今週から再びバスフィッシングに集中の1ヶ月がスタート!その前に東京湾、大阪湾、浜名湖と続いたソルトweek最後に開催された昨日の浜名湖オープントーナメント第3戦の詳細を記しておきます。
さて今回なんですが、実に3か月ぶりの浜名湖でした。前回の大会ぶりです(汗)
ご存知な方もいらっしゃるかもしれませんが、私は幼少期から浜名湖の近くに住んでいて、圧倒的に近い釣り場が浜名湖です。
ただ近年は浜松に居る時間が少ないことに加えて、浜松に居てもなかなか時間を作ることが出来ずにいる状態が続いています。
今年は初戦から大きく順位を落としており、浜名湖オープントーナメントにおいてはここ数年年間優勝を目指している中で首の皮一枚繋がっている第2戦、そして今大会と続いています。
全国的にそうだったと思うのですが、残暑厳しかった今年ですが、先週半ば木曜日くらいから一気に秋めいてきました。
金曜日、土曜日の天候が曇りや小雨だったこともありますが、それまで連日30℃超だった気温が一転。朝夕は若干肌寒く日中でも26.7℃くらいな数日が直前にありました。
『一気に秋になる』訳ではありませんが『真夏ではない』コンディションは明らかだったように思います。
前日はいつも通り広いエリアを素早くチェック。
浜名湖の秋ってどんなかというと、バイトの数や魚のキャッチ数だけいうと『全シーズンを通して一番多い時期』です。
特に小型のクロダイやキビレが良く釣れる時期で(1年魚や2年魚がガンガンアタックしてきます)、特に地形変化が明確な場所なんかでソフトルアーを投げれば毎キャスト(真面目に毎キャスト)バイトがあるくらいです。
ただ同時に『サイズを狙って釣りにくい時期』でもあります。バイトがあるだけに小型サイズに終始してしまったり、良いサイズがどこだと釣れるのか分かりにくかったり。実際、小型サイズに混じって良いサイズが同じ場所、ルアーで釣れたりしてしまうので余計にタチが悪い季節でもあります。
普通に釣りするだけなら最高の季節なんですが。
前日の練習で私が気付いたことと、大会当日の条件を箇条書きします。
・大潮2日目の一番大きく動く日(潮位差1m)
・朝7時満潮で大会中ずっと下潮(一番釣れるとされる潮)
・大会前々日から当日朝までずっと曇/小雨
・大会当日9時くらいから快晴予報
・大会当日は朝6m、昼8mの強風予報
・水温は全域で23〜24℃
・バイトはいたるところであるけど大半が小型クロダイ
・こういう時はサイズを狙うなら水面。事実練習ではトップで最大魚
・私のオハコのストラクチャー撃ちは連日の曇天と水温低下で大半がお留守。居ても小さい
・シーバスは目視できるのも皆無
・キビレが産卵前で太い。キロちょいが結構釣れそう
・逆にデカいクロダイ行方不明。たぶん連日の曇天で家出
こんなところだったように思います。
正直、狙ってサイズだけを釣るのが最も難しいタイミングに感じて、上記したように『サイズを出すなら水面が確率が高い』くらいの手答えでした。
ただこれは通年このタイミングはそうなので、ある種の『いつも通りの秋の始まり』といった感じでした。
普通に考えると3匹のリミットはすぐに揃いそうだけど何も考えないと30cmそこそこ(キーパーは30cmから)のクロダイ&キビレ3匹で1800gくらい。これは沢山いそう。
その魚を沢山釣って900g平均に出来れば2700g。
たぶん私の場合は上手くいかなかったらここらへんで止まりそう。
産卵前の40cmくらいのキビレ(キロちょい)で揃えられれば3300g前後かな。これだとまだお立ち台に上がれない気がする。ここを最低目標にして。
これにラッキーで前日プラで出会えたような1200とか1300gのキビレとかクロダイ入ってくれねーかなの3500g。たぶんこれならお立ち台はイケそう。これが目標!
頑張れ俺。
前日には2種(ライズジョイントとポップホーン)しか積んでいなかった水面ルアーから『チヌトップ本気BOX』を積んで、更に針先が怪しいルアーは全部新品フックに交換をしました。逆に言えばそれくらいしかやることがなかった。
当日は予定通り色々試しながらスタート。
ノンキーの猛攻を受けながら、比較的早い段階(開始45分くらいかな?)でリミットは揃ったけど800、700、600gとかだったと思います。
釣り方はフリーリグにジグヘッド、ノーシンカーサイトとバラバラ。
予想以上に風が強くて水面でのサイズ狙いが難しい(エリアが限られる)ので、ルアーローテーションしながら色々試すとハードボトムに杭が絡むスポットでボトムアップのジョリーでキロアップキビレをキャッチ!
キビレは群れで動きやすいので『1匹釣れたなら同条件のスポットで連発あるかも!』と同エリアをジョリーで攻めると連発して入れ替えを繰り返して1200g、1150g、1050gのキロオーバーで揃う。たぶん時刻は10時半くらいだったと記憶しています。ちなみに全部キビレでした。この時点でトータル3400gくらいだったはず。
同タイミング、同エリアで同じような動きをしている選手が居て、釣れてるだろうなぁと思ったのですが(たぶんお互い思ったはず)これは後述します。
その選手は4位でした。
そこからガンガン晴れてきたので少ないだろうけどストラクチャー付きのデカいクロダイを釣ろうとオハコの釣り(今回は強風の為、2.5gジグヘッドにスイングインパクト3インチ)にシフトすると12時過ぎに1400g弱のクロダイが入ってくれて一気に300gのウェイトUPをして帰着となりました。
結果3795gで優勝となりました。
優勝はいつぶりだろ。たぶん3年ぶりくらいのはずです。
運も必要なタイミングの試合で、きっちりやれることをやって最後に運も味方してくれた試合だったように思います。
もし最後の入れ替えが無ければ4位くらいだったはずです。
ここからはオマケ話です。
ボトムアップのジョリーが対チヌの水面系ルアーのフォロワー?ローテーション?として効果的なのは22年夏の発売直後から感じていて、たぶん過去にも2回くらいSNSに出したことがあるはずです。
『チヌを釣る』という意味ではどんなルアーでも可能性がありますが『このルアーでも釣れる』という次元ではなく、他のルアーでは代用が効かないこと、明確な使い道があること、何よりも『単純に釣れる』ことから『チヌトップに出切らない状況で必ず登板するルアー』でした。
私の中でいくつかある公開しないテクニックの一つでした。
唯一、動画付きで使い方や釣れる理由を公開していたのがオンラインサロンでした。確か2年前くらいに書いたはず。
私のサロンは現在130名ほどのメンバーさんなんですが、ソルトメインの方は30名ほどじゃないかなと思います。
その中で皆さんがコッソリ試して楽しんでくれていたルアーの一つがジョリーです。
今大会、同エリアで4位に入賞した選手(オンラインサロンに入ってくれています)と帰着後にお互い『何で釣ってた?』という話になり、まさかのルアーまで全く同じジョリーでビックリしました。
彼曰く『2週間前の大潮から強烈に効いていた』とのことで、ボロボロになったジョリーを見せてくれました。
念の為ですが、もちろん大会前の情報共有とか一切しないです。皆んなも私も本気でやってるから教えないです。
暗黙の公開日になったことでその他にTOP10フィニッシュした他のメンバーさんなんかもジョリー公開をしてくれていました。
一応、オンラインサロン(私に限らず)は内容口外禁止なのでジョリーネタを今までサロンメンバーさんもほとんどネタにせずにいてくれました。サロン内のマナーの良さにいつも感謝しています。
皆さんも是非、お試しください。ビックリしますよ。
今大会もスポンサー各社さまにご協力、ご理解頂き参加することができました。
大会スポンサー各社さま、大会実行委員会の皆さん、競ってくれた皆さんのお陰で本気で参加することができました。ありがとうございました。
◯ジョリー用
ロッド ブレニアスエクスチューンS72ML/シマノ
リール ヴァンキッシュ2500S/シマノ
ライン ピットブル0.8号/シマノ
リーダー アルミーロ19lb/サンライン
ルアー ジョリー/ボトムアップ
◯ジグヘッド用
ロッド ブレニアスXR S72L+S/シマノ
リール ヴァンキッシュ2500SHG/シマノ
ライン ハードブル0.6号/シマノ
リーダー Vハード3号/サンライン
ルアー スイングインパクト3インチ/ケイテック
ボート AVX1980CC/ベクサスボート(SDG Marine)
エレキ フォースプロ(エレキ)/ガーミン(G-FISHING)
バッテリー インパルスリチウム16V-60A&36V40A/インパルスリチウム