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浜名湖オープントーナメント最終戦 サンラインCUP

昨日、開催された浜名湖オープントーナメント最終戦のお話を記していきます。
今回も嘘偽りない内容と感情を皆さんにお伝えすることを約束します。

前日練習は爆風でお休みして、前々日は丸一日3人で練習。

今回は私の友人であり、同じTOP50プロの野村俊介プロ、五十嵐誠プロが参加してくれました。
私は大会前々日の金曜日に彼らと丸一日浜名湖に浮いて、大会前日土曜日は爆風で私はお休み、2人は大会当日レンタルする『フィッシング沖』さんのレンタルボートをお借りして一日練習していました。

なので、私の感覚は金曜日のものだけになってしまうのですが、正直だいぶ判断外していたなというのが今思う感覚です。

クロダイ・キビレを狙っていたのにクランクで1500gクラスのシーバス釣ったり(笑)

キビレの1キロまで、クロダイの1200gくらいまでをコンスタントにキャッチした練習でした。

私が見つけた。
というよりも、この日3人で色々試しながら(3人だとチェックがめちゃ早い)、2箇所ほどコンスタントに1キロオーバーのクロダイ&キビレが狙える釣り方&場所を発見。
ノーマークそうな場所や釣り方だったこともあり、例えビッグシーバスが釣れなくてもこの2人なら問題なく3キロは超えてくるだろうなって感じの練習初日でした。

練習2日目の2人。普通に3キロ近いシーバスもキャッチ。

前日土曜日は爆風だったこともあり、私はゆっくり準備をしたんですが、2人はフィッシング沖さんのボートをお借りして出船。
詳しくは聞きませんでしたが『チヌ攻略の精度上がった』って話と『クロダイ&キビレで3300g超えたらシーバス狙う。狙えるだけの手応えは掴んだ』って話だけ聞きました。
内心『浜名湖そんな上手くはいかんのよ』って私は思ったいたんですがね(笑)

第3戦終了時点の年間暫定ランキング。

さて、私の方はと言いますと。
最終戦の順位云々もですが、頭の中では『年間優勝』を中心に考えていました。
第3戦終了時点で2位の選手とは5P差、3位の選手とは6P差。
単純にP(ポイント)差=順位差なので、例え暫定2位の選手が優勝しても私が5位以内なら私の勝ち、暫定3位の選手が優勝しても私が6位以内なら私の勝ち。
つまり『自力で5位以内に入れば勝てる』そんな戦況でした。
浜名湖オープントーナメントは80〜100名くらいの参加者数なのですが、ここ5年くらいに絞ると私のお立ち台率は7〜8割ほどだと思います。悪い時でも7位とか8位とか。
負ける気は全くしなかったし、心の中では『普通に最終戦お立ち台に上がって年間優勝しよう。可能なら野村プロ、五十嵐プロと3人で上がりたい』そんな心境で当日を迎えました。

今年も最終戦!

大まかに私の最低目標は3500gくらい。
出来ればデカいクロダイかそれなりのシーバスを混ぜて4キロに届かせたい。
どんなに悪くても3300gを下回ることはない。くらいの感覚でした。
プラで見つけたキロオーバーのクロダイ&キビレがコンスタントに釣れる2箇所は野村プロ、五十嵐プロに完全に譲ってスタート。
これに関しては『そこが無くてもそれくらいなら私は釣れる(絞り出せる)だろう』って自信もあったし、流石に前日の爆風で魚が多少なりとも動いても2箇所両方が潰れることはないって思っていたから。
本気で3人でのお立ち台を狙っていて、ベースの3300gまでいったらそこから先は各自全力でキッカーを混ぜろ(そうすればお立ち台に上がれる)って作戦。

ってことで、スタート後は2人が向かう先(キロUPキーパー場)とは全く逆の、会場近場から私はスタート。
個人的にはこの時期、AM7時代って朝マズメが残っていると思っていて、少しでも早く釣りをする為の『毎年最終戦にだけやる作戦』の一つ。
4〜10月に開催される第3戦まではスタート後の7時代ってもうとっくに『真昼間』って感じなんですが、11月も半ばを過ぎると6時半まで暗いので(当日日の出は6:31)、本当のスタート直後にはまだ朝マズメがあるって感じ。

スイングベイトとハリーシュリンプのジグヘッドに、ハネエビを織り交ぜながらストラクチャーやハードボトムを釣ってくと予定通り初っ端から良い感じに連発しました。
後でアクションカメラを確認するとスタート後40分の8:10には1050g、900g、900gでリミットメイク。
あとは一先ず900gを全て1100g以上にしたいところなんですが、それも容易だと思ったので早々にキッカー狙いにシフトしてビッグシーバスか1500gクラスのクロダイが狙える釣りにシフトしていきました。
具体的にはシーバス狙いでオープンを回遊する個体をシューティングで狙ったり、杭に付くであろう魚を狙ったり。
1500オーバークロダイは特定のエリア&ストラクチャーだけをひたすらランガンしました。

開始40分で上記した状態だったので、残り5時間丸々キッカー狙いに使えると思い、残り4時間になった段階では『あと4時間もある』、残り3時間で『まだ半分以上トーナメントタイムはある』、残り2時間で『2時間あれば900g2匹の入れ替えくらいは』、そして1時間を切った段階で『まずい。これもう取り返しつかないかも』となったのが私の当日の嘘偽りない感情変化でした。

途中ポロポロは釣れるものの全く入れ替えは行えず、結局朝開始40分でキャッチした魚のまま私の最終戦は終了となりました。

結局クロダイ1匹、キビレ2匹で2875gでウェイン。3キロ未達なのはここ5年でたぶん初。

途中からシーバス釣れてる雰囲気はバンバンしていて(特定のエリアで鳥がずっと飛んでる)、この2キロ後半ではキッカーシーバス1匹で負けることも重々理解していました。
ウェイン中も4キロ、5キロがバンバン出ていて『あぁ終わったわ』って感覚しかなかった。
まぁもちろん自分のせい。上手く立ち回れなかったことと、今の浜名湖を読み切れてなかったダブルパンチです。

野村さんはしっかりキッカーシーバスまで仕留めて4770g。

五十嵐くんもしっかり4545g。

きっちり前半で黒田が基準とした3300gを目指し、クリアした上で後半のキッカーシーバス狙いにシフトし大幅ウェイトUP。
2人ともこの10年で2、3回づつ浜名湖に来ただけで、更に自分で操船しての浜名湖はこの日が初めてですからね(汗)素晴らし過ぎます。

最終戦の上位者。惜しくも野村プロは7位、五十嵐プロは8位でした。

当日、シーバスが吹き気味(予想より釣れ過ぎ)だったとは思うんですが、とはいえそうでなくても私の読みはかなり外れていたんだろうなぁと思います。
全然、コンディションを読み切れてなかったし、更に自分も全然上手く立ち回れていなかった。

私の今大会の順位は17/76位。

年間優勝は私の手元にきました。

年間ランキングを僅差で争っていた暫定上位3人が全員苦しんで、結果3P差で私のところに年間優勝は来てくれました。
ただコレ、完全にラッキーだっただけです。
嬉しさはほとんど無く、情けない試合を最後にしてしまったなとしか思えませんでした。

私はプロである以上、結果が全てなので着いた順位以上でも以下でもありません。
今年も私が浜名湖オープントーナメントの年間優勝者です。
ただ、今大会は慢心の塊のような試合でした。反省点しかなく、何をしていたんだろうという気分です。
とりあえず今の段階では達成感は皆無です。

オンラインサロンでは大会前日に『明日年間優勝出来ても、出来なくても来年の浜名湖オープントーナメントは全戦は出ないつもりです』と書いていました。
他にもやりたいことが沢山あるし、バストーナメントももっとしっかり時間を割きたいから。浜名湖に掛ける時間を減らすつもりでした。また本気でやるのはいつでも出来ますからね。
ただ、今回の一件(今大会)で来年だけは今年と同じ熱量で浜名湖はこなそうと考えを改めました。
来年、年間優勝したらちょうど5年連続チャンピオンになるのでそれでキリ良く気持ちを変えたいなと思っています。

2024年最後にこんな試合をしてしまって本当申し訳なくあるのですが、今年も多くのスポンサーさま、応援してくれる皆さん、競ってくれる皆んなのお陰で無事に終えることが出来ました。
また浜名湖オープントーナメントは沢山の協賛スポンサーさまと、実行委員会の皆さんのお陰で成り立っています。名実共に日本最大のソルトトーナメントだと思います。
皆さん本当に今年も一年間ありがとうございました。

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