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TOP50第3戦SDGマリンCUP 霞ヶ浦

昨日まで灼熱の霞ヶ浦で開催されていたTOP50第3戦SDGマリンCUP。本日も詳細を記していきます。

会場は3日間、SDGマリンヨコトネベース。

スタートは横利根川にあるSDGマリンヨコトネベース。
下流側には北利根川、常陸利根川、外浪逆浦が広がり、上流側は霞ヶ浦全域がエリアとなる今シーズン最大エリアでの一戦。
昨年第3戦はもう少し時期が遅く(7月第4週)、更に上記エリアに北浦、鰐川も加わっていた為、昨年に比べると『ちょっと時期早くて、ちょっと狭いエリア』での開催となりました。とは言ってもエリアは広大(隅から隅だとバスボートでも1時間)だし、かなりの暑さの中での開催でした。

直前プラ2日間はポロポロ釣れました。

今大会、私はプリプラクティス(事前練習)を行えませんでした。
第2戦→第3戦は毎年インターバルが短く、それでも当初は第2戦終わりに直行して3、4日は練習をする予定だったのですが5月末に決まったTVロケがどうしてもスケジューリング出来ずプリプラを潰すことになりました。
基本、私の中ではTOP50トーナメントを最優先に年間スケジュールを年末には組むのですが、今回は色々と考えて苦渋の決断でした。
ただそれが大幅な不利になると思ってもおらず、特に霞ヶ浦水系に関してはプリプラ→試合どころか、直前プラ→試合ですら再現性はあまり望めません。
毎日その日を釣っていく必要があり、そういった意味で『霞ヶ浦水系をより理解する』為に練習をする必要はありますが、『2週間以上前のプリプラが直接試合に影響する』ことは少ないと感じています。

そんな感じで直前の2日間の練習に臨みました。
練習初日は下流方面(北利根、外浪逆浦、常陸利根、一部霞ヶ浦)を周り、2日目は霞ヶ浦を見て回りました。

毎年恒例ですが、初日はハーツマリン高橋さん、2日目はボトムアップ草深さんに湖上話し相手になって貰いました(笑)

手応えとしては下記な感じ。
初日(下流)
・ドッグ壁ヘビダン
・葦前バックスライドピックアップバイト
・葦カバーネコ
2日目(霞ヶ浦)
・ドッグ横杭ネコリグ
・シャローブッシュ見えバスノーシンカー
・葦前杭ネコリグ
・流入河川オダヘビダン

魚自体が見えて釣り上げ無かった(フッキングしなかった)のを合わせて間違いなくブラックバスはこの計7回でした。
本来この『梅雨→夏への移行期』はエビの産卵時期に重なり、シャローが熱くなる季節。
ただ明確にエビボイルが多発したり、エビが群れている様子を見ることもなく練習は進みました。例年よりかなり少ない。
水色や水位、水温などのコンディションを掴みながら、適当に釣りをして計7回のバスからの反応は一見すると良いように感じますが、ご覧の通り『全て違う場所、釣り方』でしか魚からの反応は得られていません。
加えて釣れた魚の大半が400〜500gのキーパーサイズで、練習中のMAXはブッシュで喰った見えバス(合わせなかった)の800gくらい。
正直、練習終わった段階では『釣れなくはないけど絞れない。サイズも狙えてない。』そんな感じでした。

とはいえ、前週開催されたJB霞ヶ浦の結果を見てみたら100名超が参加してウェイン率が40%ほど。
単純にキーパーも捨てきれなくて、きっちりと魚を釣っていきながら当日決めつけすぎずに動くしかないなと思って試合を迎えました。

前日オフリミットは一日掛けて準備!この日から一気に真夏日に。

下流側に行くか、霞ヶ浦側に行くかは当日朝まで考えてなかったけど、霞ヶ浦側の方がエリアとしては広いのでバッティングなどでリズムが崩れる可能性が低いので手応え変わらないならと、霞ヶ浦側をチョイス。
初日は霞ヶ浦側or下流側、選手半々だったように感じました。

今回も相棒はチャージャー210エリート。

朝一は西浦方面へ走りながら古渡エリアからスタート。
こっから土浦方面へ釣り上がって行く予定でした。
エリアも釣り方も絞ってない(良くも悪くも)ので、水深もストラクチャーもルアーもとにかく取っ替え引っ替え。
すると9時過ぎに古渡シャローのブッシュで5分の間にキーパーが2連発します。ルアーはカバースキャット2.5インチのノーシンカー。
そのエリアだけスジエビが泳いでいて『あれやっぱりそゆこと?』とより丁寧に流します。
今思えばこの『キーパー2匹』のお陰で初日順位は付いた(41位以下は参加点5P)訳なんですが、正直この2匹の連発でメチャクチャ縮こまった展開になります。
心のどこかで『あと一匹小さくても良いからリミットメイクしたい』って気持ちもあって『このまま続ければ揃うかも』と思考を停止させてしまっていた気がします。
あれだけ試合前に決めつけないようにしていたはずなのに、気付けばたった2匹のキーパーで頭はガチガチでした。
当たり前のように何の反応も得られず、無駄に入り直したり(釣れてないのに)してしまいあっという間に初日はタイムアップ。

初日は2匹880gで32位スタート(汗)

上は3キロ台こそ居なかったものの、戦前の予想よりも皆んな釣れていてノーフィッシュも数人だけ。
明日釣らなかったらこのまま私の第3戦は終わる。
体調不良が重なったりして頭も身体もパフォーマンス下がってたのもあるのかもしれないけど、そんなのただの言い訳。管理含めての勝負。

ってことで初日終了後に再度通院して最強咳止めを処方して貰うことに。

夜は色々考えて、改めて自戒を。
2日目はきっちり自分らしくランガンする。広い霞ヶ浦を広く使って。

後がない2日目がスタート!

初日は東風が強く、行きたくても悩んだエリアもあったんですが2日目は終始微風予報。
そこであえて初日風表で誰も触れなかったであろう西浦南岸エリアからスタート。

プラの感触通り、とにかく水深もストラクチャーも手を変え品を変え。
どうしても初日なんとかキャッチしたカバースキャットに手が伸びがちだけど、決めつけ過ぎずに。
するとまさかの最初のエリアで見えバス発見!しかもキロくらい。
こいつはすぐにカバーに入っちゃったんだけど、周囲を撃ちながら進むと3匹のスクールに出会ったりしてサイトで600gとキロフィッシュをキャッチ。
ルアーはRVバグ3インチのノーシンカー。最初は似たような違うワームを使ってたんだけど一発すっぽ抜けたので、ストレージから探したのがこのRVバグ3インチでした。落ち着いて湖上でラバーチューンまでした(笑)

そっから魚は見えなくなったものの、各所をランガンして3匹キャッチ。合計5フィッシュで入れ替え2回。
後半3匹は全てカバースキャット2.5インチのカバー撃ちでした。

2日目は3匹2350gで単日7位、予選は12位通過。

初日軒並み下位に沈んだシャローをやっていた選手がかなり上位にランクインしていた2日目。青木さんとか早野くんとか。
2日目終わりに早野プロと『今日はシャロー凄かったな。エビ沸きまくってた』って話になり、他エリアもそうだったのか(そしてそれを見逃さない捲ってきた各選手凄い)と思いつつ、何でだろう?何が昨日と違う?と思っていたら早野プロが『黒田さん。今日から大潮っすよ。一気に産卵のエビが上がったかも』と言われてハッとしました。
ダメだ全然調べてなかった。

最終日も自分を信じて霞ヶ浦をランガン。

予選終了時点でトップとはかなりの差があるものの、お立ち台までは600gほどの差。
僅差って感じるかもしれないけど、今の霞ヶ浦ではこの差はメチャクチャ遠い。600gどころか魚を釣ること自体がかなり難しいってのが本音。
でも初日の出遅れからここまでは来れた!

最終日も自分を信じてエリアをランガンしながら、ベースはカバースキャット2.5でカバー撃ち。魚が見えたらサイトで狙うのレパートリー。
2日目よりは魚が減っている印象で(事実2日目にスコアアップした選手も皆んな同意見だった)、なんとかカバー撃ちで2匹絞り出すのがやっと。

最終日は2匹1162gで単日15位。

最終成績は15位でギリギリ入賞で霞ヶ浦戦を終えました。
終始状況も掴めてなくて、途中やっぱりプリプラ来るべきだったと思ったり、体調悪くて集中出来なかったりと正直なかなか上手くいかない試合でした。
霞北浦水系でのTOP50戦の15位はここ4.5年の中で最も悪い順位ではあります。ただそんな最悪の中での最善だった、及第点の試合内容でした。
有難いことに今年の最終戦には北浦戦が控えています。またすぐにこの水系で試合が出来ることが楽しみです。

トレーラーウェインを最後尾から撮影してみました。

今大会の冠スポンサー及び会場は私のスポンサーであるSDGマリンでした。
間違いなく最も整った設備&観客の皆さんの前でパフォーマンスをお見せできるチャンスです。
またこの場で最後のトレーラーウェインが出来るように頑張るのみです。

TOP50SDGマリンチーム

今大会もサポートメーカー各社には多大なるサポートを頂きました。
特に昨年同様、霞ヶ浦戦の会場となった私のメインスポンサーであるSDGマリンにはボートのサポートからメンテナンスまで今回も多大なサポートを頂きました。
応援頂きました皆さま、会場にお越し頂きました皆さま、そして競ってくれた選手全員にも感謝です。

メインタックル

○カバースキャット用
・エクスプライド166M/シマノ
・メタニウムHG KTF/シマノ
・シューター12lb/サンライン
・カバースキャット2.5インチ/デプス

○サイト用
・エクスプライド261UL-S/シマノ
・ヴァンキッシュ2500SHG/シマノ
・シューター4lb/サンライン
・RVバグ3インチ/ジャッカル

ボート チャージャー210エリート/チャージャーボート(SDG Marine)
魚探&エレキ GPSMAP1223XSV、1222XSV、7410XSV(フロント)、GPSMAP8410XSV×2(リア)、フォース(エレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム(インパルスリチウム)、オプティマイエロートップ/オプティマバッテリー(GWインターナショナル)

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