今年のシーズンオフは自身の環境変化でバタバタして気付けば3月も数日が過ぎてしまいました。
人生の中で最も短く感じたシーズンオフ・・・というか、1月2月はシーズン中より忙しかったです(汗)今月からは通常運転!少し減っていたブログ更新も頻度を上げていきます。
コツコツとボート関連は準備していたので、土日で釣具を一気に準備して本日は移動日。明日から七色ダムで初戦へ向けた練習開始です。
さて、本格シーズンイン間近ということで、毎年毎年この時期に書いているジャークベイトのフックについて本日また書いておきます。
ジャークベイトフック過去記事はコチラから↓↓↓
※2022年、2023年の春の記事ですが、更にそこからジャークベイト深度別使い分け(黒田ver)に繋がるので無限に読むものが続きます(笑)
私の場合は特に春のジャークベイトで立木やオダ、ウィードなんかのカバーを攻めることが多いのですが、当然『中層で止めること』を物凄く大切にします。
『低水温期だからスローな魚に止めて見せて〜』的なことが良く謳い文句にされますが、個人的にはそれよりも上記したようにストラクチャー周りを攻めるのでそもそも『沈む=引っ掛かる』のが凄く嫌です。良い場所、特に春に魚が上がって来るような場所って多くはないから極力、こういったミスは減らしたい。
なのでジャストサスペンドはあまり気にしていなくて、むしろフロロの重さを加味してスーパースローフローティングくらいが私の好みです。
ただそうは言っても問題もありまして。
純正フックが軽過ぎて何に交換しても沈んでしまうジャークベイトが世の中には存在します。
たぶん皆さんご存知だと思うんですね。
それこそなんとかしようと、以前私がメガバス在籍時には塗装を薄くして、リングを小さくして浮力を確保した『ワンテンレーシング』なんてのも作ったんですが、既に廃盤だしカラーも重ね塗りできないから薄く単調なものしか塗れませんでした。箔とかも無理。
ちなみにこのアウトバーブの通称カツアゲフックと呼ばれるフックですが、どれくらい軽いかといいますと。
だいたい#6のブラックバス用フックって0.45〜0.50gで、ちょい太くなると0.55gくらいが一般的です。
つまり3本(スリーフック)合計すると0.4〜0.5gくらい重たくなる。小さなネイルシンカー1つ分。そりゃ沈みますよね。
ただこの純正フック、正直好みがかなり分かれるフックで私はかなり苦手です。ミスが増える。
トラウト用やライトソルト用なんかの完全な細軸にすると、基本ベイトで扱うルアーだから今度は強度が足りない。
なんとかしたいけど適合するフックが無い。そんな状況が長年続いていました。
そこで数年前にBKKで『普通軸と細軸のちょうど中間で、更に重量が軽いトリプルフック』を作りました。
BKKにはスピア21という『ブラックバス用レギュラーフック』があります。
クセの少ないラウンドベンドに普通軸のオールマイティに使えるフック。
スピア21自体は#18(35mmルアーに2個付けられる)から#5/0(300mm超のルアーに3個)という脅威のラインナップなオーソドックスど真ん中トリプルフックなんですが、全く同形状で細軸までいかない普通細軸くらいに仕上げているのが上記のスピア20です。
この中の#6はワンテンシリーズに取り付けても『沈まない』重量に合わせ込んで開発されています。
元々、スピア20はシャッドやミノーをベイトフィネスやPEスピニングで扱うことを考えて開発されていて、一昔前の『小型プラグ=スピニングでモノフィラライン』前提で作られた細軸フックでは弱過ぎる(でも普通軸では強過ぎる)ってのを解消するために作りました。
#12〜#8はそんなミノー、シャッド用だったんですが、#6に関しては完全に『浮力調整がシビアなスリーフックジャークベイト』を強く意識してのラインナップです。
#4、#2は同様のジャークベイトやビッグベイト。
もちろん一般的な細軸よりは太い普通細軸とはいえ、普通軸よりは細いのでやはり伸びます。
ただ致命的に伸びるとかは無いし、伸びても魚がキャッチできるレベル。細い分刺さりは良いので刺さり切ればまず伸びません。
トリプルフックのスリーフックジャークベイトは針が多い分、当然根掛かり易いです。
沈むようになってルアーロストしたり、魚をバラしてミスするくらいなら是非、交換をオススメします。
書いてきたワンテンシリーズはもちろん、他のジャークベイトにももちろんオススメです。