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  1. エクスプライド&ゾディアス

ゾディアス166M-G

昨日、今日とクランク縛りのロケを実施していました。
昨日は大雨で更に気温が朝から全く上がらず一桁の雨はマジで身体にこたえました(涙)

寒い中シャローに居残るのは大型ばかりだったのでそこは助けられた!

さて今回、クランク縛りなのでメインとしたのがゾディアスのグラスコンポジットロッドでした。
メインは2022年ゾディアスに追加となった166M-Gと、サブで同シリーズの166ML-G(こちらは2020年のファーストラインナップ)。

私がメインにするエクスプライド&ゾディアスにはそれぞれグラスコンポジットロッドが複数存在しますが、エクスプライドのグラコンと、ゾディアスのグラコンには明確な違いがあります。

過去記事にも書いていますが、ゾディアスシリーズのグラスコンポジットロッドはグラス量が多く(グラスリッチ)、俗に言うグラスロッドらしいグラスコンポジットロッドです。
具体的には40%〜グラスが使われています。
フルグラスやピュアグラスなんて言われるロッドに近いのがこちら。

一方のエクスプライドシリーズのグラスロッドはグラス量が(ゾディアスに比べて)少なく、カーボンっぽさを残したグラスコンポジットロッドです。
具体的には〜40%グラスが使われています。

まず最初に書いておきますが『どちらが良い!これが正解!これ以外ダメ!』みたいな話ではありません。
この後に私自身の考えと、その理由は書いていきますが(今現在の私なりの結論ってことですね)、私が行かないようなフィールドもあれば、違う使い方をする方も居るし、魚のアベレージサイズから人の体格まで様々です。もちろん好みもある。
ただ私自身が日本人の平均体系ど真ん中なので限りなく平均的な感覚に近いのでは、参考になるのではと思っていつも書いています。

今ロケでメインにしたのはゾディアス166M-G。

さて今現在、エクスプライドとゾディアスにはそれぞれグラスコンポジットロッド(ベイトに限ります)がありますが、多くが前モデルから継承されている番手、テイストです。
既にエクスプライドは3世代目、ゾディアスは2世代目で、前モデルにもほとんど同じモデルが存在します。

モデルチェンジしていますが、番手同じなら新旧ほとんど変わりません。

エクスプライド
165ML-G
170M-G
ゾディアス
166ML-G
170M-G
172MH-G

この内、前モデルに無かった機種はエクスプライド165ML-Gだけで、この機種も前エクスプライド163ML-Gのモデファイです。
つまり『ここ10年ほとんど変わっていない』ということになります。少なくとも私の主力エクプライド&ゾディアスに関しては。
これを『手を抜いてる』と勘違いして欲しくないんですが、『既に完成している』と思っているからで、冒頭で書いたように性格の違うグラスコンポジットロッドをエクスプライド&ゾディアスに落とし込んだこのラインナップが盤石なだけです。

そんな中で今年、過去に無かったゾディアス166M-Gが追加となりました。
ソリッドティップベイトやグラススピニングなんかの特殊番手に比べて派手はさありませんが、黒田プロデュースなのがこの166M-Gです。

2020年秋には完成していたこのロッド。DEEP-X200Tにて。

私の中での(グラスコンポジットの)エクスプライドとゾディアスの使い分けは『持ち替えが多い時のエクスプライド』『クランクを投げ続ける時のゾディアス』でした。

グラスリッチなゾディアスは確かにしなやかでルアーの水噛みも良いしキャストもリズムが出る。
ただ欠点もあり、持ち替え(特にスピナーベイトやチャターベイトなんかのシングルフックを刺せる硬いロッド)が多いとロッドでフッキングをしてしまい刺さり切っていないことが多く逆にグラスロッドだからミスをしてしまうことが多発します。
しなやかなグラスリッチなグラスコンポジットロッドはフッキングモーションよりも巻きで合わせ切る必要があるからです。
一方のエクスプライドのグラスコンポジットロッドはカーボンロッドのようにフッキングしても多少は刺せる(カーボン多=カーボン近)ので持ち替えが多い時は同じ感覚で使えます。
ただやはりグラスらしさはゾディアスには及ばず、そのメリットも半減します。

その為クランクメイン時はゾディアスのグラスコンポジットを。色んな釣りをしながらならエクスプライドのグラスコンポジットや低弾性カーボンロッドをチョイスしていました。

昨年の桧原湖戦はスピナーベイトとローテーションしながらクランキングだったのでプロトの低弾性カーボンロッド(グレイハウンドMLが最も近い)をチョイス。

そんな感じでエクスプライド×ゾディアスのグラスコンポジットロッドの使い分けで不満は無かったのですが、長年一つだけ欲しい番手がありました。
それが今回追加となった166M-Gです。

上記ラインナップを見ても(エクスプライド、ゾディアス共に)、6ft半ばのMLと、7ftのMに分けられます。
165ML-Gや166ML-Gでは有名どころだとワイルドハンチやブリッツ、RC1.5なんかのシャロー〜ミドルダイバーをメインとします。
170M-GはDEEP-X200シリーズやファットペッパー、DT10なんかのミドル〜ディープダイバー、もしくはイヴォーク2.0やRC2.5なんかの2番サイズのフルサイズシャロークランクがメインとなります。

ただ、この後者(170M-G)の分野をシャロー&ショートディスタンスで行うには7.0ftはちょっと長い。
リアグリップも長いので取り回しが悪く、キャスト数が増えると手首の負担もキツい。
加えて両方(ML-GとM-G)をやろうと思うと2タックルを載せる必要がある。
前ゾディアスには170ML-Gという両方が出来るラインナップがあったんですが(パワーはML-Gですが、長さを利用してM-Gに近いルアーも扱える)、個人的には『短くて硬い方(M-G)が欲しい』とずっと企画していました。
そして出来上がったのか今回の166M-Gです。

今ロケはこの166M-Gでほぼ全ての魚をキャッチしました。

166ML-Gのようにスモールクランクはきついけどワイルドハンチ、ブリッツ、RC1.5は問題なくこなせるし、DEEP-X200、ファットペッパー、DT10も問題なくこなせます。
たぶん今後はとりあえず166M-Gを積んで、深掘るなら166ML-Gや170M-Gにスイッチしていくスタイルになると思います。

ロケ2日目の本日もこのロッドで最大魚をキャッチ。

冒頭で書いたようにエクスプライドで3世代目、ゾディアスで2世代目。その間に既にもう皆さんこの中の1機種くらいは使ったり持っていたりすると思うんですね。
同じ番手を買い替える必要がないくらい基本テイストは変わっていません。繰り返しになるけどそれは完成しているから。極論、モデルチェンジしても買い替える必要はないです(笑)大切に旧モデルでも使って沢山魚を釣ってあげて下さい。
そんな中で今までの166ML-Gと170M-Gの間が欲しいなぁとか、ショートのM-Gが欲しいなぁと私と同じように思っていた方には一度触ってみて欲しいロッドに仕上がっています。
地味ですが自信作です。

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