代、ちょっと検索するだけどどれが人気があって、どれが人気ないかすぐ分かる。
何もしなくても良いけど、チャンスを逃すと二回目はなかなか回ってこないか、もしくは二度と回ってこない。
あー。今日も酷暑でした。暑すぎて顔が歪んでます(笑)