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  1. エクスプライド&ゾディアス

エクスプライド168MH-S

毎年恒例2月の忙しさと、ちょっと体調を崩したことにかまけて自身が開発したエクスプライドの追加機種について解説をしていませんでした。ごめんなさい。

とゆーことで月内にエクスプライド2機種、ゾディアス1機種の追加機種を皆さんに開発背景などを交えながらお話していきたいと思います。
ちなみにYouTubeチャンネル『クロチャンネル』では既に解説済みなのでそちらを更に掘り下げた内容を目指します。

初日の今日はエクスプライド168MH-Sという機種。
6.8ftのMHアクション・ソリッドティップです。

エクスプライド168MH-S

昨年、フルモデルチェンジしたエクスプライドですが、そのファーストラインナップの中に1610M-Sという機種がありました。こちらも私の監修です。
人気番手1610Mをソリッドティップ化することにより、そり先調子でソフトベイトに特化した仕上がりになっています。

ゾディアスにも167M-Sや169MH-Sといった機種があります。
良く『それのエクスプライドverですよね?』って聞かれたりするんですが、何度も書いてきていますが全く違います。
ゾディアスのM-SやMH-SはMHブランクスにMLソリッドを繋いで中間のMだよね(M-S)としたり、HのブランクスにMソリッドを繋いで中間のMHだよね(MH-S)としていて、ギャップが凄く大きい機種です。チューブラーとソリッドの繋ぎ目も硬さや太さが大幅に変わるので一目で分かります。

一方、エクスプライドの1610M-Sや168MH-Sは、MアクションにMソリッドを繋いでいたり(M-S)、MHアクションにMHソリッドを繋いでいます(MH-S)。繋ぎ目も人によっては分からないレベルです。
そうすることによって『ティップからバットまで均一な硬さだけど、穂先から曲がる(先調子)ロッド』に仕上げています。
特に同じMやMHと比べてソフトベイトなどを丁寧に扱うのに適しています。

開発当初(3年前)は166MH-Sで開発スタートさせていました。

2021年に6.6ftから6.8ftに変更としました。
理由は様々あるのですが、一番は2012年、2017年モデルにあった168MHという機種がかなり使用頻度が高かったこと(22エクスプライドでは167MHにレングスダウンした)。
そしてカバー周りでの使用が多いので6.8ftの方が総合して適していると感じたからです。

6.8ftに変更してからもソリッド部の長さ、硬さ違いで何タイプかを試作。

この内の一本が昨年、TOP50霞ヶ浦戦での優勝争いの原動力となったメインタックル。
5or6gのジグにバルビュータ3.5インチの組み合わせでのスイミングに使用していました。

霞ヶ浦戦で9割以上の時間握ったのがこの168MH-Sです。

1610M-Sと168MH-Sの使い分けはシンカーウェイトやワームサイズ、カバーの濃さによって変わるんですが、概ね10g以下は1610M-S、10g以上は168MH-Sの出番。
もちろんガード付きジグだと上記したように5gでも168MH-Sだし、ロングワーム(ボウワーム12とか)は必ず1610M-Sでやったりするので必ず『コレ!』ってのはありませんが、私の中では2機種でワンセットって感じでとにかく全国どこでも出番の多い2機種でもあります。

昨年、弥栄ダム戦の優勝を支えてくれたのは1610M-Sで。

霞ヶ浦戦の3位を支えてくれたのが今回の168MH-Sでした。

既に1610M-Sをお使いで気に入って頂いている方には絶対に気に入って貰える機種だし、逆に今までのMやMHに『もう少し操作性を上げたい』と思っていた方にも最適な2機種です。

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