私のサポートを頂いているシマノ社に限らず、毎年各社からはロッドの新機種や新シリーズが発表されるわけなんですが、本当にどのメーカーも凄いなぁと思わされます。
前書いたことがありますが、私の約10年の経験則でいくと1プレイヤーとして何らかのカタチで企画から開発に携わったロッドで世に生み出せる本数って年2〜3機種がMAXだと思っています。
それ以上は私の釣行日数、キャパシティだと無理。
もちろんテスト段階で触ったり、テストに参加したりの本数はもっと沢山あるけど、自己発信自己ジャッジでの本数って意味です。
ぶっちゃけ2021年リリースされた中に私が企画したバスロッドはゼロです。ボートシーバスロッドの2本(ディアルーナBSのS66MLとB68ML)だけ。
もちろん満足いくロッドが出来たからといって、翌年リリースされるとも限りません。
なので単年に3本リリースしたこともあるんだけど(例えば2018年完成分から1機種、2019年完成分から2機種みたいに)、基本は年間で2機種をアウトプットし切るのが限度だと思っています。
それ以上やろうとすると私の場合は完成度が落ちる気がします。
なので、もちろん来年シマノからリリースされるシリーズや機種は知ってるんだけど、その中で今現在テストしているものはほぼゼロです。むしろ2020年の夏前には開発終了していたものもあります。
先日のTOP50霞ヶ浦水系戦では結果的にメインとなった3本の内、2本はそんなプロトロッドでした。
ただ逆に今回の一番最初に貼った画像の様に既に2017年4月に私自身はスーパー満足できる完成度のロッドでも、未だに市場投入されていない可哀想な機種も居ます(涙)
現時点で既に4年ちょっと。むしろ来年も出る予定はないから最低6年は完成から発売されない子です。もう永久に発売されないかもしれない(笑)
どこに行っても私のメインロッドの一つなので、かれこれ4年ちょっとの間に2回不注意で折ってしまい、今現在は3代目4代目が現役で活躍してくれています。更に予備を2本持っているので私だけで6本も(むしろ6回しか作られてないけど)使ってきた計算です。
ここらへんはただの嫌がらせを受けてるんじゃなくて(笑)
他機種、他シリーズとの兼ね合いやロッドとしての立ち位置的に製品化に進まないだけではありますがシマノ社も、一応私も真面目に物作りに励んでいるし、生み出したものを信じているからこそ。
出来上がったものは(出来上がっていなくても?)全部出せ!ってメーカーもひょっとしたらあるかもしれないけれど、シマノ 社で常に試行錯誤を繰り返していると思って頂けましたら幸いです。
ただいつも私は霞ヶ浦水系ではこのロッドがメインロッドの一つなので流石にそろそろ担当者が根負けして製品化されそうなので嬉しくなって書いてみました(笑)