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  1. エクスプライド&ゾディアス

ゾディアス266ML-G

今年の新製品ネタはシマノ社からはリールとライン(ピットブルG5)と、初めてデプス社でプロデュースさせて頂いたワーム(ブルスライド)に注力してきましたが、私がメインロッドとしているゾディアスシリーズにグラススピニングが追加ラインナップされました。

ゾディアス266ML-G

旧ゾディアスで私は260ML-G(6.0ft、MLアクション)というロッドの開発に携わらせて頂き、私の愛竿の一つでもありました。当ブログ読者の方はそのイメージの方も少なくないかと思います。

ゾディアス 260ML-G

そして今年、2020年にフルモデルチェンジしたゾディアスにグラススピニングが追加ラインナップということで、旧260ML-Gの後継機種と捉えていた方も少なくないかもしれません。
ただ正直、用途的には同じグラススピンでも性格はかなり違うロッドです。そして先に書いておきます。私のオススメは変わらず『旧ゾディアス260ML-G』です。

右がゾディアス266ML-G。左が旧ゾディアス260ML-G。

まずシマノ製品で私が良く使うエクスプライド、ゾディアスにはどちらにもグラスコンポジット(基本はベイト)のラインナップがあります。

エクスプライドのグラスコンポジットはカーボン量が多く、軽量でグラスの良さを備えつつもシャープな仕上がり。

一方、ゾディアスのグラスコンポジットはグラス量が多く、グラス素材の特性を活かしたグラスリッチな仕上がり。少し重量はありますがよりグラスの良さが際立つ仕様です。

エクスプライドとゾディアスには価格差がありますが、ことグラスコンポジットに関しては高いから良い、安いから悪いではなく、グラス量による特性の違いが両者にはあります。
旧ゾディアス260ML-Gのブログ記事にも書いていますが、260ML-Gは本来はエクスプライドとして試作していたロッドでした。それに6.0ftというあえてのショートレングスも相まってグラススピニングでありながら100gアンダー、カーボンロッドと変わらない使い心地。でもグラスの特性も合わせ持っているのが旧ゾディアス260ML-Gでした。

旧ゾディアス260ML-Gは何故か値段が上がり出してる(汗)

ここまでを読んで頂ければ予想がつくかと思いますが、今回のゾディアス266ML-Gは旧ゾディアス260ML-Gよりもグラス量が5%以上増えています。旧ゾディアス260ML-Gとは違い、ゾディアスのグラスコンポジットシリーズのコンセプトに則したグラススピンです。
加えてレングスが伸びたこともあり20gの増量をしています。
正直、これは市場での声が多かった要望でもあります。
基本、巻物用に使うグラスコンポジットで6.0ftは短いという声も多かったし、より巻物に向くようにグラス量を増やして欲しいという声も少なくありませんでした。
ただ私自身、旧ゾディアス260ML-Gはカーボンロッドから持ち替えても違和感のないギリギリのラインで且つ、グラス特性を感じられるギリギリを攻めていたロッドに仕上がっていたと思うので、今回はグラス特性は上がったものの、使用環境はかなり限られるというのが私の意見です。

グリップ長なんかもしっかり見直されてきっちりと作られていますが出番は少なめ。

そもそもグラスリッチなグラススピンのデメリットを羅列すると。

◯根掛かりが多い
しなやかすぎる為、ストラクチャーを喰いやすい。
ベイト+クランクならクランクの浮力でかわせるけど、サスペンドシャッド、ミノーとはエキスパートでないとかなり難しい。
砂地なら良いけど、スタックしやすい岩場はかなり不利。

◯トゥイッチ、ジャーク等のロッドワークには不向き
自重が重たくなるのでロッドアクションをするには数投が限界。なので基本タダ巻きに限られる。
事実、先日の釣り百景ロケで二日間メインロッドにしたら私ですら肩パンパンでした(涙)

◯糸絡みが増える。
特にPEライン使用時。どんだけガイドセッティングを出してもキャスト時のブランクの戻りが遅いのでティップセクションはライン絡みが増える。硬い柔らかいではなく胴ブレしやすいって意味。

主にこの3つを犠牲にして、よりグラスらしさを手に入れることになります。

左が266ML-G、右が旧260ML-G。バットガイドはYSGからKLHに変更。

もちろん使い道はあります。フィールドによってはゾディアス266ML-Gがメインになることもあると思います。
ただ、私はただでさえ用途の限られるグラススピニングを、更に用途を絞る仕様にするのはあまり一般的ではないし、なかなか使いこなせる人は多くないと思っています。
6.0ftは短い。レングスが欲しい。というのも理解できますが、過去に何度も書いていますがロッドレングスよりもライン号数を細くした方が飛距離に直結します。

口の中にルアーが入らなくても魚をキャッチできるのはもちろん魅力。

スピニングで小型クランクを投げる。
ボトム変化の少ないフィールドでタダ巻きだけに使用する。
そんな方にはゾディアス266ML-Gは非常にオススメです。

ただ私のフィッシングスタイルではグラスらしさを少しスポイルしますが、トータルで様々な使い方のできる旧ゾディアス260ML-Gの方がオススメです。
たぶん260ML-Gは今後、中古市場でも値段の下がらない隠れた名竿になると思います。

ロッド作りは本当に難しくて、特にコンポジットしたロッドは絶妙なバランスで成り立っているロッドも少なくありません。
旧ゾディアス260ML-Gはモデルチェンジで廃盤になってしまったけど、正当継承したロッドをいつか出すことも私の目標の一つになりました。

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