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  1. ノンジャンル

チャンスとピンチ

浜松に帰ってきたほうが間違いなく時間的拘束時間は長いですが、
数少ないメリットは美味しいご飯屋さんにありつけること。
いやぁ、毎日ドタバタです。
さて、先日僕と同い年の子から『釣りと距離をとろうかと思う』とカミングアウトされました。
昨年末くらいから色々と悩んでいたのは知ってたし、
何度か相談されたりもしてたので驚きはしなかったが、
内心では『やっぱりそうなるよな』と感じた。
お互い近くに住んでいたワケではないけど、全く同じ時代を生きてきた僕達。
同じように釣りの世界に憧れ、同じような夢を見ていたと思う。
ただ現実はやっぱりそんなに単純なものではないし、
大人になるにつれ考えなければいけないことは間違いなく増えてくる。
彼が釣りを一時ではあるが辞めようと思うとみんなに言った時に、
僕達よりも年上の方々は『無理のない範囲内でやればいいじゃないか』
という意見もあったみたいだが、それが難しいのは同い年の僕にはなんとなく分かる。
20代半ばという中途半端な年齢は、夢だけを無心に追いかけられるほど無知でもなく、
かといって完全に一線を引いて『ただの趣味』と言えるほど大人でもない。
『やるかやらないか』
0か100かの選択しかないのかもしれない。
僕は『やるならトコトン』を選び、
彼は『やれないなら続けない』を選んだ。
どちらの選択もまた違った苦しさと辛さがある。
ただお互いに釣りが大好きだからこそ決断を迫られたんだと僕は思う。
例え好きなことであっても、何か一つのことを追い求める際に発生する、
苦しみや辛さには目を向けず、
『いつかチャンスが来るだろ』
それぐらいのテンションで、
ダラダラと自分が楽に出来る範囲内だけでしか努力しない同年代も僕は沢山知っている。
ただ毎日の仕事をこなすだけで、楽しみは次の休みと男女のホレタハレタしかない連中が回りにはほとんどだ。
それに比べれば彼の選択というのは残念だけど立派なのかなと思う。
少し生意気なことを言いました。まだまだ僕はクソガキです。
いつか『あの頃は若かったね』と笑いながら釣りができる日を楽しみにしています。
お仕事頑張って一人前になって下さい。

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